マック・ミラーが全米No.1に！

Thursday, November 17th 2011

巷で話題の新世代と言われるラッパーたちの中でも、19歳と若く怖いもの知らずなピッツバーグの白人MC、マック・ミラーが遂にデビューを果たします。リリースはインディーのThe Rostrum Recordsから。

最初のミックステープを発表したのは15歳と早熟で、2010年の『K.I.D.S (Kickin' Incredibly Dope Shit) 』でメディアにも注目されるようになります。 また毎年話題になるXXL誌Freshmen（新人）特集において今年紹介されたことも記憶に新しいでしょう。

アルバムからは「Frick Park Market」と「Smile Back」のPVが公開済み。次々とミュージック・ビデオを制作し、自分の個性と世界観をアピールする手法で現在、人気急上昇中。 プロデューサーはRitz Reynolds、ID Labs、Clams Casino、Young L(The Pack)など。

90年代黄金期のヒップホップと、同郷のウィズ・カリファに影響を受けたというミラーのスタイルは非常に聴きやすく、日本のヒップホップ・ファンにもとっつきやすいのではないでしょうか。

 「Smile Back」PV
 「Frick Park Market 」PV

 マック・ミラーのPVを制作しているRex Arrowのサイト


遂にリリースされたデビューアルバム『Blue Slide Park』！ 発売第1週で14万4,000枚を売り上げ、なんと、ビルボード200で初登場1位を獲得。 インディ・レーベルからリリースされたデビューアルバムが初登場でNo.1を獲得したのは1995年のドッグ・パウンドの『Dogg Food』（Death Row/Interscopeからのリリースでしたが配給はPriorityから）以来初！

トラックリスト

1. English Lane (Prod Ritz Reynolds)
2. Blue Slide Park (Prod ID Labs)
3. Party On Fifth Ave. (Prod ID Labs)
4. PA Nights (Prod Mansions on the Moon)
5. Frick Park Market (Prod ID Labs)
6. Smile Back (Prod ID Labs)
7. Under The Weather (Prod ID Labs)
8. Of The Soul (Prod ID Labs)
9. My Team (Prod Clams Casino)
10. Up All Night (Prod ID Labs)
11. Loitering (Prod Young L & ID Labs)
12. Hole in My Pocket (Prod Ritz Reynolds)
13. Diamonds & Gold (Prod ID Labs)
14. Missed Calls (Prod Ritz Reynolds)
15. Man In The Hat (Prod ID Labs & Ritz Reynolds)
16. One Last Thing (Prod Clams Casino)

関連サイト

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新勢力続々！

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  OFWGKTA

  今年、サマソニでも大暴れした、平均年齢20歳のヒップ・ホップ集団。リーダー格のタイラー・ザ・クリエーターはMTV VMAで新人賞受賞。タイラー以外にもフランク・オーシャン、メロウハイプらが所属。スケーター・カルチャーとも深いつながりがある。

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  ドレイク

  新世代の代表的存在。リル・ウェイン率いるヤング・マネー所属のカナダ出身のラッパー、ドレイク。浮遊感漂うけだるいビートに歌うようなフロウが特徴的で、シングルの客演にひっぱりだこ。間もなくセカンド・アルバムがリリースされる。

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  J.コール

  ジェイ・Zのレーベル、ROC NATIONの第一弾アーティストとして注目を集めているラッパー/プロデューサー、J.コール。早くもデビューアルバムが全米1位獲得確実。自らプロデュースもこなすマルチな才能の持ち主。

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  ブルー

  ビートはJ.ディラ、ラップはコモンと称されるメジャーデビューが待ち遠しいLA新世代MC、ブルー。EXILEやTa'Raach、Mainframeといったビートメイカー達とのコラボ作品でのMCスキルは言わずもがな、 自身もプロデューサーとしての評価が高い。

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  ストーナー系

  今年、「Black and Yellow」が全米で大ブームを巻き起こしたピッツバーグのラッパー。葉っぱやタトゥー関連など煙たいイメージが強く、若者から支持率が高い。Smoke DzaやCurren$y、Big K.R.I.T.らも出身は違うが、ストーナー系としてくくられることが多い。

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  ニューウェスト

  いわゆる西海岸の新勢力なので、大きく括るとOFWGKTAやBlu等も含まれる。スヌープ再来と言われた二プシー・ハッスルや先日1stを出した遅咲きG・マローン、ブラッズのハードコア・ラッパーのジェイ・ロック、リリックの世界にどっぷり浸かりたくなる天才詩人ケンドリック・ラマー等。

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  THE KNUX他

  楽器も演奏し、プロデュースもこなす、ロックなバンド・サウンドでライブに定評のあるニューオリンズ出身の兄弟ヒップホップ・デュオKNUX。 エレクトロも果敢に取り入れたスタイルはキッド・カディやアウトキャストにも通じる。ジャンルに拘らずいろんな音楽を面白がれる人向きか。

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  アラバマ（イェラウルフ、PRGｚ、G-Side他）

  今、注目されている地域、アラバマ。エミネムのShady Recordsと契約した白人MCのイェラウルフ、 人気クルー、Paper Route GangstazことPRGzや新世代本命G-Side等続々と登場。 特にG-Sideは白いサウンドをちらつかせたゲットーサウスな1stが一部で話題を呼んだ。最近はブルージーでソウルフルな楽曲も多く発表しており、11月に発売される新作に期待かかる。

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  ローファイ系（クラウド・ラップ等いろいろ呼び名があるようです）

  The BasedGod。ザ・パックのメンバー。ユルいローファイなサウンドをバックに、独特過ぎるフリースタイル（と呼んで良いのか）なラップと変キャラでとりわけ人気が高し。 当たり外れも多い（失礼！）が、ハマりだすとズルズル。最新作は『I'm Gay (I'm Happy)』でデジタルダウンロードのみの発売。

*ごく一部です。あまりにも多くなりそうなので、後は専門誌でどうぞ！

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