Saturday, December 11th 2010
Profile / ANCIENT MYTH
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「異端という名の悦楽」
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彼らの徹底的なまでの芸術性、世界観には心底惚れ惚れとしております。アートワークにもそれがとっても顕著に現れていて、ファンが見たいものを見せてくれているなあ…と感じます。 私も大好き過ぎて、CRADLE OF FILTH のTシャツやグッズを個人輸入で買い集めていました (´ω`*)! 棺桶型やケルティック十字型のパッケージのCDもリリースしたりと、ソッチ系大好きなファンにはたまりません。その視覚的芸術面からV系やゴシック方面の方々にもファンが多いのも頷けます。あ、ここで言う「ゴシック」は、ポジパン派生だったりデジタルだったりという音楽ジャンルの方で、ゴシック・メタルという意味合いではないです (・ω・ ) 彼らは特別実験的なことはしない印象があるので、今作も安心して CRADLE OF FILTH という音楽を楽しむことができました♪ でも、作を追うごとに、演劇的な要素がどんどん極まってきたなあ…と思います。アルバムを再生した瞬間、耳に飛び込んでくるカビと埃のニオイが漂ってきそうなチェンバロの音色には戦慄すら覚えました。うーむ、さすが、ツボがわかってらっしゃるなあ…!怪奇小説のCDドラマは、きっとこんな感じなのではないかしら。 私の個人的ベスト・トラックは”Lilith Immaculate”です。明るく軽やかなバックの上に乗る、淡々とした語り口調の女性Vo、そして Dani のデスVoというマッチングにはキュンとしてしまいました。楽曲もアートワークも、ファンの心を捉えて離さないのは…私たちが黒魔法にかけられているからなんでしょうかね…!(笑) さてさて、今作のアートワークを手がけているのは女性で、イラストも写真もこなすNatalie Shau(http://natalieshau.carbonmade.com/)女性のデザイナーさんはあまりお見掛けしないので、もう女性というだけで非常に興味津々だったのですが、彼女のサイトを訪問してその儚げな女性達を見るや、虜になってしまいました。なんとなくですが、彼女の作品群は Travor Brown から毒とエログロを抜いたような印象。ディフォルメされた少女の肉体や顔立ち、人形というキーワードが浮かぶ作品を得意とする方のようで、一見するととても美しいのに、直視するのが憚られるオーラがありますね。おとぎ話と現実世界の中間を見事に表現しているという部分は、CRADLE OF FILTH の世界観とぴったり合っているように感じました。是非他のメタル・バンドのアートワークも手がけてみてほしいです (´ω`*) |
ALL ENDS いいよー、と周囲の評判がとってもよかったものの、どういいのか?という情報は仕入れていなかったので(女性ツインVoということも、聴いてから知りました)、いざ再生してみて、そのロック・スピリッツ溢れる音楽性にびっくり! 普段主にメタルを聴いていると、メタルはロックから派生した音楽だということを忘れてしまいそうになっちゃうんですよね…。 速さをウリにしたサブ・ジャンルの楽曲を聴く機会が増えちゃうと、8ビートってなんだったっけ…ってふと我にかえることもしばしば。だって、ブラスト・ビートや高速2バス、超絶速弾きには、グルーヴってさほど重要ではないですからね。「大人なロック」、それが私が感じた ALL ENDS の魅力です(・ω・*) バンド的に魅力として押し出しているのは女性ツインVoというところなのでしょうけど、個人的にはそこには特に惹かれませんでした。 このレヴューを書くにあたり、前任Voの Emma(IN FLAMES の Björn の実の妹さんなんですねー!)の歌声も聴いてみましたが、現Voの Jonna の方が個人的には好みかも。ソウルフルでパワフル、フェイクも得意な若い歌姫♪ バンド的には、IN FLAMES のVoの実の妹!というところがウリの一部だったと思うのですが、個人的には今作のようなメロハー路線はすごくこのバンドにハマってると思いますし、Jonna と Emma だからこそ!という曲も増えていってほしいなあと思います。あ、女性ツインVoにはそれほど惹かれないとは言いつつも、彼女達2人のとてもきらびやかなコーラス・ワークは素晴らしいと思います (´ω`*) アートワークで見た「引き算の美学」は楽曲に対しての面でも見受けられて、なんと2分台(!)というコンパクトさでまとめられた ”Generation Disgrace”には度肝を抜かれました。様式美形を好む人は、5分台以上の曲なんてザラという感覚の方も多いかと思いますが、そんな方にこそ、この簡潔に凝縮されたエッセンスに新鮮さを感じて欲しいなあ、と(・ω・ )! アルバム全体を通じて、5分を越える曲はタイトル・チューンの”Road To Depression”のみなんですねえ…壮大で構成が凝った楽曲もよいですけど、ALL ENDS の華麗なるコンパクトさはかっこいいなあと素直に思います。 個人的ベスト・トラックは”I'm A Monster”でしょうか。いずれの楽曲も甲乙つけ難いのですけど、このトラックのキャッチーさと切なさの融合には脱帽です。 ”Wretch”も好きだなー、特に間奏の悲哀っぷりが…。デジタルなサウンドを駆使しているので、好みが分かれそうですが、 IN FLAMES の影という呪縛から解き放たれようとしている姿が覗き伺える気がしなくもない、そんな1枚でした。 |
ANCIENT MYTH 1stフル・アルバム、絶賛発売中!
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ANCIENT MYTH 関連 Links
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ANCIENT MYTH 他が所属するジャパニーズ・インディー・メタルの雄、Black-listed Records!
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