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俊英ペッラリンが吹き上げるフランスのホルン作品

Monday, June 27th 2011

聖チェチーリア国立音楽院管首席の実力全開!
俊英ペッラリンが吹き上げるフランスのホルン作品


ローマの聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団首席ホルン奏者ペッラリンが、目の覚めるテクニックで聴かせるホルン作品集。このジャンル屈指の名曲&難曲『デュカスのヴィラネル』をはじめ、ナチュラル・ホルンからヴァルヴ式ホルンにかけての発展過程で、独自の発展を遂げたフランスのホルン作品を取り上げています。
 なかでも、アルバム独自のカラーを打ち出しているのが、20世紀前半に生まれたダマーズとデュファイエの作品。初録音となるダマーズのホルン・ソナタは、ワーグナーの『ジークフリート牧歌』の第1主題の引用とおぼしきテーマが第1楽章で何度も現われたり、主題と変奏の形式によるアンダンテでは、リズムのせいか、ややジャズ風の香りを漂わせたりするのが特徴的。
 デュファイエの『ALPHA』は1973年にパリ音楽院のホルン最終試験用に書かれた課題曲。2オクターヴ以上に及ぶ半音階パッセージ、タンギングつきのロング・トーン、さらに超低音域を吹かせたりするいっぽうで、最後のレントのセクションでは、ただピアノはさまざまな和音を鳴らすだけなのに、ホルンには自由な表現を要求したりと、まさしく実力をこれでもかと試してくるかなりの難曲で、こちらもまた、ジャズのエッセンスを取り入れた内容が聴かれます。
 それにつけても、ペッラリンのホルンは絶品。根っからの管楽器ファンでなくとも、いつしか引き込まれる内容となっています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・サン=サーンス:ロマンス ヘ長調 Op.36 (1874)
・ジャン=ミシェル・ダマーズ:ホルンとピアノのためのソナタ
・サン=サーンス:ロマンス ホ長調 Op.67 (1885)
・ジャン=ミシェル・デュファイエ:ホルンとピアノためのALPHA
・プーランク:エレジー
・デュカス:ヴィラネル

 グリエルモ・ペッラリン(ホルン/パクスマン・モデル20M)
 フェデリーコ・ロヴァート(ピアノ/スタインウェイ・モデルD)

 録音時期:2009年7月10-13日
 録音場所:イタリア、トレント、フィエーラ・ディ・プリミエーロ
 録音方式:デジタル(セッション)

【グリエルモ・ペッラリン Guglielmo Pellarin】
1984年イタリア共和国ヴェネト州ヴェネツィア県のポルトグルアーロ生まれのホルン奏者。7歳でホルンを始める。ウーディネのジャコポ・トマディーニ音楽院で学び、優秀な成績で卒業する。在学中に、J.コルティ、I.ジェイムズ、L.シーマン、M.マスクニイティ、A.コルジーニ、L.ヴィニャーリ各氏のホルンと室内楽のマスタークラスを受講。
 グロッセート室内楽コンクール(第1位)、サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ(1位なしの第2位)、ペルージャ(第2位)、ウーディネのポヴォレットで開催された「若き音楽家のためのコンクール」(第3位)といったコンクールにおいて数多くの入賞を果たす。
 2008年2月より聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団首席ホルン奏者。マゼール、メータ、ガーディナー、キタエンコ、ビシュコフ、R.アバドといった指揮者のもと、トスカニーニ交響楽団、トリエステのテアトロ・ヴェルディ管弦楽団、ミラノ・スカラ座ならびにスカラ座フィルハーモニー管弦楽団でも定期的に演奏。

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French Music for Horn & Piano : Pellarin(Hr)Lovato(P)

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French Music for Horn & Piano : Pellarin(Hr)Lovato(P)

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Release Date:29/June/2011
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