「ベルリン・フィル・ラウンジ」第41号:ラトル、ベートーヴェンの交響曲第4番を語る
Friday, May 6th 2011
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デジタル・コンサートホール(DCH)アーカイブ最新映像
(2010年9月4日、ロイヤル・アルバート・ホール) 【演奏曲目】 ワーグナー:楽劇《パルジファル》第1幕への前奏曲 R・シュトラウス:4つの最後の歌 シェーンベルク:管弦楽のための5つの小品Op. 16 ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品Op. 6 ベルク:管弦楽のための3つの小品Op. 6 ソプラノ:カリタ・マッティラ 指揮:サー・サイモン・ラトル ロンドン・プロムス2010におけるベルリン・フィルの演奏会が、特別にDCHでご覧いただけることになりました。追加料金なしで、お手持ちのチケットでアクセス可能です。このコンサートでは、カリタ・マッティラの独唱によるR・シュトラウス「4つの最後の歌」の他、ワーグナー、シェーンベルク、ウェーベルン、ベルクの作品がお聴きいただけます。 演奏会は、ワーグナーとシュトラウスで始まりますが、《パルジファル》第1幕への前奏曲も「4つの最後の歌」も、作曲家の晩年の作品です。同時に《パルジファル》は、現代音楽への扉を開くヴィジョンに満ちています。演奏会の後半では、その後継者たるシェーンベルク「管弦楽のための5つの小品」、ウェーベルン「管弦楽のための6つの小品」、ベルク「管弦楽のための3つの小品」が取り上げられています。ここでベルリン・フィルは、3つの作品を切れ目なく演奏していますが、これはラトルの明確な意図によるもの。彼は演奏開始前に「この作品は言わば一体を成しているので、マーラーの交響曲第11番だと思って、途中拍手なしで聴いてください」と挨拶しています。
プロムスの演奏会をDCHで聴く(4月26日) 【演奏曲目】 ショスタコーヴィチ:室内交響曲ハ短調作品110a(バルシャイ編曲) 民謡:ウクライナ、ロシアの合唱曲 チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調《悲愴》 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ、ギュンター・アンダース他の作品朗読 キエフ・クレド室内合唱団, ボグダン・プリッシュ(指揮) 語り:テレーゼ・アフォルター、クリスティアン・ブリュックナー ベルリン・シュターツカペレ ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団弦楽合奏 指揮:アンドレイ・ボレイコ 今年は1986年4月26日に起こったチェルノブイリ原発事故から25周年に当たります。IPPNWではこの日、ベルリン・フィルとベルリン・シュターツカペレと共同で、これを祈念するチャリティ・コンサートを開催しました。当コンサートは、すでに今シーズン開始の段階で計画されていたもので、当日はチェルノブイリに関連するスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ、ギュンター・アンダースの文章が朗読されています。 演奏には、ベルリン・シュターツカペレとベルリン・フィルの弦楽合奏が参加しています。
この演奏会をDCHで聴く! 4月13日収録、ヤンソンス&ロイヤル・コンセルトヘボウ管の「オランダ女王公式訪独記念コンサート」が期間限定で無料公開!(特別演奏会2011年4月13日) 【演奏曲目】 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ブラームス:交響曲第4番 指揮:マリス・ヤンソンス ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 4月中旬、オランダ女王ベアトリクスが2回目のドイツ公式訪問を行いました。その機会に、女王自身がフィルハーモニーでヤンソンス&ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏会を開催。この模様がDCHで収録・中継されています。今回、その映像がアーカイブにアップされ、5月15日まで無料でご視聴できるようになりました。期間終了後もアーカイブには残りますが、この機会にぜひご覧いただけますと幸いです。 プログラムは、オランダのヴァイオリニスト、ジャニーヌ・ヤンセンによるメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲、ブラームス「交響曲第4番」の2曲。冒頭には、ドイツ国家とオランダ国家が演奏され、ベアトリクス女王の他、ヴィレム・アレクサンダー皇太子、マクシマ皇太子妃、ヴルフ独大統領、ベッティーナ夫人が入場する姿もご覧いただけます。
ヤンソンス&ロイヤル・コンセルトヘボウの演奏会をDCHで聴く 次回のDCH演奏会
ティーレマンのオール・シュトラウス・プログラム(日本時間5月8日午前3時) 【演奏曲目】 R・シュトラウス: 《ウィーン市の祝典曲》 歌劇《アラベラ》抜粋 オーケストラ歌曲集 祝典前奏曲 ソプラノ:ルネ・フレミング バリトン:トーマス・ハンプソン 指揮:クリスティアン・ティーレマン クリスティアン・ティーレマンは、リヒャルト・シュトラウスのスペシャリストとして広く知られています。今回の中継は、その資質が満喫できるオール・シュトラウス・プロ。演奏機会の極めて稀な《ウィーン市の祝典曲》と《祝典前奏曲》に挟まれて、オペラ《アラベラ》の抜粋とオーケストラ歌曲が演奏されます。ソロは、アメリカを代表するスターのルネ・フレミングとトーマス・ハンプソンが務めます。 なお放送2日前より、こちらからリハーサルの模様が無料でご覧いただけます。 放送日時:5月8日(日)午前3時(日本時間・生中継)
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恒例のアバド凱旋コンサート。今年はポリーニが登場(日本時間5月16日午前3時) 【演奏曲目】 ベルク:《ルル》組曲 モーツァルト:コンサート・アリア《あなたに明かしたい、おお神よ》 K. 418 モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番ト長調 KV. 453 マーラー:交響曲第10番より〈アダージョ〉(クック版) ピアノ:マウリツィオ・ポリーニ ソプラノ:アンナ・プロハスカ 指揮:クラウディオ・アバド すでに恒例となっている5月のアバドの凱旋コンサート。毎年趣向を凝らしたプログラミングが話題ですが、今回はポリーニとの共演が目玉です。《ルル》組曲とマーラー「第10」は久々の取り組みとなり、円熟の表現が期待されます。なお、ソロを歌うソプラノのプロハスカは、ベルリン国立歌劇場の若手メンバーで、最近ドイツ・グラモフォンと専属契約しています。 なお放送2日前より、こちらからリハーサルの模様が無料でご覧いただけます。 放送日時:5月16日(月)午前3時(日本時間・生中継)
この演奏会をDCHで聴く! 読者アンケート!ベスト・マーラー録音はこれだ
参加者プレゼントは、ラトル&ベルリン・フィルの超レア非売品CD《ラインの黄金》全曲 今年はマーラーの没後150周年に当たり、ベルリン・フィルでもラトルによるマーラーの交響曲全曲演奏ツィクルスが行なわれています。ベルリン・フィル・ラウンジではこれを機会に、2号にわたって読者参加によるランキング「ベスト・マーラー録音はこれだ」を開催。読者の皆様に、ご自身のベスト録音を交響曲第1〜9および《大地の歌》について1枚ずつ挙げていただき、第42号(5月20日発表予定)で結果を発表します。HMVユーザーの間で、どのマーラー録音が最も高い評価を得ているかを競います。 その際、応募いただいた方のなかから@5名様に、ラトル指揮ベルリン・フィルによるCD《ラインの黄金》全曲、A10名様にデジタル・コンサートホールの30日券をプレゼントいたします。《ラインの黄金》は、2006年にベルリンで行なわれた演奏会形式上演のライブ録音で、ドイツ銀行の特別エディションとして特別に制作されたもの。市場にはまったく出回っていない極めて貴重なCDであり、コレクターには垂涎ものの1枚です。クラウス=ペーター・グロス、エーバーハルト・ヒンツによる明瞭で雰囲気豊かな優秀録音、184ページのブックレット付きの豪華な装丁も魅力。日本で所有する人はほぼ皆無と思われる、超レア盤です。奮ってご参加ください。なおこのCDは、ドイツ銀行のご提供によるものです。 【応募要領】 @ここからメールで、マーラーの交響曲第1番から第9番および《大地の歌》について、各1枚最高だと思われる演奏を挙げてください。録音はベルリン・フィルだけではなく、すべてのオーケストラの演奏が対象となります。なお第10番については、版の相違を問いません。 A上記リストの終わりに、各曲の選択理由について短いコメントをお寄せください(400字程度)。第42号での結果発表時に、引用させていただきます。その際、すべての曲目にコメントする必要はありません。またペンネームをご希望の場合は、その旨をご明記ください。 Bメールには、必ず氏名(本名)を記入してください。プレゼント当選者の方には、同じメール・アドレスにご連絡させていただきます。 ※応募者のメール・アドレスはこのキャンペーンのためだけに使用されるもので、メールマガジン等のマーケティング・ツールに自動登録されることはありません。第3者に個人情報が転送されることもありません。 C締め切りは、5月9日(月)とさせていただきます。
【プレゼント】@CDワーグナー《ラインの黄金》全曲(5名様) サー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ホワイト、ギャンビル、デュージング、パーシキヴィ、ドルンシュ、ラルソンほか Aデジタル・コンサートホール30日券(10名様) 応募例: 交響曲第1番/ゲルギエフ&ロンドン響 第2番/ラトル&ベルリン・フィル 第3番/ヤンソンス&ロイヤル・コンセルトヘボウ管 第4番/アバド&ベルリン・フィル 第5番/バーンスタイン&ウィーン・フィル 第6番/ティルソン・トーマス&サンフランシスコ響 第7番/バレンボイム&ベルリン・シュターツカペレ 第8番/ジンマン&チューリヒ・トーンハレ管 第9番/カラヤン&ベルリン・フィル 第10番/ラトル&ベルリン・フィル(クック版) 大地の歌/ジュリーニ&ベルリン・フィル コメント(ペンネーム「熱狂的マーラー・ファン」): ラトルの《復活》最新盤は、大げさになりがちなこの曲の演奏のなかで、静謐にしみじみとまとめた異色の名演だと思う。バレンボイムの「第7」は、分かりにくいこの曲を面白く聞かせてくれる(以下略)。 氏名:山田太郎 皆様の応募をお待ちしております! 読者ランキングに応募する アーティスト・インタビュー
ラトル、ベートーヴェンの交響曲第4番を語る(シーズン開幕演奏会:2010年8月27日) 【演奏曲目】 ベートーヴェン:交響曲第4番 マーラー:交響曲第1番《巨人》 指揮:サー・サイモン・ラトル 今号では、2010/11年シーズンの開幕演奏会で紹介された、ラトルの特別インタビューをお送りします。当日のプログラムだった、ベートーベンの「交響曲第4番」について語ったもので、ラトルは曲のエッセンスを分かりやすく説明しています。楽譜の例をピアノで演奏しており、映像ではその姿もご覧いただけます。 サー・サイモン・ラトル 皆様、ベルリン・フィルの2010/11年シーズン、オープニング・コンサートへようこそ。この演奏会では、皆さんに2曲の素晴らしい交響曲を聴いていただきます。両作品は、80年離れた時期に書かれた作品ですが、共通するものを持っているのです。双子の関係と言ってもいいでしょう。両方とも、恋愛関係、ないしはそれへの省察から生まれた作品です。作曲家の自然への関わりをテーマとしており、田園生活が都市生活と対置されています。曲調は共に朗らか、楽しげな雰囲気に満たされています。 この作品を書いた時、ベートーヴェンは36歳でした。彼は当時、過酷な状況を体験していました。すなわち耳が聞こえなくなり、もはや快癒しないと知ったのです。彼は自殺さえ考えましたが、その思いは、友人に宛てて書かれたハイリゲンシュタットの遺書に表われています。交響曲第3番《英雄》は、自分を克服する糧としたと考えられるでしょう。しかし、少し後に交響曲第4番を作曲し始めた時、彼の心境は大きく変化していました。この作品は、彼の作品としては例外的なほど、純粋な喜びに満たされているのです。彼はテレーゼ・フォン・ブルンスヴィック伯爵夫人に恋していましたが、それは、彼のほかの恋と同様に、実現しませんでした。しかしそれでも作品には、彼の歓喜と興奮が、一小節ごとに表現されているのです。 この交響曲は、非常に特殊な開始の仕方をします。同じような開始部を示している交響曲は、他にひとつしかありません。つまり、マーラーの交響曲第1番です。今からピアノで両方の作品の開始部をお聞かせしたいと思います。調は違っていますが、同じ雰囲気です。ひとつの音がオーケストラ全体に振りまかれ、基本となる情景を作り出します。そして残りのオーケストラは、何かを探すような身振りをします。暗闇や霧のなかで出口を探すような感覚です。そして最後に、燦々と降り注ぐ太陽の光をやって来ます。 (ピアノに座って)何年か前、特別な機会があったわけではないのですが、突然ベートーヴェンの「第4」とマーラーの《巨人》は同じ始まり方をすると気付きました。そして私は、両曲を同じコンサートで演奏しなければならないと思ったのです。それは今日、実現します。両者がどんなに似ているか、聴いてみてください。ベートーヴェンは、ひとつの音をオーケストラ全体で長く響かせます(弾く)。そしてその後、何かを探し始めます(弾く)。暗闇のなかで、探している感じでしょう?マーラーの場合は、別の音が、さらに広い音域でオーケストラ全体に散りばめられます(弾く)。オクターブの重なりです。空気のなかに漂っている感じ。そしてこちらでも2つの音が出てきます(弾く)。それからベートーヴェンと同じように(何かを探す。弾く)。この2つの開始部を比べた時に、私は両者が双子のようだと思ったのでした。両方とも同じ形で生まれ、スタートするのですが、その歩みはそれぞれ違っています。しかし本当にお互いに兄弟なのです。私自身も、両方を一緒に聴くのが楽しみでなりません。マーラーはベートーヴェンの交響曲第4番を熱愛していました。彼は自分の交響曲第1番を書くに当たって、明らかにこの作品、その雰囲気の影響を受けています。ベートーヴェンは、この曲で暗い雰囲気の始まりを書いています。調性もはっきりしませんし、どこに向かってゆくのか不明です。一種の苦しみ、問題から、出口を探さなければならない。しかし光が射すと、それはまぶしいくらいの輝かしいのです。同時のこの雰囲気は、ハイドン的な知性、喜び、ユーモアに溢れています。それでもベートーベンの特有の暗い部分が残っているのです。彼独特の神秘的な部分と言えるでしょうか。第1楽章の中間には、すべての主題がバラバラにされて、どうしたらいいのか分からない感じになります。驚くべき音楽です。 第2楽章は、あらゆる交響曲のなかでも最も偉大な愛の歌のひとつです。ここではドイツ的な作曲家のベートーヴェンが、イタリア・オペラ風の顔を見せています。まるで世界最高のソプラノ歌手が歌っているようです。カルロス・クライバーは、アウフタクトの付点のリズムが「テレーゼ、テレーゼ」の繰り返しであると言っていました。 第3楽章は、ベートーベンに典型的なスケルツォです。宮廷的なダンスから発祥していますが、非常にワイルドで、すべてが早く、手で捕まえられない感じです。今の瞬間、何が起こっているのかが分からない。しかし第4楽章も含めて、曲全体には、朗らかで優しい語り口が支配的です。 第4楽章は、今日のオーケストラにとってさえ、技術的に難しい曲です。ウェーバーは、ある批評で「ヴァイオリンを山ヤギのように扱ってはいけない」と言っています。奏者が細かいパッセージを弾くのを見れば、彼が意図は理解できるでしょう。一般にベートーヴェンは、聴衆をびっくりさせ、ちょっとからかってみたいと思っているところがあります。この楽章には、それが溢れています。しかしこれほどの喜びが横溢している交響曲は、例が少ないでしょう。この作品は、「圧倒的」でないせいか、それほど頻繫に演奏されません。しかし我々全員にとって、非常に大切な作品なのです。
この演奏会をDCHで聴く! ドイツ発最新音楽ニュース
本コーナーでは、ドイツおよび欧米の音楽シーンから、最新の情報をお届けします。ベルリン国立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラの来シーズン・プログラムが発表 欧米のオペラハウスの新シーズン予定が次々に発表されているが、ベルリンの2つの歌劇場でも、その全容が明らかになった。バレンボイム率いるベルリン・国立歌劇場では、8つの新演出がエントリー。ラトル指揮ヤナーチェク《死者の家から》(演出:シェロー)、メッツマッハー指揮ノーノ《愛に満ちた偉大な太陽に向かって》(演出:ミッチェル)、ミンコフスキ指揮ヘンデル《時と悟りの勝利》(演出:フリム)、バレンボイム指揮《ルル》(ブレート演出エルトマン、フォレ)、ヤーコプス指揮カヴァリエーリ《魂と肉体の具現》(フライヤー演出)等。スカラ座の《ドン・ジョヴァンニ》(演出:カーセン)がバレンボイム指揮ネトレプコ、レッシュマン、プロハスカ、マルトマン、フィリアノーティで借り出されるほか、演奏会形式でグルベローヴァの《ノルマ》、カサロヴァの《モンテズマ》(グラウン)が上演される。レパートリーでも、バレンボイムが《セヴィリアの理髪師》(!)や、ドミンゴ主演の《シモン・ボッカネグラ》を振る。 一方ベルリン・ドイツ・オペラは、7つの新演出公演/演奏会形式プレミエを予定。ラニクルズ指揮《ドン・カルロ》(マレッリ演出スカンディウッツィ、ジョルダーノ、ハルテロス、スミルノヴァ)、ドニゼッティ《ファヴォリータ》(演奏会形式:ガランチャ、クヴィエチェン、カレヤ)、ゼッダ指揮《タンクレーディ》(演出:ピッツィ)、ラニクルズ指揮《イエヌーファ》(演出:ロイ)、ラニクルズ指揮《ローエングリン》(演出:ホルテン)、ヴェルディ《2人のフォスカリ》(演奏会形式:ヌッチ、バルガス、ミード)、《トロヴァトーレ》(演奏会形式:ハルテロス、ブライス、イェニス)等が予定されている。この他、ラニクルズが《リング》2ツィクルス上演するとのこと(写真:© Jens Komossa / Staatsoper Unter den Linden im Schillertheater)。 バイエルン放送響、ミュンヘン・フィル、バイエルン国立管の東北関東大震災救済コンサートの募金額は、12万9千ユーロ 5月2日、バイエルン放送響、ミュンヘン・フィル、バイエルン国立管は関東東北大震災のための救済募金コンサートを行なったが、この募金総額が12万9千ユーロ(約1,500万円)となることが明らかになった。演奏会はガスタイクで行われ、ズービン・メータの指揮、アニヤ・カンペ(S)、リオバ・ブラウン(A)、クラウス・フロリアン・フォークト(T)、ミヒャエル・フォレ(B)の独唱でベートーヴェンの交響曲第9番を演奏。合唱にはバイエルン放送合唱団とバイエルン国立歌劇場合唱団が参加した。コンサートの切符は、発売後4日間で売り切れたという。なお募金は、日本赤十字社に送られる。 名ピアノ教師ウラジミール・クライネフが死去 ウクライナ出身の名ピアノ教師、ウラジミール・クライネフが4月29日に死去した。享年67歳。クライネフはゲンリフおよびスタニスラフ・ネイガウスの教えを受け、正統的ロシア・ピアニズムの継承者として知られていた。ハノーファー音楽大学に19年間在籍し、数多くの国際的にピアニストを送り出している。日本人では、河村尚子が師事していた。 ボローニャにレンツォ・ピアノ設計のコンサートホールが誕生 イタリアのスター建築家レンツォ・ピアノが、クラウディオ・アバドのモーツァルト・オーケストラのために新ホールをボローニャに建設することになった。このホールは、1800席の大規模なもので、音響設計には国際的スペシャリストとされる豊田泰久が関わる。アバドは地元紙に「2013/14年シーズンから演奏会をスタートしたい」と語っているが、ピアノ自身は、「現実的にはさらに2年は必要」と談話している。 デジタル・コンサートホール(DCH)について
デジタル・コンサートホール(DCH)は、ベルリン・フィルの演奏会がインターネットでご覧いただける最新の配信サービスです。高画質カメラにより収録されたベルリン・フィルのほぼ全てのシンフォニー・コンサートが、ハイビジョン映像で中継されます。演奏会の生中継のほか、アーカイヴ映像がオンディマンドでいつでも再生可能。さらにベルリン・フィルに関係したドキュメンタリーなども鑑賞できます。ご利用いただくにあたって、特別なインターネットの回線は必要ありません。3種類の画像レベルがあり、2.5Mbps以上の回線をお持ちの方は、ハイビジョンの映像もお楽しみいただけます。音質もCDに迫る高音質を実現し、年間30回にわたる定期演奏会がリアルな音で体感できます。 料金は「24時間券」(9.90ユーロ。約1,100円)、「30日券」(29ユーロ。約3,200円)、「12ヶ月券」(149ユーロ。約16,650円の3種類。以上のパスで、有効期間中すべての演奏会の映像(過去2シーズンのアーカイヴ映像を含む)が無制限にご覧いただけます。なお、26歳までの学生・生徒の方には、30%の学割が適用されます。 あなたもぜひ、www.digitalconcerthall.comで、ベルリン・フィルの「今」を体験してください。
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次号の「ベルリン・フィル・ラウンジ」は、2011年5月20日(金)発行を予定しています。 ©2011 Berlin Phil Media GmbH, all rights reserved. |




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本コーナーでは、ドイツおよび欧米の音楽シーンから、最新の情報をお届けします。
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