フォークジャンボリーの記録

2010年11月19日 (金)

だからここに来た〜全日本フォーク ジャンボリーの記録〜

まだこんな未発表の映像が残っていたとは!!!!

一時期の再評価熱もあり、既に出尽くしたかに思われた、はっぴいえんど関連の音源、映像。
まさかこんな隠し玉があったとは!!!っていうビッグリリースです!!!

それは「全日本フォークジャンボリー」の記録映画。

「全日本フォークジャンボリー」は、1969年から1971年にかけ、岐阜県恵那郡坂下町(現在の中津川市)にある椛の湖(はなのこ)湖畔で行われた日本初の大型野外フェス!!

1969年8月に行われた米ウッドストックフェスティバルに対応する形で開催されている。
一部の音楽事務所やレコード会社が興行師の手によることなく自ら開催するという、インディペンデント感溢れるフェスであり、1970年代を象徴する社会現象的イベントでもあったようだ。

今でこそ、FUJI ROCK FESTIVALなど、フェスというものが定着しているが、40年前に日本でもフェスが開催されていたという意味でも貴重な記録だろう。

内容は、1970年8月8日に開催され、8,000人を動員した第2回フォークジャンボリーの記録映画になっている。
記録映画「ウッドストック」が1970年に公開されたことを受け、こちらも製作されたようだ。

なお、フォークジャンボリー自体は「商業的になりすぎた」という理由で25,000人を動員した1971年の第3回を最後に終了を迎えている。
この潔さ。初期に抱いた意思を貫く姿勢は、昨今の音楽業界が考えるべき事の一つだろう。

またフォークの神様と呼ばれた岡林信康が第3回を最後にフォークからの転向を表明。
その後、この記録映画は数回上映されたのみの幻の作品となっていたと言う事だ。
実際、リアルにこの時代を体験していない若輩者の私は、このような記録映画が存在している事すら知らなかった。

ことに「はっぴいえんど」をバックに従え歌う岡林信康の貴重な映像は、ここでしか見られないものとなっている。

「全日本フォークジャンボリー」それは、自らのメッセージを表現したいアーティストと、それを伝えようとする音楽関係者、そしてその音楽を愛するお客さんという極めてシンプルなバランスで成り立っているように見える。
限りなくピュアで熱い、音楽を愛する気持ちのみに支えられた、奇跡のフェスティバル。

温故知新とは良く言ったもの。
この作品を通して「音楽のあり方」について、多少なりとも感じてしまう。

はっぴいえんど結成40周年イヤーのシメに、ふさわしい素晴らしい記録映画の再発と言えるだろう。


だからここに来た〜全日本フォーク ジャンボリーの記録〜 『だからここに来た〜全日本フォーク ジャンボリーの記録〜』
[2010年12月15日 発売]
監督:中本達男・野村光由、制作:秦政明、カラー16mm作品、90分

【本編収録内容】

小室等と六文銭「ゲンシバクダンの唄」
斉藤哲夫「斧を持て石を打つがごとく」
はしだのりひことマーガレット「グッド・バイ」
高田渡「ごあいさつ」「銭がなけりゃ」
遠藤賢司「夜汽車のブルース」
五つの赤い風船「血まみれの鳩」「これが僕らの道なのか」「遠い世界に」
岡林信康&はっぴいえんど「今日をこえて」「おまわりさんに捧げる唄」「コペルニクス的転回のすすめ」
浅川マキ「カモメ」「夜があけたら」
杉田次郎「白い砂」
岡林信康&はっぴいえんど「私たちの望むものは」
岡林信康「それで自由になったのかい」 他

【特典ディスク収録内容】(予定)

「はっぴいえんど巡礼」 (30分程度)
“日本語のロック誕生!!“を高らかに謳ったはっぴいえんどのファーストアルバム『はっぴいえんど』。1970年8月に発売された『はっぴいえんど』のジャケットに映っており、同作が「ゆでめん」と呼ばれる所以となった風間商店や、暗闇坂、など曲中に出てくる場所や、狭山での撮影スナップ、モウリスタジオでのレコーディング風景、など当時と今の風景から始まる、はっぴいえんど巡礼。『風街ろまん』のジャケットに使われているイラストの元の写真を撮影し、また写真集『HAPPY<1> SNAP SHOT DIARY:Tokyo 1968-1970』などで知られる写真家野上眞宏氏の写真と現在の映像で綴る40年の音楽史。発売から40年を経過した「風街ろまん」のマルチテープ。そしてレコーディングエンジニアによる証言、写真家野上眞宏の非公開写真で綴る、はっぴいえんど巡礼。

岡林信康×泉谷しげる”師弟”対談 (10分程度)
2009年1月16日 CSミュージック・エア/グラフティTV オンエア
2009年盛夏、ひたちなかでの<ROCK IN JAPAN FES.2009>で再会を果たした、岡林信康と泉谷しげる。”師弟”によるフォーク史の深層に迫る歴史的対談より、「1970年について」「はっぴいえんど」についての部分を抜粋して収録。

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『だからここに来た〜全日本フォーク ジャンボリーの記録〜』より抜粋画像

岡林信康&はっぴいえんど 高田渡 遠藤賢司 五つの赤い風船


淺川マキ 横断幕 観衆



こちらの超貴重映像リリースも見逃せない!

フラワートラベリンバンド 1970年代初頭に起こったロック革命。伝説の創成期。
発掘された貴重なフィルムでつづる日本のロックパイオニアたちのライヴ・ドキュメント。

ビートルズやローリング・ストーンズに触発された和製ビート・グループのムーブメントである「グループサウンズ(GS)」は、1966年のビートルズ来日公演を起爆剤として67年から68年にピークを迎える。200近いGSがデビューする昭和元禄を象徴する社会現象とまでなったが、69年には下降していく。同時期、芸能界主導の歌謡曲から脱皮できなかったGSに見切りをつけ、サイケデリックやアートロックと呼ばれた欧米の新しいロックに呼応した「オリジナルの和製ロック」を創造するアーティストが登場しはじめる。それは、ブルース・ロック、ハード・ロック、プログレッシブ・ロック、ジャズ・ロック、カントリー・ロックなど、多種多様なロックで個性を競いあっていたのだ。日比谷野音などで自主コンサートが企画され、ロックをやるなら日本語か英語か?といった論争も白熱した。長髪の若者たちを熱狂させた陶酔の音楽。その潮流を総称して「ニュー・ロック」と呼んだ。
この映画「ロック誕生」は、ニュー・ロック時代から数年間、日本にロックが定着し始める70年代前半のライブ映像を集め、関係者の証言とともにまとめたものである。近年、アルバムやライブ音源はCDで安易に聴けるようになったにもかかわらず、映像はなかなか発掘されなかっただけに、大変貴重なドキュメントとなっている。当時から海外でも評価の高かった代表的なニュー・ロック・グループのフラワー・トラヴェリン・バンド。日本のビートルズとも称され、独自の日本語ロックを創ったはっぴいえんど。今も現役で激しく活躍し、日本語ロックの始祖である遠藤賢司。とにかく動いているシーンが見れるだけでも衝撃的であり、それぞれが誰に飼いならされることのない強烈な個性を放っている。
当時を知っている者が懐古趣味で見るだけの作品ではないことは確かである。

ロック誕生 THE MOVEMENT 70'S〜ディレクターズ・カット 『ロック誕生 THE MOVEMENT 70'S〜ディレクターズ・カット』
[2010年11月24日 発売]
CAST:内田裕也/ミッキー・カーチス/近田春夫/中村とうよう/加納秀人/森園勝敏/フラワー・トラヴェリン・バンド/頭脳警察/はっぴいえんど/イエロー/遠藤賢司/ハルヲフォン/ファー・イースト・ファミリー・バンド/クリエイション/四人囃子
STAFF:監督:村兼明洋/監修:サミー前田/宣伝写真:篠山紀信



フラワー・トラヴェリン・バンド

はっぴいえんど