HMVインタビュー:RYUZO

2010年11月16日 (火)

interview

Ryuzo

前回のSKI BEATZに続き、その日本編を取りまとめたR-RATEDのCEOのRYUZOの登場。表方と裏方を兼任する優れたバランス感覚の持ち主である彼に、この日米の架け橋となるプロジェクトの真意について話を訊いた。

質問・文  二木崇(D-ST.ENT)


変な金の話とかなかったですね。ただ、俺らがヒップホップと思ってることやったらええ!って感じで。

--- デイモン・ダッシュとの出会いについて教えてください。

まずは、ジョナ(DD172の映像担当で、RYUZO「THE R」のPV監督=ジョナ・シュワルツのこと)との出会いですね。

東京に引っ越したばかりの頃、道玄坂をスケボーで下ってきたファンキーなユダヤ人=ジョナに声かけられて、僕はその時、まったく覚えてなかったんですけど、前にも京都で会ってたらしくて。 ヒップホップめちゃ好きな奴やし、おもろいんですぐに仲良くなったんですけど、そいつがデイモンの弟のジェレミーを紹介してくれたんですよ。

で、訊いたら、ジェレミーは「やりたかった映画の仕事をやらせてもらえなかった」と兄貴のことを恨んでて、実際に絶縁状態やったそうなんですけど、そこから全部上手いこと繋がって・・・。おととしのクリスマスぐらいにNY行った時に、ジェレミーの家にクリスマス・パーティーで呼ばれて、そこで兄弟喧嘩してたデイモンや、両親も来てて「離れ離れになってた家族を元に戻してくれた!」って感謝までされて(笑)。 デイモンにR-RATEDのこととか説明したら、「お前らロッカフェラみたいや!何かあったら俺も手を貸すから」って言ってくれたんですよ。実際、ジョナも速攻呼ばれて、ブラックロックの映像撮ったりで、デイモンのお気に入りになって。

--- ブルーロック/DD172との仕事はどういう経緯で?

実は最初に振られたのがブラックロックの日本版やれよ!って話で。 ただ、それはやりたかったんですけど、何せ時間がなくて。

どうせやったら、ほぼ同時リリースとかの方がインパクトあるじゃないですか?で、その後にANARCHYがNYに行った時に、「スキーのトラックがあるから今からRECするか?」と振られて、もう即決もので。 そのオケは「24 BARS TO KILL」やったんですけど、そこから日本版、仕切ってみないか?って話になったんですよ。

スキーはそら昔から好きやし、あと最近のカレンシーとかまた違った感じでヤバいじゃないですか。今の売れ線とは違ったことやるクリエイティヴィティーもあるし、ストリートでも相当キテるな、という感じがあったんですよ。 あと、デイモンはロッカフェラ時代に日本にも来てるし、それこそデフ・ジャム・ジャパンとかあった頃にそういう話も訊いてて、USとのマーケット規模の違いとか知ってるじゃないですか?だから、変な金の話とかなかったですね。ただ、俺らがヒップホップと思ってることやったらええ!って感じで。

そういう部分にも凄く共感したし、彼のビルとかスタジオからギャラリー、映像室、ライヴ・スペース、アパレル部門とかあって、何もかも自分らでやれる環境で、そういうインディペンデント精神とか目の当たりに出来たのも良かったですね。ウェブ・メディアとかの発信の仕方も上手いし。まあ、ジェイ・Zがあれだけのスターになったのも、この男の功績やな、と直に理解できましたから。あとは、自分がこのチャンスをどう活かすか、ってことだけ考えてました。

--- 参加アーティストの人選は?

最初こそ、俺はR- RATEDが気に入ったから、お前のとこのアーティストだけでやればいい、ってデイモンから言われてたんですけど、それは勿体無いというか、折角スキーとやれるわけやし、ベテランから若手までいろんなイケてるラッパーをフィーチュアしたいな、と思って。

自分も、『さんピンCAMP』や『悪名』で当時ヤラレたクチやし、そういうものにしたかったんで、ライヴDJもやってくれてるDJ NOBU aka BOMBRUSH! にも声かけて一緒に考えましたね。どのオケで誰がいいとか。日本語ラップがシーン的にも盛り上がってる今やからこそそういう形で、最高峰のモノを作らんと!と。実際、おもろすぎるほど良くハマったと自負してます。

USメイドのトラックって、日本と違って乗せにくいの多いはずなんですけど。R-RATEDからのコンピとして第1弾になるんですけど、参加してくれた人らの想いを含めて、やってよかった!と思ってます。スキーも、日本人ラッパーのスキルはヤバい!と言ってくれましたけど、普段日本語ラップとか聴かないUS志向の人も絶対に振り向かせたいですね。

その逆もあるかも知れんし。日本語ラップは追いかけてるけど、スキーは知らんな・・・とか。ヒップホップだけの現象やないと思いますけど、その分かれてきてるところをいい形に戻したかったし・・・。いや、これで振り向いて、首振れんかったらどうやねん!ってくらいの話ですよ(笑)。



【イベント情報】
“24 HOUR KARATE SCHOOL JAPAN” COUNTDOWN RELEASE LIVE!



「24 HOUR KARATE SCHOOL JAPAN」のリリース・パーティが大晦日に開催決定! 「24 HOUR〜」参加アーティストのほとんどが出演するのはもちろん、 なんとニューヨークからSKI BEATZと、今作のサウンド面での大きなキモであるバンド:THE SENSEISも来日決定! 日本屈指のMCたちのラップがTHE SENSEISの演奏に乗るという激レアな一夜でカウントダウンを迎えよう!

日時:2010年12月31日 (金)
場所:CLUB CITTA' KAWASAKI

スペシャルゲスト:SKI BEATZ & THE SENSEIS
THE SENSEIS(ザ・センセイズ)
ベース:ブレイディ・ワット
ドラム:ダル・ジョーンズ
ギター:ジョーン・ケイヴ

出演
韻踏合組合
SEEDA
般若
ANARCHY
RINO LATINA II

OZROSAURUS
TETRAD THE GANG OF FOUR
GAZZILA
RYUZO
B.I.G.JOE
バラガキ
ZEUS
LA BONO
DABO
SMITH-CN
KGE THE SHADOWMEN
ISSUGI
S.L.A.C.K.
DJ NOBU a.k.a. BOMBRUSH
DARTHREIDER
and more!

チケット:前売り ¥4,000(税込) 当日券 ¥5,000 (税込)
・ぴあ http://t.pia.jp/ tel 0570-02-9999 (Pコード:121-163)
・e+(イープラス) http://eplus.jp/karate-1231/ ・ローソンチケット tel 0570-084-003 (Lコード:73788)
・GROW AROUND (渋谷tel 03-5458-1725)
・BOOT STREET (渋谷 tel 03-6416-1256 )
・VAULT (原宿tel 03-5785-3214)
・CASTLE RECORDS (上野 tel 03-6240-1190)
・MANHATTAN RECORDS (東京 tel 03-3477-7166/大阪 tel 06-6258-2202)
・OWVI FACTORY (大阪 tel 050-1128-4742)
・一二三屋 (大阪 tel 06-6211-8006)
・Lafayette (横浜 tel 045-312-9577/藤沢 tel 0466-50-4205)

問い合わせ:クラブチッタ 044-246-8888



新譜24 HOUR KARATE SCHOOL JAPAN
ANARCHY、RYUZOを擁する日本最強HIP HOPレーベル「R-Rated Records」だからこそ実現したこの豪華な面子!この夢の企画!! JAY-Z、MOS DEF、AZ、FOXY BROWN、LIL' KIM、CAMP LOといったヒップホップ界の大物との仕事を数多く行っているプロデューサー、スキー・ビーツが、デーモン・ダッシュ(ロッカフェラ・レコード創設者)の新たなレーベル『BLUROC』より...続きを読む


新譜 24 Hour Karate School
Curren$yのプロデュースをはじめ、再びシーンで注目を集めるベテラン・トラックメイカー、Ski Beatzが仕掛ける新たなプロジェクト。Damon Dashが設立したDD172にSkiがはじめた24 HOUR KARATE SCHOOLには、Mos Defといった大物から、Skiのお眼鏡にかかった Jay ElectronicaやCurren$y、Cool Kidz、Wiz Khalifa、Rugz D Bewlerといった気鋭のMC達を迎え..続きを読む