メタル/ハードコア・シーンが隆盛しているのは今やアメリカだけではなく、カナダ、オーストラリア、ヨーロッパ諸国で様々なバンドは活躍してます。中でも注目したいのはヨーロッパ内で盛り上がりが著しいイギリスのシーン。ご存知の通り、Bullet For My Valentineはもちろん、Gallows、Bring Me The Horizonらがワールドワイド規模でブレイク済みです。この特集では彼らの後を追うがごとく急成長中のUKバンドたちにスポットを当てちゃいます。
来月リリースの3rdアルバム『There Is A Hell〜』で今後さらなる飛躍を遂げるのは目に見えてるBring Me The Horizon。彼らのことは前回の特集「第67回〜Epitaph 注目の3大リリース (⇒コチラ)」でチェックしていただくとして、その次鋒とも呼べる2バンド、ニュー・アルバム『The Kids We Used To Be…』をリリースしたばかりのYour Demise、2011年初旬に新作発売を予定しているArchitectsを筆頭に、その他イギリスのシーンを充実させるバンドたちの作品を紹介していきます。
まずは3rdニュー・アルバム『The Kids We Used To Be…』をリリースしたばかりのYour Demise。イギリスはブライトンのセント・オールバーンズ、ソールズベリーにて、2003年に結成。本国ではBring Me The Horizonとレーベル・メイト、つまりLostprophets、Bullet For My Valentineのリリースでお馴染みのVisible Noiseに所属しており、アメリカでは名門Rise Recordsと契約してます。
ハードでプリミティブなハードコア・サウンドにふんだんにメロディーを取り入れ、分厚いコーラス・パートを随所にぶちカマすのがYour Demiseサウンド。超精力的なツアーで培った実力が『The Kids We Used To Be…』に込められてます。
Bring Me The Horizonに肉薄する実力を持ち、かつシーンでの期待値が凄まじく高いのがArchitects。Your Demiseと同じ地元のイギリスはブライトンで2004年に結成し、これまでに3枚のフル・アルバムをリリースしてます。
ヨーロッパ、アメリカでは世界最大級のメタル・レーベル、Century Media Recordsに所属。そのサウンドは、ヘヴィーかつグルーヴィー、そしてエモーショナルなメロディーが際立ったモダン・メタルコアです。
ヴォーカリストのSamは、Bring Me The Horizonの "The Sadness Will Never End" (『Suicide Season』収録)、Your Demiseの "All I Never Want To Be" (『Ignorance Never Dies』収録) でゲスト参加してます。4thアルバム『The Here And Now』は2011年初旬にリリース予定。