ウィズ･カリファ、スマッシュヒット！

Wednesday, April 27th 2011

全米を席捲する“ヒップホップ界の超新星”、ウィズ・カリファがメジャー･デビュー！

黒＆黄ブームの勢いに乗り、日本盤も発売！

先のシングルの全米No.1獲得を受け、遂に『Rolling Papers』の日本盤も登場！ヤタッ！日本盤にはボーナス・トラック3曲↓収録です。ついでに来日なんぞして欲しいですね～！

日本盤ボーナス・トラック
15. ストーンド
16. ミドル・オブ・ユー（feat．シェヴィー・ウッズ、ニッキャ＆ MDMA）
17. ブラック・アンド・イエロー［T-ミックス］(feat.SHINGO★西成&BOXER KID(from MIGHTY JAM ROCK)

↑日本で“黒＆黄”と言えばこの街＝大阪から今イチバンHOTなラッパー＆ラガDeeJay、SHINGO★西成＆BOXER KID（MIGHTY JAM ROCK）が参加した本国以外では世界初の公式リミックス「ブラック・アンド・イエロー［Tミックス］」！

ちなみに、オリジナル曲「Black And Yellow」は、今年の阪神タイガースの＜投手打席用＞テーマソングに決定しており、近いうちに甲子園球場で耳にすることができるはず！こりゃー快挙です！

ウィズ・カリファ　T-Mix　～

“Black & Yellow”・・・それはウィズ・カリファにとっては地元ピッツバーグ（ペンシルヴェニア州）の市旗、そしてNFLのトップ・チーム＝スティーラーズ（ピッツバーグはSteel City）のテーマ・カラーに違いないのだが、ここ日本、関西、甲子園では阪神タイガース、つまり虎の色に他ならないわけで・・・。LAに生まれ育ち、自身もレイカーズ・カラーのアンサー・ソングを披露しながらも、「生粋のスティーラーズ・ファンだけに居ても立ってもいられなかった」というスヌープ・ドッグが中心となった“G-Mix”は昨今の“増員RMX”の中でも最高の反響を得たばかり。そこで“G”という“T（igers）”（←デトロイトはネイビー＋オレンジでっせ！）にとっての永遠のライバル（この場合はもちろんGiantsではなく“Gangsta”なのだが・・・）に対抗し（？）、「虎カラーのリミックス、作ったったら、ええやん！」という発想の下に生まれたのが、この本家＝ウィズ＆スターゲイト公認の“T-Remix”である。トラの頭文字、そして勝利の色の下に集結したのは、常時進化する大阪名物のオリジナル・スタイル・ラッパーにしてアクティヴィスト＝SHINGO★西成（昨年は2nd フル・アルバム『I・N・G』で、『ミュージック・マガジン』など数々の媒体でベスト・アルバムに選出されたばかり）、そしてレゲエ界＆虎党を代表して BOXER KID（彼の所属するMIGHTY JAM ROCKは、日本最大級の野外レゲエ・フェス＝HIGHEST MOUNTAINを主宰し、アーティストとしても昨年10作目のアルバムを発表）の2名の猛者。彼らは故TERRY THE AKI-06が提唱した裏庭ユニティ＝420　FAMILYのメンバーという共通項も持っているが、コンビを組むのは意外にも今回が“初”となる。そのコテコテな化学反応、2人＋デーゲームはグラサン（Eyetique）着用の強力助っ人（？）による、浪速のジョー（余談だが、真弓監督のボルチモア・オリオールズの1Aチームにいた時のニックネームはJoeだった）ばりの・・・もしくはRemember '85のバックスクリーン3連発並の “いてまえ打線”（それは猛牛、とかいわへんの！）が、どんなものか？それは、"まいど、おおきに！（←「得点」を頂いた際に放つお約束のコール）"とフックやブリッジにも割り込んだプロモ・ヴァージョンや、『Rolling Papers』の日本盤ボーナス・ヴァージョンでお確かめアレ！要するに、Focus On This Play,This Moment!!（あれ？去年と一緒ですやん！）ってことですわ。

Text: 二木崇（D-ST.ENT）

Black and Yellowブーム

全米シングル・チャートで1位（2/19付 The Billboard Hot 100）を記録！今、アメリカの社会現象となっている「Black and Yellow」を引っさげ、ウィズ・カリファがメジャー殴りこみ！

彼の本拠地であるピッツバーグの都市のカラー（黒＆黄。MLBのパイレーツ、NFLのスティーラーズなど人気チームを持つ）を題材にした曲が、その覚えやすいフックと郷土愛に富むご当地性の強いテーマでセンセーションを巻き起こし、ファボラスやT-ペイン、リック・ロス、ヤング・ジージー、ゲーム、リル・ウェインらがこぞってビートジャッキンし様々な都市のカラー・バージョンで歌われるなどメガヒット。

例えば・・・()内は応援チーム
Fabolous - White and Navy (New York Yankees)
Lil Wayne - Green and Yellow (Green Bay Packers)
Snoop Dogg, Game,YG - Purp and Yellow (Los Angeles Lakers)

「Black and Yellow」のビデオクリップは2,500万回という驚異的な視聴回数を誇っており、公式ミックス「Black & Yellow (G-Mix)」にはスヌープ・ドッグ、ジューシー・J（スリー・6・マフィア）、T-ペインと豪華アーティストが参加と、大変な盛り上がり。このブームは日本のヒップホップ・シーンにも飛び火し、SEEDAが｢Black And Yellow(Baka Yalo Remix)｣を発表し、バカヤロバカヤロ・・・がネット上でも話題に。ちなみにこの曲をプロデュースしたのはニーヨやリアーナなどR&B作品でお馴染みのプロデューサー、スターゲイト。彼のプロデューサーとしての新たな魅力をアピールした1曲でもあります。

ブレイク前夜

ウィズ・カリファは、ローティーンの頃からラップを始め、2005年に『Prince of the City: Welcome to Pistolvania』というミックステープでデビュー。ラッパーとして名前が世にでるようになったのは、1万枚を売り上げたという 2006年のファースト・アルバム『Show & Prove』の頃。ローリングストーン誌やXXL誌らがこぞって注目の新人としてピックアップ。この前後か、フォーリン・エクスチェンジのプロデューサー、ニコレイのソロ・アルバム『Here』にも参加。翌2007年にWarner Bros. と契約。｢Say Yeah」などのシングル・ヒットを飛ばしましたが、アルバム・リリースのタイミングを逃し、契約を解除。その後、ミックステープ・シーンで精力的に活動を続け、2009年の夏にニューオリンズのラッパー、カレンシーとのコラボ『How Fly』、秋には待望の新作『Deal Or No Deal』を発表。

2010年春には、専門誌やネット上で昨年のベスト・ミックステープに選ばれた傑作『Kush & Orange Juice』を放つと、googleで検索ワード1位、そしてtwitterでもトレンドワード1位となる。同じタイミングでメジャーのアトランティックとの契約を交わしたことが発表されるとシーンではちょっとしたウィズ・カリファ・ブームが巻き起こり、先の「Black and Yellow」の大ヒットがさらに追い風になり、MTVが選ぶ2010年最もブレイクしたラッパーに選ばれ、メディアもウィズを大絶賛。

アルバムでも全米を席捲！

本国USで3月29日にリリースされた『Rolling Papers』が発売第一週で197,000枚を売上げ、4月16日付けのBillboard 200（全米アルバム・チャート）において、堂々の2位に輝きました。しかも1位はあのブリトニー･スピアーズのニューアルバム（276,000枚）というから、新人ラッパーとしては大健闘と言えるでしょう。しかも「Black and Yellow」は既にシングル・チャートで1位を獲得しており、最新シングル「No Sleep」は先週ベスト10入りを果たしております！

トラックリスト

1. When I'm Gone
2. On My Level (featuring Too $hort)
3. Black and Yellow
4. Roll Up
5. Hopes and Dreams
6. Wake Up
7. The Race
8. Star of the
9. No Sleep
10. Get Your Shit
11. Top Floor
12. Fly Solo
13. Rooftops (featuring Curren$y)
14. Cameras