[3月のドススメ] horita編

Friday, March 25th 2011

今月のドススメ

3月のドススメ！ horita編

『Sebulba』 / 踊ってばかりの国
2011年3月16日発売

01 占いがあるから
02 僕はラジオ
03 悪魔の子供
04 死ぬな
05 ルル
06 wa wa wine
07 ばあちゃん
08 意地悪
09 アタマカラダ
10 SEBULBA

皆様こんにちは、またまたやってきました“今月のドススメ”。おかげさまでなかなか好評のようです。先月より心を入れ替え、廃盤でない商品を紹介しまして来ましたが、今月もちゃんと手に入る商品をご紹介します！

と言うわけで今月ドススメするのは“踊ってばかりの国”。すでにいろいろなところでも話題となっていますが、新作がすばらしかったのでドススメします。

先月ドススメした女王蜂もそうですが、彼らもまた若いんですよね～。若さだけじゃなく、センスとかがすばらしいんですよね。

デビュー当時は、キャッチコピーにもあった、“RCサクセション→BO GUMBOS→フィッシュマンズ、そして踊ってばかりの国！”っていう感じがすごいわかったんですけど、なにやら今作では変革を遂げてるんです。

表面的というか、基本的には以前の“踊ってばかりの国”、まさに“踊ってばかりの国”なんですけど、中身というか根本的というか、以前の“踊ってばかりの国”とは全然別のバンドのようなイメージを受けるんです。

ゆるりとした空気感みたいなものは、もちろん感じられるけれど、よれよれとしながらもキレがあるグルーヴというのは、これまではあまり感じられなかったような気がします。

いままでは高円寺的(出身は神戸ですが…)というか、和の要素を前面に感じられたが、今作はUSインディのようなオルタナティブな要素が感じられる。これは変化ではなくて進化、現在進行形で進化を遂げている彼らの傑作といえる作品です。

踊ってばかりの国

【踊ってばかりの国 profile】
2008 年
4 月:神戸にて結成
6 月:結成一発目のライブで毛皮のマリーズと対バン
7 月:3 曲入りデモ音源を発表し計 400 枚を売り上げる
8 月:キングブラザーズの海の家イベントでブラフマンなどと共演
9 月:ウリチパン郡やオシリペンペンズなどと共演
2009年
2 月:関西のライブ活動と平行して、自主制作盤の制作に入る
3 月:黒猫チェルシー企画にて自主制作盤『おやすみなさい。歌唄い』を発売そのまま初の東京、名古屋ツアーに入り 1 週間で 500 枚を売り上げる自主盤の生産が追いつかず、全国流通盤を出すことを決断 7 月:『おやすみなさい。歌唄い』全国流通開始瞬く間に各 CD ショップや媒体などから注目される東京、名古屋、神戸、大阪とレコ初ツアーを敢行し大盛況にて終える
2010年 3月:待望の新作『グッバイ、ガールフレンド』を発売
8 月:FUJI ROCK FESTIVAL’ 10 “ROOKIE A GO-GO” に応募総数約 1,700 中のから 15 組に選ばれ出演同じく 8 月には泉大津の巨大野外フェス” RUSH BALL 2010” にも出演を果たす
11 月:両 A 面ワンコインシングル『悪魔の子供 / ばあちゃん』リリースおとぎ話とリリースツアーを行う

そしてあまりにも内容がすばらしいので、早速“無人島企画”“脳内フェス”などの人気企画に参加してもらおうと思い、レーベルに連絡を取るとすぐに快諾！！
おお～なんて協力的！躍ってばかりの国のルーツ的なものが見えそうだし楽しみだな～。なんて思ってまっていました。

そして数日後、担当のS氏よりメールが。そこには“先にすいませんと言っておきます。。。”と、いきなりの詫び文言が…！？

何事！？と思いつつメールを開くと…。

ニヤリ。直前にギタリスト脱退のニュースもあり、雰囲気的にはピリピリしてるのかな？なんて内心びびっていた自分が恥ずかしくなるような感じ。

詳しくは読んでからのお楽しみですが。フフフ、いいじゃないですか！なんかゆるいんですよね～。サラリとできちゃったみたいな感じでいってますけど、このアルバム相当凝ってますし、かなり変化もしてるし、でもそんながんばってるようなことを表に出さないゆるい感じが素敵です。

一聴するとゆるい感じですが、その奥には相当深い何かが潜んでいる。という踊ってばかりの国の音の世界がそのままあらわれているかのようなこちらの企画3本もまとめってどうぞ！はぐらかされてるようで実は…。なんて考えすぎでしょうかね？