HMVインタビュー：FAR EAST MOVEMENT

ケヴ：ステレオタイプスについてはもういいよね？カタラクスは「Girls On The Dance Floor」をラジオで聞いて気に入ってくれて、向こうから連絡をくれたんだ。「ああいう曲を一緒にやりたい」と言ってね。で、彼らと一緒にスタジオに入って、スタジオはもうパーティー状態で、2、3時間で「Like A G6」ができた。凄く楽しかったよ。

ケヴ「彼らとは同じシーンで活動してきたんだ。ステレオタイプスとスミージントンズとファー・イースト・ムーヴメントは若い時からの仲間で、よく一緒にスタジオに入っては、遊びで曲を作ったりしていた。だから、今回僕たちがアルバムを作るってことになって、ブルーノは深く関わってくれた。彼とフィルとで、4曲共作している。凄く楽しかったし、彼がソングライターそしてパフォーマーとしてここまで成功して本当に嬉しい。つい最近、アメリカで彼とラジオ局主催のライヴで何度か一緒になったんだけど、1万5千人とか2万人の観客が彼の音楽に熱狂している様子を見ることができて感動したよ。僕らも鼻が高いし、グラミー賞受賞おめでとうと彼に言いたい。

プログレス：フェルナンドはレディー・ガガの曲をよくプロデュースしているんだけど、今回僕らは彼と「Fighting For Air」という曲を一緒にやっている。彼のスタジオに呼ばれて行ったんだけど、ロスのど真ん中にあって、まさかそこにスタジオがあるなんて思いもしない場所なんだ。大きな壁があって、その中に入るとちょっとしたオアシスなんだ。そこでマイケル・ウォーレンも一緒に「Fighting For Air」という曲を作ったんだけど、この曲は、思わず息を飲むくらい素敵な女性と出会った瞬間、息をするのに必死なを歌っている。彼は素晴らしいプロデューサーだよ。

ケヴ：彼は今まさにレディー・ガガとツアー中だよ。彼女のツアーにいつも同行するんだ

ケヴ：マーティンと曲を一緒に作ることができたのも光栄だった。マーティンのことはレディー・ガガの作品で名前は聞いていたからね。彼女が歌の中で「Cherry Cherry Boom Boom」と歌っているところ。だから彼と実際会えただけでも感激だったし、彼だからこそチェリー・トゥリーと契約したんだ。彼が最高のA&Rでアーティストを大切にするし、音楽がわかっているという評判を聞いていたから。だから彼とスタジオに入った時は本当に嬉しかった。彼は他のアーティスト用に作ったトラックを僕たちに送ってくれたんだ。それが誰かは言えないんだけど、凄く大物なんだ。で、その曲を聞いた時に「この曲絶対に欲しい！」と思った。だから毎日のように彼にメールして、「例のアーティストはこのトラックを採用した？僕たちはもう歌をつけたけど。凄くいい感じになりそうなんだ」ってね。それで彼も「試しにやってみるか」と言ってくれて一緒にスタジオに入ってたんだ。そこで「White Flag」が生まれたんだ。何が嬉しかったって、彼がこれまで数々の大物アーティストを手がけているってことにしても、自分達のレーベルの社長だってことにしても、僕たちは凄くプレッシャーを感じていたんだ。だから「絶対にいいものを作るぞ」という気持ちで作ったら、彼が「これまで自分が手がけた曲で一番のお気に入りになった」と言ってくれて、本当に光栄だった。マーティンありがとう！

スプリフ：ロジャー・サンチェスとの仕事は最高だった。彼は世界的なDJで、ハウスネイションで世界各国でパーティーを主催している。あの曲に込めた思いというのは、「世界の何処にいようと、みんな一緒なんだ。これは一つのパーティーなんだ」という。で、kanobbyも一緒にスタジオに入って、録ったんだ。凄く楽しかったよ。ロジャーとは是非ライヴでも共演したいと思っている。イビザでね。

ケヴ：この「2Gether」がイギリスのダンス・チャートで1位になったというのを、Twitterとマーティンを通して知ったんだ。初めてのことで驚いたし、嬉しかったよ。この曲のお陰で、新しいオーディエンスを開拓することができた。

ケヴ：同じマネージメント・プロダクション（スタンピード・マネージメント）なんだけど、ずっと憧れの、神様みたいな人だったからね。彼の「I Wanna Rock」のPVにもみんなでほんの１秒くらいのカメオ出演をしたことがあったんだ。僕たちがサングラスをしてうなずいているシー ンが一瞬出てくるんだ。その時に彼と会ったの最初で、大ファンだったから当然尊敬もしている。で、今回は自分たちの曲「If I Was You （OMG）」にも参加してもらったんだ。未だに信じられないよ（笑）。まだ、ファン目線なんだ。オーマイガー！そこにスヌープがいる！ってね・・・。「If I was You」はブルーノ・マーズとステレオタイプスと一緒に作った曲なんだけど、新しいウェスト・コーストのクラブ・サウンドの曲だった。それこそ「Girls On The Dance Floor」からの流れを組むサウンドだよ。曲が出来た時、自分達が出てきたロスのダウンタウンの新しいウェスト・コーストのシーンを象徴するものにしたいと思って、自分達にとってウェスト・コーストを一番象徴する人に参加して貰いたかった。といったらやっぱりスヌープ・ドッグになるわけで。曲を送ったら、直ぐに気に入ってもらえたんだ。こういう曲を直ぐに気に入ってくれるっていうのでも、彼がアーティストとしていかに柔軟な感性を持っているかがわかる。で、彼のほうからあのパートを歌ってくれたんだ。セクシーな新しいスヌープだった。彼がアーティストとして常に新しいことに挑戦しようという姿勢が伝わってきた。サビにも加わったりして、単に16小節のカメオ参加以上に貢献してくれた。これまでやった中で最も自然なコラボレーションだった。僕たちにとってのアイドルであり、ロスを象徴するアーティストでもあるんで、最高だったし、本当に光栄だった。彼と一緒にこの曲のビデオを撮るのが楽しみだ。

ケヴ：彼女と仕事をするのはめちゃくちゃ楽しかった。カタラクスの紹介で会ったんだけど、実際いくつかのテレビ出演の時にも共演させてもらったんだ。彼女は最高だよ。

ケヴ：モホンビはRedOneのレーベルの所属アーティストで、RedOneはご存知の通りもう世界的なプロデューサーだけど、今回モホンビはマーティンを通じて参加してもらうことになった。凄くいいバイブを持っていて、この曲でも最高のパフォーマンスを見せてくれている。

ケヴ：これも不思議な成り行きがあって、スタジオに向かう途中、彼女がティンバーランドとやった「The Way I Are」を聴いていたんだ。で、その日はステレオタイプスと一緒に、ATB、アーミン・ヴァン・ブーレン、DJ ティエストやカスケイドといった自分達が聞いているいろんなトランス・ミュージックにインスピレーションを貰った曲を作ろうってことになったんだ。でも、トランスの要素を取り入れつつも、ポップ・ラジオでもかかるものにしたかった。アイディアとしては、ドリーミーなラヴ・ソング風のサビを持たせることだったんだ。で、「今、ちょうど「The Way I Are」を聞いてたんだけど、この曲は絶対にケリ・ヒルソンに歌ってもらいたい」ってことになったんだ。で、またもやここでマーティン・キールセンバウムが一役買ってくれたわけで、レーベルの人たちと通じてケリに連絡をとって貰ったんだ。彼女は曲を凄く気に入ってくれて、見事に歌ってくれた。この曲も是非ヴィデオを作りたいと思っている。彼女は本当に奇麗だからね！

プログレス：フランクは「Fighting For Air」のサビを歌ってくれて、彼の声があの曲にいい味を加えてくれている。彼とは一緒にツアーをする機会があって、仲良くなることもできたんだ。彼はシンガーとしてだけでなく、プロデューサーとしてもUKでは活躍している。本当にいいバイブを持っているし、彼とは今後ももっといろんなことをやっていけたらと思っている。

プログレス：実はケイラ・ケイラなんだ。僕たちのアルバムに参加した後、名前を少し変えたんだ。ケイラ・ケイラ、彼女も、ステレオタイプスといった人たちと同じシーンでスタジオにいつも出入りしているシンガーなんだ。「White Flag」が出来た時、あのサビは自分達で書いたから、最初自分達で歌っていたんだ。オートチューンとかを駆使してね。でも、誰かにちゃんと歌ってもらいたいと思っていて、彼女がスタジオにいた時に聞かせたら凄く直ぐに気に入ってくれてそのまま歌入れをしてくれた。他の誰に頼むよりも完璧に彼女は歌ってくれた。そして実は今回彼女、日本に同行してくれていて、ショウケースにもゲスト出演する予定だよ。