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WEEKEND“disc”ussion #004

Monday, June 7th 2010

WEEKEND'DISC'USSION

あれよこれよで、4回目を迎えた世田谷系ノスタルジックヒxプホxプポxセWEEKEND企画!"WEEKEND'DISC'USSION"!!!

毎回、WEEKENDに影響を与えた90年代の名盤ジャケを、有りモノ、借りモノでコスプレ&完コピ!
撮影から対談、文字起こしまで全て自分らでやっちゃうDIYな予算ゼロ企画!

今回はTOKYO No.1 SOUL SET、96年の名作『Jr.』をディグ!

さぁさぁ、下記ホンモノと完コピ!
よーく見比べてみてくださーい。

細部まで、こだわりをみせるこいつらって・・・
このばかばかしさ大事でしょ!

今回はコスプレするのはコレ!
TOKYO No.1 SOUL SET『Jr.』



『Jr.』TOKYO No.1 SOUL SET※廃盤
真夜中ひとり眠れないまま部屋のソファでぼんやりとテレビ(というより光りっぱなしのブラウン管)を見ているといつの間にかそこで古い映画がはじまって、茶番と思いつつもシーンとシーンの間に時々出て来る、顔も名前も知らない俳優にうっかりぽっかりと心を奪われたり。そして次の日にはすっかり忘れてしまう。これ、目立った印象深いシングル曲もない地味なアルバムなんだけれど、なぜか記憶のどこかに記号のように引っかかる不思議な曲ばかりで、だから時々、そのリリックやメロディが実体験にリンクすると、否応なしに気絶しそうになります。曖昧。あいまいだからこそヒシヒシと伝わって来る、ソリッドな輪郭。忘れられない1枚。
(イーグル加藤)









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こんな感じになりました!
WEEKEND 『Jr.』ジャケを完コピ!

企画首謀者 WEEKEND プロフィール

90年代が落とした1粒のティアー!世田谷系ノスタルジックヒxプホxプポxセ WEEKEND!バスでいうとこの後部座席。角度でいうとこの 45°ラップユニット『 HELLOWORX 』として 2007 年に結成。2008 年 WEEKEND に改名。抜群のフットワークで週末(終末)を駆け抜け、ジャンルの垣根を超えたありとあらゆるパーティを、3本のマイクでしっかり散らかしつつ、独特のポップセンスでしれっと活躍中。プラスティックを溶かしたときのあのドキドキ感がいつの間にかロマンティックな気分になる感じ。即効性なしで中毒性あり。 マスタリングエンジニア に フィッシュマンズ の柏原 譲 氏 を迎え 2010年3月3日、ファーストフルアルバムWEEKEND『PET SOUNDS』を全国へドロップ。 WEB サイト http://www.tokyohelloz.com/weekend.html
myspace http://www.myspace.com/tokyoweekend
mixi コミュ http://mixi.jp/view_community.pl?id=3367886

WEEKEND新企画 ディスカス #004 『Jr.』TOKYO No.1 SOUL SET

春と夏の間。ちょうど何も感じない夜。ビール片手に、いつもの集まりのように行なわれるディスカッション。



気づかれないようにボリューム下げる的な(加藤)

加藤「今日はね、いつもボクたちの回りのデザインをやってる寺澤先生の他に、友人であり本職デザイナーでもあるダブ先生(a.k.a Dabstar)も来てくれてますからね。デザイン面に特化した話にしたいですねー。」

泉水「もう熱くなりすぎて後半殴り合いになるくらいのトークをね。『こんなのデザインじゃねー』つって。」

加藤「ところでこれ、デザイナー的に作ってみてどうでした?」

寺澤「難しかったねー。」

泉水「でもロケーションとかも今回はサクッと言ったよね。」

ダブ「今回はどこで撮ったの?」

泉水「いま『俺はこんなもんじゃない』っていう謎の名前のバンドと一緒に WEEKEND のアルバムを作ってて、そのレコーディングした時に。なんとなくその家で各自スーツ持ち寄って勝手に(笑)。」

俺はこんなもんじゃない http://kariu.fool.jp/owkmj/

加藤「今回こういうぼんやりしたジャケだからあんまり苦労しなかったよね。なんでも良いというか、ある程度はボケちゃうから他の人に借りたりしなくて良かった。白ってか、薄いピンクのスーツがあったってのが凄いけど。」

モニカ「カーテンも実は普通のカーテンだもんね。」

寺澤「でも意外と大変で、もともとくっきりしてるものをぼかすのは簡単なんだけど、ぼんやりしてるものを一回くっきりと再現させてからぼかさないといけなかったから。なかなかうまく行かず大変だった。デザイナーとしては謎の仕事だよね。」

一同

加藤「ちなみに、何年のアルバムですか、コレは。」

泉水「96年ですね。『空中キャンプ』と同じ年。こっちが後で、夏に出てるね。」

モニカ「ちょっと暗いイメージあるよね。」

泉水「そうそう。不穏なんだよね。」

加藤「うん。たしかにジャケも音も不穏。」

泉水「デートの時に絶対にながせない。」

加藤「そうそう。部屋に女の子呼んで、シャッフルでこれ流れて来たら気づかれないようにボリューム下げる的な。」



見えない所にタグが入ってる的な(モニカ)

TRACK 1『Hey Hey SPIDER』の不穏なイントロ(口笛)がはじまる。

全員「・・・。」

モニカ「なんだろうね。」

加藤「どういう気持ちになれっていうんだ!(笑)」

泉水「ただこれも前回同様、名盤過ぎて言葉にならないよね。」

寺澤「そうなんだよね。ちなみにこれってリアルタイムで聞いてた?」

加藤「それ、恒例の質問になってきたね(笑)。」

泉水「これはワンテンポ遅れてたんだよね。1年くらいかな。初回がちょうどなくなるくらいに聞き始めた。」

モニカ「俺はだいぶ遅いかな。なんとなく知ってたけど、次のアルバム『9 9/9』に収録されてる『SUNDAY』くらいでやっと『あ、この人たちだったんだ』ってつながった感じ。」

加藤「僕は前の回でも話したかもしれないけど、中学生の時に NHK でやってた『SIDE-B』って番組にスチャダラパーが出た時にゲストで呼ばれてた BIKKE(敬称略 / TOKYO NO,1 SOUL SET のラップ担当)を紹介するのに流れたソウルセットの PV で衝撃受けたって感じだね。その時に流れてたのが『JIVE MY REVOLVER』って曲のPVだったんだけど、当時はそれの曲名わかんなくて、勘で買ったのがこのアルバム。結局、収録されてんのは別のアルバムだったけど。このジャケに収録されてるに決まってるって思ったんだけどね。このジャケ、山形じゃ圧倒的に不穏だったし。」

モニカ「普通に置いてあったら手に取らないよね(笑)。」

泉水「『空中キャンプ』もそうだけど、これもPVかな、映像のワンシーンを切り取った感じだよね。なんでだろう。流行ってたのかな。」

加藤「この解像度低めの感じって今あんまりないよね。」

寺澤「流行ってたっていうか良い意味でサンプリングしてる感じはする。」

泉水「予算ない時代でもないもんね。」

加藤「もともと PV ありきだったんじゃない?」

※『Jr』のジャケットビジュアルは収録曲『ヤード』の PV のシーンで構成されている。

加藤「PV の世界観のクオリティ高すぎて『もったいない!』みたいな感じ?」

ダブ「だって、クレジット見るとディレクターとかデザイナーの他に『ビジュアルコンセプト』担当って人たちがいるもん(笑)。その中の1人がタケイグッドマンだ(『ヤード』のPVの他にスチャダラパー、小沢健二などのPVを手がける映像ディレクター)。」

モニカ「そうなんだ(笑)」

加藤「どうりで世界観にこだわってるわけね。」

泉水「ここにお金がかかってジャケ作れなかったんじゃないかっていう。」

モニカ「人件費。」

一同

泉水「でも、狙ってるのかわからないけど、アルバム自体もこの『ヤード』が収録されてることによって凄い締まってるもんね。パッと聞くと何気ない曲なんだけど、凄い。」

加藤「そうそう。一気に映画っぽくなるんだ。」

泉水「寺山修司みたいな瞬間あるもんね。」

加藤「そうそう。でもそういう風にしたかったんじゃないかなって思える。昔の『ダメ』だけど『良い』ギャング映画っていうか。」

ダブ「そうだよね。自分たちが若い時に見てたカッコいいと思ってる世界観を映画にしたいっていうのがあって作ってる感じがする。でも聞き手は高校生だったりするし、そういうのわかんないし、でも徐々に『あ、そういうことかも!』って思い始める。」

泉水「いわれてみるとそうだよね。これって凄いオシャレなアルバムだった気がするんだよなー。見た目だけのポップなオシャレさっていうか、自分たちが一番わかってる!っていう感じのオシャレ具合。」

寺澤「しかもカルチャー寄りのね。」

モニカ「見えない所にタグが入ってる的なね。」

加藤「モニカさんそんな洋服持ってないでしょ!」

一同



ファジィだよね。(ダブ)

加藤「当時中学生だったし田舎だったしファッションとか全然わからなかったけど、すごい憧れたなー。都会のバーとかに集まってみんなで朝までベロベロになるまでウイスキー飲みまくって、ひとりはレコードかけてひとりはギター弾いてひとりはその辺にあるメモとペンで詩を書いてるみたいな。なんてカッコいいんだ!って想像してた。僕からすれば文学だったね!」

泉水「なんだよそれ(笑)」

寺澤「呑んだくれの感じあるよね。ベロベロの無敵感。あいつベロベロだけどなんか光ってんなーっていう人たちの集まり。それをさらに俯瞰してる感じね。」

泉水「大バカがやってきたー!みたいな所もあってね。」

加藤「夜の雑踏の音がビートだ!みたいな。」

ダブ「その後ベロベロで車飛ばして海を目指す!みたいな。」

加藤「ボロボロのキャディラックでね。」

モニカ「葉巻くわえてね。」

ダブ「それは意外と意識してた気がする。」

加藤「今日で死んだらもうそれが終わりってことだからっていう感じ。自ら『終焉』に向かってる気がしてた。それに憧れてたら僕も酒飲みになっちゃった(笑)」

泉水「雰囲気で聞いてたよね。」

ダブ「そうそう、たしかに『雰囲気』って大きかった。友達に『これ良いよね?』っていわれても、雰囲気だけで『良いよね』ってとりあえず言っておく感じ。みんなで『良いよね?』って確かめあってる。」

一同

泉水「いま聞くとサンプリング凄いよね。泣かせるし、泣かせすぎない。凄い盛り上がるところで急に爆発音とか入れて『なんじゃこりゃー』ってなる。」

モニカ「雰囲気を音楽でも表現できてるのってが凄いよね。トラック作ってた川辺さんがキレッキレだもんね。『ここサンプリングするか!?』って思う瞬間が凄いある。なんだろー、思い出しても歌えないっていうか、メロディにならないくらいの絶妙な部分をずっとループしてたりするし。」

寺澤「そうそう。どの音にフォーカスしていいかもわからないし、逆にどの音にフォーカスしても聞ける。どっちかっていうと色合いみたいな。」

加藤「それ、いいこと言ったねー。フォーカスできない感じが良いよね。」

モニカ「リリックとかサンプリングの印象とかより『景色』になってる。」

寺澤「だからオシャレな感じがするんだね。」

泉水「オシャレな感じあるよねー。」

加藤「で、このジャケですよ。オシャレなのかも、説得力があるのかもわからない。」

泉水「そうそう。でもさ、ウチらもこんくらいワケわからないシチュエーションのジャケット作りたいよね。」

全員「作りたいねー。」

加藤「しかも予算かけてこういうくだらないことしたい。」

寺澤「そうだよね。いま、広告みたいなジャケットが凄い増えてるからね。」

加藤「お金かけてるのに凄い保守的なのばかり。面白くないよね。」

寺澤「今、こういうことやろうとするとヘタなインディーズ感だけ出ちゃう。」

泉水「その差ってなんなんだろうね。」

寺澤「雰囲気に持ってかれすぎないって所だと思うんだよね。」

ダブ「そうそう。二枚目過ぎないとか。ちゃんと自分たちをわかってるんじゃないかな。そういうのって大事だと思う。」

寺澤「そうそう。あと『こういうのが良い』ってのが明確じゃないのにヤリきってるのが凄い。だってこれの良さって説明できないからさ!振り返ってみると良いんだよ!とも言えないし(笑)。」

泉水「いまっていろいろ説明しないといけないもんね。」

ダブ「このくらいの時期に『ファジィ』って言葉が生まれてる。」

一同

一同「ファジィー!」

加藤「『あいまいさ』ねー。そうだよねーあいまいだよねー。時代的には TKサウンド とかパッキパキの音楽が大流行なワケじゃん。その時代にコレ、この曖昧さ。ヒップホップってくくられること多いけどジャンルもよくわからない。」

寺澤「クラブで踊れるわけでもなく歌える訳でもなくみんなで聞く訳でもなく。」

ダブ「たしかにみんなで集まって聞く感じないよねー。みんなで車でドライブ行く時にこれかけたらマズいでしょ(笑)。」

モニカ「車で気まずくなるのって凄いイヤだからね。」

加藤「でもそれって要するに『ムード』作ってるわけじゃん。そういうムードにさせちゃうっていう。いまあんまりそういうのって聞かないよね。無理矢理自分から『こういうムードに違いない』って持っていく事はあっても、曲だけでムーディーなのって少ない。」

泉水「音質とか、そうだよね。レコードっぽさって感じ。」

ダブ「昔の歌謡曲とかね。ムードあるのってレコードだし、レコードって今でも音はすごく良いよねー。」

泉水「レコードって輪郭が曖昧で良いよね。音楽もそうだけどパキパキに作り上げちゃうと、弱点が突かれた時にすぐにダメになっちゃうし残らない気がするけど『曖昧』って強い。突っ込まれても『だってボンヤリ作ったから仕方ないじゃん』って言えちゃう。輪郭がはっきりしてる表現って音楽に向いてない。」

モニカ「そうだね。説明とか、輪郭がはっきりしてるって、たしかに音楽には必要ないかもね。」

寺澤「謎があった方が良いよね。意味なんていらないっていうか、そういうのはこっちで想像するから。インタビューとかレビュー多すぎて『もう聞かなくて良いかな』って思ってしまう。もっと信用してほしいよね。リスナーの想像力を。」

加藤「そう考えると『Jr』のジャケってそーとー曖昧だねー。全員の顔がぼんやりしてて、真ん中にくっきりタイトルで『Jr』ってなってるけど、くっきりしてるのは輪郭なだけで『Jr』って言葉の意味に輪郭がない(笑)。」

ダブ「ファジィだよね。」

一同



年に1度のトマトぶつけ祭とかじゃない?(泉水)

加藤「デザイナー的にはどうなの?こういうの。」

寺澤「まぁ音が主役だからね。極端な話、言ってしまえばどんなことやっても合致するよね。」

ダブ「あまり説明的になってしまうと『余計なお世話』になっちゃう。CDも本のデザインもそうだけど受け取り手の想像できるのが良いよね。推理小説でナイフ書いたらもう『ナイフが凶器じゃん!』ってなっちゃうもんね。だからそういう表現は避けてる。」

寺澤「あと、みんなアレだね、想像してるヒマがない。」

加藤「それ言えた!みんな、忙しい!」

モニカ「そうだね。スープの感想言うのに『このコーンがこれこれこうで良いね』とかいちいち言ってられない。」

加藤「なにその例え(笑)。」

寺澤「まぁ全部カワイーって言っておけ、とかね。」

モニカ「なんにでもヤバいとかね。」

加藤「かわいくもかわいくなくもないって表現、みんな避けるよね。」

泉水「あまりに説明的だと逆に輪郭が見えなくなって、本質を掴めなくなってくと思うんだよね。完璧なおっぱいだと思って揉んでたのがシリコンだったっていう。」

一同

寺澤「意外と的を得てるね。」

モニカ「世にも奇妙な物語みたいだね。タモリが『おっぱいを大きくしたい女の物語です』って。」

加藤「それ、たとえが90年代だねー(笑)。」

泉水「人間ってそもそもシャープでシンプルなのって向いてないと思うんだよね。動物本来の食うか食われるかっていうのが苦手でそれをとっくの昔に放棄したワケじゃん。だから本当は曖昧な生き物なんだよね。」

ダブ「戦争とかがそれを分けた気がする。」

泉水「それか日常に戦争が入り込んで来たからこうなっちゃってる。」

寺澤「気分はもう戦争だね。」

泉水「もうこうなったら WEEKEND がやるのって音楽じゃなくて良いよね。年に1度のトマトぶつけ祭とかじゃない?」

一同

加藤「そう考えると、曖昧なものって良いなぁってボンヤリ思ってたけどもしかしたらもう欠如してしまったのかもしれないね。今後はそこを表現して行きたいな。」

泉水「わかった。もう俺、はっきりしたことはやらない。」

モニカ「こうやって見てみると『Jr』すごい良いアルバムだね。」

泉水「ちなみに最初にイーグル加藤に出会ったとき BGM でこのアルバムがかかってた。」

加藤「そうだっけ。」

泉水「バーで。」

寺澤「なにそれ、ちょっと良い話風じゃん。」



おしまい

「ディスカス」構成員

イーグル加藤 a.k.a 転校生(文中:加藤)
WEEKEND の MC で、WEEKEND が所属するクルーTOKYOHELLOZ 代表。転校ばっかしてる。1982年生まれ。
http://tokyohelloz.com/
http://twitter.com/tenkousei
http://tokyohelloz.com/beatniktv/nutty/


泉水マサチェリー(文中:泉水)
WEEKEND のトラックメーカー兼MC。フィッシュマンズのベーシスト 柏原譲 氏のバンド OTOUTA や、自身がギ ターボーカルを務めるバンド・EQ のメンバーでもある。1980年生まれ。
http://tokyohelloz.com/eq.html
http://www.myspace.com/otouta
http://twitter.com/masacherry
http://tokyohelloz.com/beatniktv/sensui/


MC モニカ(文中:モニカ)
WEEKEND の MC 兼 パフォーマー。自身がギターボーカルを務めるバンド・VIDEO のメンバー。1982年生まれ。
http://www.videotheband.com
http://tokyohelloz.com/beatniktv/video/


寺澤K太郎(文中:寺澤)
WEEKEND の専属デザイナー。その他、クイックジャパンでのエディトリアルデザインやシンガーソングライター前野健太や、owkmj(俺はこんなもんじゃない)などのアートワークを手がける。1981年生まれ。
http://tokyohelloz.com/

DABSTAR(文中:ダブ)
デザイン事務所のアシスタントをしながら、主に友人周りでフラフラとユル〜く活動中。最近では、PANORAMA FAMILY の 2nd ALBUM"SCAMPER TOKYO"のアートワークなどを手掛けた。1976年まれ。
http://www.flickr.com/photos/69827797@N00/

WEEKEND“disc”ussion
Archive

#003 『5th WHEEL 2 the COACH』スチャダラパー
#002 『Check Your Head』BEASTIE BOYS
#001 『空中キャンプ』FISHMANS

WEEKEND“disc”ussion 一覧を見る

WEEKEND"DISC"

WEEKEND がオススメする90年代名盤PICK UP!


槇原敬之
「UNDERWEAR」
※廃盤

96年。CDを買うお小遣いもビビたるモノだった時に、僕の、小さな部屋で回り続けたCDは、この TOKYO NO.1 SOUL SET「Jr.」ともう1枚でした。それがコレ。様々なチャンネルからゴシップじみた王道のポップソングボウイと称されがちだけれど、このアルバムは『音楽』は、いつか見た『風景』を脳内 でしっかりと案内してくれて、記憶とコネクトしてくれるコンダクターなんだということ、気づかせてくれた1枚でもあります。想像力が豊かな人の音楽ではなくて、僕みたいに想像力が貧相な人 間にもしっかり想像させる音楽を作れるって、凄い。
(イーグル加藤)



CORNELIUS
「69/96」
※廃盤

ジャンク感満載の2nd。95年発売だったんですね。リ ミックス盤である「地球危うし!!」が96年。ポーズとしてのヘビメタとか、"メタ"感と"ネ タ"感が新鮮で、当時消化するのに精一杯だった。そういう意味ではポップな「Jr.」か。その後、散らかさずに洗練させる方向に行ったのが実に 2000年代的な気がします。ちなみにこのアルバムの通常版CDとアナログのジャケが、たぶんぼくがデザインに行った原因の1つです。良い意味で軽薄で格好良かった。
(寺澤K太郎)



小島麻由美
「セシルのブルース」
※廃盤

こちらも95年。地元のビレバンでかかってて、というベタな 入り方をしたのが懐かしい。当時、凄く不思議な違和感があったのは、どこにも(特に、他の女性アーティスト達のどこにも)属してなかったからではないか。共感ばかり求める音楽が溢れていく中、もの凄く個人的で、共感ってなに?という具合が鋭かった。と、思う。女は強し。男子にはだせない不穏さがにじみ出ている。そして 今、そんな個人的な(に見える)ものを、実は積極的に共有しにかかっている音楽が溢れてる気がします。
(寺澤K太郎)



Fishmans
「8月の現状」
※廃盤

フィッシュマンズとソウルセット、当時、この2組がどうにも 居場所がなさそうだった。どこにも属さない、属せない、当時一番尖がってたこの2組が歩み寄ったのは必然だと思う。 「9 9/9」歌詞カードに添えられた短い追悼の文章が2組の絶妙な距離間の共闘、その痕跡を残す(涙)。 ナイトクルージングで歌われるヤードの歌詞は、ライブ盤ならではのナマナマしい表現が、優しい色をともなって…Just Thing。
(泉水マサチェリー)



SLY&THE FAMILY STONE
「FRESH」


このアルバム、そして「Jr」、名盤と言われるアルバムにはそこでしか聞けない「音質」がある。「夏」と歌われずとも何故か「ジトっ」とした夏を感じさせるザラついた音質。黙ったままずっとこっちを見られているような心の深遠を見透かされる緊張感。 ギリギリでダンスミュージックとして成立しているこの2枚は、できるだけデカイ音で聞いて欲しいと思います。
(泉水マサチェリー)



William Burroughs & Kurt Cobain
「Priest They Called Him」
※廃盤

ウィリアム・バロウズが詩を朗読する傍らで、カート・コバーンのヘナヘナなファズ ギターの"清しこの夜"が流れるという内容。西新宿の地下にあるレコ屋で、何かカッコつける為のステイタスを探しまわってた時にこのCDを見つけた。シビレた!...フリしてた、正直。が、買った当時よりも何年か経た今、じんわりシ ビレてくる潜伏期間長めの一品。2名以上で聴くとビミョーな空気になるから独りで聴いてね。
(Dabstar)



Red Hot Chili Peppers
「Give It Away」
※廃盤

シングルCDが12cm主流になった頃にありがちだった同じ曲の数稼ぎ的なリミックス多 数収録。このEPもそうでした。有名なタイトル曲もかっこいいけど、実は最後に入ってるアルバム未収録のSoul To Squeezeってバラードが哀愁たっぷりでお薦め。PVも映画"フリークス"さながらで素敵です。人気が出たのか94 年にシングルカットされるんだけど、それにはIf You Have To Askって曲のリミックスが多数....。
(Dabstar)



石野卓球
「BERLINTRAX」


これを聴いて、卓球の印象が一変したのを覚えてます。ストレートにカッコいいし、ストイック、もちろんのれる。音堅し。トラックのイメージを助長するタイトルもジャスト。一曲目polynasiaのお囃子リズムによるイントロから、いきなりロックされました。昨今の、卓球=FLOOR っていう認識も、この辺りから強まってきたと思います。
(モニカ)



NuYoricanSoul
「NuYoricanSoul」


深夜、このアルバムをバックに飲める店があったら確実に毎週通います。終始雰囲気が良いんで、ずっと聴いてられます。都市のBGM。途中、何故か感情が高ぶって、泣きそうになるんだな〜。これから聴こうと思っている方々には2枚組の方をお薦めです!(disc2に入ってるNervousTrackがとにかくいいので、必聴)
(モニカ)



WEEKENDのLIVE情報!

6/12(土曜)

下北沢THREE × 術ノ穴 presents
『ゆらめきDANCE vol.1』@下北沢THREE

OPEN 17:00 / START17:30スタート
前売¥2.000/当日¥2.500 (ドリンク別途 )

出演
・環ROY
・WEEKEND
・the mornings
・DOTAMA(術ノ穴)
・SU:(術ノ穴)
・bugfics(術ノ穴)
・Metamorforce(術ノ穴)



7月3日(土)@ 京都CLUB METRO
http://www.metro.ne.jp/

LONDON CALLING 〜Lainy J Groove release party〜

前売¥2,000 inc.1drink
当日¥2,500 inc.1drink

GUEST LIVE:
Lainy J Groove
SAWAGI
WEEKEND(未決定)

DJs:
岩崎慎(METONMILK)
西村道男(Nur., Getting Better)
山下善史
定岡祐介
坂本敏史

SECOND FLOOR DJ:
FAN HOUSE DJs
FRIDAY I’M IN LUV DJs

WEB:http://www.londoncalling-kyoto.com/

★ 23時までに来場の方はさらに500円引!!の早割あり★