Monday, January 17th 2011
1stアルバム『剃刀乙女』を発表後、FUJI ROCK ESTIVAL '10などのフェスに出演、あの細野晴臣をして「衝撃」と言わしめるほどの才能を持つ女性音楽家・青葉市子の、約1年ぶりのリリースとなる2ndアルバム『檻髪(オリガミ)』。クラシックギター1本で弾き語るその独特の世界観が各地で話題となっています。このアルバムの発売を記念し、今だ謎の多い彼女にメールであれやこれやと訊いてみました。
- -- まずはHMV ONLINE初登場ということで、リスナーの皆さんに自己紹介をお願い致します。
はじめまして。
昨年1月に1stアルバム『剃刀乙女』でこっそりデビューいたしました。
青葉市子です。
インタビューは苦手です。- -- どのような心情で楽曲制作に向かわれるのでしょうか?
回答を考えていたら気持ちが悪くなってきてしまいました。
曲によって心情は異なりますが 全曲が全身全霊です。
今ある曲の全てはノンフィクションです。-
-- 作曲時は歌詞と曲、どちらが先行しますか?(もしくは同時でしょうか?)
また、1曲の制作に掛かる日数は? 基本は詞が先です。
たまに同時に生まれるものもあります。
『光蜥蜴』は作詞作曲同時です。
制作にかかる日数は30分〜半年です。
『日時計』は半年かかりました。-
-- 前作『剃刀乙女』と今回リリースされる『檻髪』との間にSpringfields '10 、そしてFUJI ROCK ESTIVAL '10とフェス出演を挟んでいますが、フェスでのライヴを経てご自身の中で変わったことはありますか?
また、出演時の思い出などあればお聞かせ下さい。 フェスに出演して ステージでの責任を感じるようになりました。
それまでは 家族の前で発表しているようなイメージで演奏していました。
良くも悪くも一番自由だった時期です。
Springfields '10に出演が決まったときは 自分の置かれている状況についていけず
あたふたしているうちにステージに上がっていた印象です。
そこで共演の方々のステージを見てはっとしました。
自分と向き合う大切な機会だったと思います。
FUJI ROCK FESTIVAL '10ではとてもリラックスしてのびのびと演奏できました。
ラストの『重たい睫毛』の時に雨が降ってきたりして。-
-- FreeTEMPOのアルバム『Life』の「Family」という楽曲に参加されています。
この時の経緯をお聞かせ下さい。 2009年の12月にiTunesのフリーダウンロードのコーナーで配信された『ココロノセカイ』を聴いてくださった 半沢さんに声をかけていただきました。
- -- 普段ホームグラウンド的にライヴをなさっているBar ruinaは、青葉さんにとってどのような空間ですか?
やりたい放題の音楽室です。
- -- 生活の中で鳴る音で、好きな音・リズムはありますか?
家電の音が好きです。
オロナミンCの空瓶にフタを戻して指で弾くといい音です。ベンベン。
それがしたくて買ってしまいます。- -- お気に入りの本・マンガなどがあればお聞かせ下さい。
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-- 今の気分でCDを1枚選ぶとしたら誰のなんという作品でしょうか?またその理由は?
(ご自身のでもモチロンOKです!) - -- 最後に、この作品をお聴きになる皆さんにメッセージをどうぞ!
じわじわとではなく 突発的に出来た作品です。
すこし憂鬱な日に よく効くと思います。
読んでくださってありがとうございました。
青葉市子
- 新譜 青葉市子 『檻髪』
- 2010年1月に1stアルバム『剃刀乙女』を発売、フジロックフェスティバル等に出演し各地で大絶賛を浴びた青葉市子が、早くも2ndアルバム『檻髪(オリガミ)』を発売。 クラシックギター1本の弾き語りで綴れ折る独特かつ美しい世界観、そしてその凛とした佇まいに相反するようなLive MCでのおっとりと飄々とした語り口。オフィシャルHPなどでも垣間見れるその愛らしさと、卓越したギターテクに載せ歌う伸びやかで研ぎ澄まされた孤高な歌。このギャップが一層と彼女の魅力を引き立てている。 今作は「間(ま)」にこだわった作品。前作同様のフォーキーな響きではあるが、よりポップさというか柔らかな印象を受ける内容で、また新たな側面が浮き上がった。是非とも前作『剃刀乙女』と併せて聴いていただきたい。
青葉市子 /
檻髪
2011年1月19日発売
2010年1月に1stアルバム『剃刀乙女』を発売、フジロックフェスティバル等に出演し各地で大絶賛を浴びた青葉市子が、早くも2ndアルバム『檻髪(オリガミ)』を発売。 クラシックギター1本の弾き語りで綴れ折る独特かつ美しい世界観、そしてその凛とした佇まいに相反するようなLive MCでのおっとりと飄々とした語り口。オフィシャルHPなどでも垣間見れるその愛らしさと、卓越したギターテクに載せ歌う伸びやかで研ぎ澄まされた孤高な歌。このギャップが一層と彼女の魅力を引き立てている。 今作は「間(ま)」にこだわった作品。前作同様のフォーキーな響きではあるが、よりポップさというか柔らかな印象を受ける内容で、また新たな側面が浮き上がった。是非とも前作『剃刀乙女』と併せて聴いていただきたい。
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- 剃刀乙女
青葉市子 - 2010年01月20日発売
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- Life
FreeTEMPO - 2010年3月10日発売
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青葉市子 [Ichiko Aoba]
1990年生まれる。
2007年 クラシックギターを弾き始め 翌年から創作開始。
2008年9月 初ライブ。
2010年1月 1stアルバム「剃刀乙女」リリース。
同年7月 FUJI ROCK FESTIVAL '10に出演。
現在は東京都内を中心に精力的にライブ活動中。
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