OKI インタビュー
--- 今回の『Himalayan Dub』ですが、そもそも『サハリン ロック』のダブ化という構想はアルバム作成時からあったものなのでしょうか?
OKI:宇宙からの指令により制作。
--- 『Sakhalin Rock』では、OKIさんご自身でベースを弾かれている曲がほとんどですが、ダブひいてはレゲエにおける“ベース”の重要性や役割をどのように捉えていらっしゃいますか?
OKI:ベースは電力を食うことかな?(笑) ベースは糊の上を歩くように弾く。
--- また、トンコリとベースという楽器に共通する部分はありますか?
OKI:ベーストンコリというのを開発。 鹿のアキレス腱で作った弦を使ってる。 これがものすごい深い音出す。 開場全体がびりびり鳴りだす。 でかいけどね。
--- そして今回は内田さんと“ガチンコDUB対決”ということで、担当トラックをそれぞれがミックス、しかも最終マスタリングまで互いのトラックを聴かないというまさに“ガチ”で取り組んだそうですが、なぜこのような形で作品を制作しようと思ったのでしょう?
OKI:時代が節約、やりくり算段、手分け作業になってきてるようなので。 聴かなかったけど結構電話では話したな。 二人とも音の作り方や捉え方が全く違うので、それは誰でもそうかもしれないけど、 『へー!』とかお互い関心し合ったり、音楽性の違いの亀裂を楽しんでます。 最近は原発の話も多い。 きょうはランキン(・タクシー)さんの「誰にも見えない、匂いもない 2011」ミックス終了! ※注1参照 これはランキンさんがチェルノブイリの直後に作った曲。まさか2011年ヴァージョンを作ることになるとは…。
ランキンさん、新しいリリックを持ってスタジオに登場、ランキンタクシー心を込めて歌いました!!!名人芸ですこれは。
ミックスは内田、オキでエントリーして争い、判定勝ちで内田ミックス採用、オキ不採用、、、 これはネットで配信 200円から上限なしのおひねり性価格になっております。 この曲でデモに行きたくなる指数100%アップ(当社調べ) どこで流しても好感度あがること間違いなし。 対象者、年齢制限なし。
--- また、内田さんの音が気になったり、プレッシャーにはならなかったですか?
OKI:プレッシャーというかウッチーの音楽の感じ方とか聴くのは面白いです。 いろんな話する。 「今回の地震は地震兵器によって起こされ、、」 とか。冗談だけどね、でもいまはゴジラでて来ても驚かないと思う。 何でもありだ。 結果、お互いのキャラがよく出たと思う。 ウッチーのミックスからは幾重にも重なった物語を感じる。思考が深いんだ。
--- ジャマイカで生まれたダブですが、今回OKIさんは北海道にて制作をおこなったそうですが、ジャマイカとはまったく違った気候が音に与える影響というものはあったりしますか?
OKI:北海道はからっとしてるから音はいいよ。 ジャマイカと同じことはしようと思わないし あの時代がレゲエを生んだからね。 僕はダブにこだわってるわけじゃないし、 ただレゲエばっかり聴いて来たからこうなってしまった、 動物が初めて見た動くものを親と思ってしまうのに似ている。 結果、ジャンル的にいうと、レゲエでもロックでも民謡でもない、 レコード屋の棚に収まりにくいんだ。
--- そして互いのミックスができあがり、一つの作品として完成したときにどう思われましたか?
OKI:これは売れると思ったよ!!!
--- 4/15はリトルテンポをゲストに招いて渋谷クアトロでライブもあります。どのようなライブになりそうですか?
OKI:震災、東電事故前から決まっていたイヴェントです。 3月にスタートした”Himalayan Dub Tour”で京都にいるときに地震があった。 テレビでなにもかも押し流される圧倒的な映像を見た次の日は水蒸気爆発。 震え上がったね。岡山ではきょうが人生最後のライブみたいな気持ちで演奏していた。 誰にとっても初めての経験。 ツアーを続行しながら死と向き合っていた。 (このインタビュー原稿は)本当はライブ前の締め切りだったけど一週間遅れ。 最近はどんなものでもありがたい、ライウできるのもありがたい、たくさんの人があたう待ってくれたのもありがたい、前にも増して。
OKI インタビュー
--- さてここからは、ダブについて聞いてみたいと思います。ミニダブ講座と言った感じで。 ではOKIさんにとってダブとは?
OKI:テクノロジーと原始的なパワーのほどよいバランス
--- ダブの魅力とは?
OKI:レゲエのドラム聴くとほかのジャンルのドラムにピンとこなくなる という副作用があります。 レゲエのベースを聴くとほかのジャンルのベースに反応しにくくなるいう 副作用があります。
--- ダブとの出会いor初めて聴いたダブ作品
OKI:scientific dub/ scientist 音数が少なく買って損したというのが第一印象 それがすごいと気づくまでに時間はかからなかった。
※注2
--- お好きなダブ・エンジニアとその理由(何人でも可)
OKI:prince jammyのミックスが好き scientific dubも実はjammyのミックスが入っていると疑っている。 lee perryは優しい音作りをすると思う。 tubbyは重く湿り気があって、不穏な感じだ。
--- ジャズ、ワールドミュージック、クラブミュージックへの引用など、90年代以降ダブ・ミュージック自体が激しく多様化していく中で、今後ダブはどのように変化・進化していくとお考えでしょうか?
OKI:わからないな、dubは70年代の音楽だから、もはや伝統音楽の部類に入ると思う。 伝統を学んでないと変なダブになる。
--- エンジニアの内田さんにも所縁の深いイギリスのON-U SOUNDが今年設立30周年を迎えますが、(もしお好きなレーベルであれば)、ON-Uの魅力、さらにはオススメのアルバムを3枚選んでいただき、その理由もお聞かせください。
OKI:Style ScottがドラムでPRINCE FAR Iもはいってるやつ、なんていったかな?
※注3
最近ではLEE PERRY のエクササイズ ミー
--- 仮にOKIさんがエンジニアのご立場だとしましたら、ご自身の作品以外でダブワイズしたいという作品(アルバム・曲単体どちらでも可)はありますか?もしありましたら挙げてください。
OKI:特にいません。
Cedric Im Brooksにサハリンロックでサックス頼むつもりでしたが 心臓が悪くてNYの病院に入院、回復をお祈りします。
--- オススメのジャマイカ、UKの名盤を教えてください!
Jamaica

Bob Marley
『Kaya』
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今は特に沁みます、 天国みたいな暮らしぶりと思ってるかもしれないけど、実は地獄にいるとは気づいてない。 time will tell 自分からは逃れられない run away from yourself。。 今聴くとやっぱりすごい、一生懸命歌ってる。
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Lee Perry
いろいろ
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ブラックアーク録音は魅力的だ。18万年以上もつのでは?
スーパーエイプもヴィン ゴードンのトロンボーンもエリックドナルドソンもイスラエル12トライブスもフィッシャーマンもダブ オーガナイザもスーパーエイプの逆襲も全部いいぞ。
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UK
JP
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Oki Dub Ainu Band
『Himalayan Dub -Mixed By Oki Vs 内田直之』
発売中
『SAKHALIN ROCK』はトンでもない作品だった。サハリンとキングストンを1本のぶっとい線で結び、そこにOKIのルーツであるアイヌのトラディションを写経のごとき緻密さで刻み込んでいく、まさに世界初の北方レゲエ・アルバムだった。そして、台湾〜ネパールでライヴを行うことでさらに自身の世界観を拡大させてきたOKIが今回放つのが、OKI DUB AINU BANDのダブワイザーである内田直之とOKI自身のダブ対決盤『HIMALAYAN DUB』。全国各地で行われるリリース記念ツアーでは、そのダブ世界がヒマラヤ級のスケールで展開されることになるだろう。全身全霊で体感せよ!
大石始(ライター/エディター/DJ)
Oki Dub Ainu Band
『サハリン ロック』
発売中
ドイツ、スペイン、ポルトガル、イギリス、台湾、ブラジル、アメリカ、シンガポール…
前作「OKI DUB AINU BAND」から4年。渡り歩いたフェスは世界で数知れずより鋭さを増したタフでヘヴィなサウンド
OKIと内田直之の渾身DUB
涸れることないOKIのアイヌ音楽へのLOVE
2010は間違いなく”AINU BEAT”確立元年だろう
パンデイロの魔術師マルコス・スザーノとのブラジル録音、トンコリの故郷・サハリンの地でのフィールド録音を含む前例なき13曲を収録!
※注1
日本のレゲエ・ムーブメントの主導者であり、今も多くのミュージシャンに影響を与え続けるジャパニーズ・レゲエ界のオリジネーター、ランキン・タクシーが、25年前のチェルノブイリ原発の事故後に発表した反核ソング「誰にも見えない、匂いもない」。
”大変だ大変だニュークリア 大変だ大変だ大変事故ったら…”で始まるこの曲の歌詞は、2011年春、東日本大震災をきっかけとする福島原発の事故で、奇しくも現実のものとなってしまった。
ランキン・タクシーの、時に過激でユーモア溢れる批判精神に影響を受けたアーティストは数多い。アイヌの伝統音楽をレゲエやダブを介したレベルミュージックとして表現してきたOKIもそのひとりだ。
今回の福島原発事故を受け、OKIが同楽曲の2011年ヴァージョンの共同制作をランキン氏にオファーした所、氏からの快諾を受け、急遽レコーディングが決定。
リリックは2011年版に書き改められ、OKIがリーダーを務めるダブアイヌバンドから沼澤尚(drs)、エマーソン北村(key)、居壁太(雄叫び)、OKI(bass)が参加し、内田直之がミックスを担当。
楽曲タイトル:誰にも見えない、匂いもない 2011
アーティスト:ランキン・タクシー&ダブアイヌバンド
作詞/作曲:ランキン・タクシー
発売日:2011年4月28日(木)予定
※音楽配信サイト「DIY Stars」内コンテンツ、「DIY Hearts」での限定配信
価格:200円〜投げ銭方式。売上金の全額が、東日本大震災復興支援に役立てられます。
◆DIY Hearts「東日本大震災義援金募集プロジェクト」
http://www.diystars.net/hearts/
◆DIY Stars
http://www.diystars.net/
※注2

Scientist
『Scientific Dub』
1978年作品(こちらは98年再発)
1978年にクロック・タワーからリリースされたScientist名義で発売された1stアルバム。
10代の頃から名門<タビーズ>に出入りし、そこで才能を磨く。荒削りながらも天才の片鱗をすでに感じさせる。
※注3

Dub Syndicate
『Stoned Immaculate』
1991年作品(こちらは05年再発)
STYLE SCOTTがドラムでPRINCE FAR Iも参加と言えばコレか?91年発売のDub Syndicate作品。まさにSTONEな狂気じみたズブズブのダブサウンドが展開。が、しかしSTYLE SCOTT&PRINCE FAR I参加アルバムはこの時期のON-Uあたりには数多くある?真相はOKIさんのみぞ知る。。。
過去に類を見ない新たなユニット始動!?
OKI x 一十三十一 x U-zhaan =アイヌのトンコリ、インドのタブラ、という
伝統楽器が織りなす有機的グルーヴの間を透明感溢れる女性ヴォイスが
自由に舞う。初体験となる超絶のグルーヴ!!初のLIVEが緊急決定!
●出演:OKI x 一十三十一 x U-zhaan
http://shinsekai9.jp/2011/05/21/ohu/
●公演日:5月21日(土)
●会場:西麻布「新世界」
●開場:19:00 / 開演:20:00
●前売り予約3000円(ドリンク別)/当日券3500円(ドリンク別)
※限定100人※
●〔前売チケット予約・お問い合わせ先〕
西麻布「新世界 」
http://shinsekai9.jp/
tel: 03-5772-6767 (15:00〜19:00)
東京都港区西麻布1−8−4 三保谷硝子 B1F
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