イランの人々の息遣いを知る1冊
Monday, September 27th 2010
Song Of Black Tulips 黒いチューリップのうた
イランの若手クリエーターと亡きピアノの巨匠による、時代を超えたコラボレーション。
私たち日本人にとって、イランの人々の生活や文化・思想はまだまだ未知なもの。イランという国を知るごくわずかな手がかりといえば、たとえばイランの若いミュージシャン達を追ったドキュメンタリー映画 『ペルシャ猫を誰も知らない』(2010年夏公開) や巨匠アッバス・キアロスタミの諸作品、またイラン関連のCDや書籍などわずかなもののみ。1979年のイラン・イスラーム革命以降、イランでは “イスラム的ではない文化” が規制され、現代においてもそれは緩和されるどころかより厳しくなっているのだそうです。
そんな中、イランの人々の思いをじんわり感じ取ることができる非常に貴重な作品がリリースとなります。
本作 『Song Of Black Tulips 黒いチューリップのうた』 は絵本とCDがセットになったもので、ボローニャ国際絵本原画展入選など国際的にも評価の高いイラン人イラストレーター=モルテザー・ザーヘディと、音楽通の間では名盤の呼び声高いピアノの巨匠=故モルテザー・マフジュービーの希少音源とのコラボレーションです。
不思議なペルシャ音階を感じさせるマフジュービーのピアノは、音と音がぶつかり合ったりにごったりしながら鋭い感性で紡がれます。そして、可愛らしくも、ところどころチクリと胸を刺すような色の滲みが印象的なザーヘディの絵と詩。時代を越えて、絵と詩と、音楽がお互いに呼応し、イランという国へのイマジネーションを多角的に、そして静かに掻き立ててくれます。民族音楽など海外の文化に興味のある方から音響派〜現代音楽〜アンビエント好きの方にもお薦めしたい1冊です。
・絵本 (B6サイズ/32P)+エンハンスドCD (音源5曲とザーヘディによるミニアニメーションを収録)
モルテザー・ザーヘディ Morteza Zahedi (アーティスト / 絵本作家)
1978年、ラシュト(イラン北部)生まれ。現在はテヘランにてアーティスト/絵本作家として活動している。これまでに手掛けたペルシャ語の絵本は20冊以上、ボローニャ国際絵本原画展入選など、国際的なコンペティションにて受賞歴多数。サラーム・サラームを通じて日本に紹介され、定期的に原画展を行っている。五味太郎氏をはじめ、日本の作家にも影響を受けており、「空間」を強く意識させる彼独自の世界観に魅了されるファンは今後より増えていくだろう。『ごきぶりねえさんどこいくの?』と『ごらん、ごらん、こうやって』が2006年、ブルース・インターアクションズより翻訳出版され人気を博した。モルテザー・マフジュービー Morteza Mahjubi (ピアノ)
1900年テヘランに生まれ、1965年没。父、母ともにプレイヤーという音楽一家に生まれ、わずか10歳でデビューを果たし、23歳のころには国内でも屈指のピアノ奏者として認められていた。彼は独自に、ピアノを微分音のある伝統的なペルシア音階に基いて調律し、ペルシャ伝統音楽をピアノで表現することに成功した。今回は彼の名作、「The Art of The Piano」 と、人気のあまりリリースされたその続編から、より優れた演奏5曲を絵本に合わせてコンパイルした。ペルシャの伝統楽器、サントゥールを感じさせる音はこれまで西洋的な音楽に慣れた我々には一種異質に感じられるが、彼の超絶的なテクニックと神がかり的な感性によって聴き込むうちに心を奪われる。今後間違いなく評価が高まるであろうイラン音楽の巨匠である。
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絵本+CD
Song Of Black Tulips
Morteza Mahjubi / Morteza Zahedi
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