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イヴォンヌ・ロリオさん死去

2010年5月19日 (水)

イヴォンヌ・ロリオさん死去

さる5月17日、パリ郊外のサンドニ市にある自宅で、糖尿病のため3年間昏睡状態にあったイヴォンヌ・ロリオ=メシアンさんが亡くなられました。86歳でした。心よりご冥福をお祈りいたします。

【プロフィール】
作曲家オリヴィエ・メシアンの夫人で、ピアニストとして知られるイヴォンヌ・ロリオは、1924年1月20日、パリ郊外ウィユに誕生。子供のころから楽才を発揮し、ベートーヴェンのピアノ・ソナタを全曲暗譜で演奏する神童として注目を集めていました。やがてパリ音楽院に進むと、高名なラザール・レヴィとマルセル・シャンピにピアノを習い、さらにミヨーとメシアンに作曲を師事します。成績は非常に優秀で、「ピアノ演奏」「和声」「フーガ演奏」「伴奏法」「室内楽」「楽曲分析」など7つもの「プルミエ・プリ(1等賞)」を獲得するほどの天才でした。
 19歳のときに恩師メシアンと共に『アーメンの幻影』を初演し、続いて21歳の時には同じくメシアンの『幼子イエスにそそぐ20のまなざし』を初演。それ以降はメシアンのピアノ曲、およびピアノが参加する作品いついてはほぼすべての初演を彼女がおこなうこととなりました。
 やがて1962年にはメシアンと結婚。メシアンは二度目の結婚で、最初の妻クレール・デルボス[1906-1959]はすでに亡くなっていました。
 結婚後もロリオは演奏家として活動し、シェーンベルクやバルトーク、ブーレーズ、バラケ、ジョリヴェといった現代音楽から、バッハやショパン、ドビュッシー、ラヴェルにいたる広いレパートリーで世界各国で演奏会をおこなっていました。 日本にも1962年以降何度か訪れており、『トゥーランガリラ交響曲』日本初演や『コンセール・ア・カトル』日本初演に参加したりしています。
 イヴォンヌ・ロリオの演奏は、メシアンの作品そのものに深い影響を与えたといわれるほどの見事なもので、華麗な超絶技巧と豊かな音色、そして鋭敏なリズムによって鮮やかな音楽を聴かせてくれていました。
 頭脳明晰で記憶力にも優れていた彼女は、ブーレーズらと共演した連続コンサートで、1週間でモーツァルトのピアノ協奏曲22曲をすべて演奏し、カデンツァまで用意したといいます。
 CDは現役盤は定評あるメシアンがほとんどで、ほかの作曲家の作品としてはストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ』があります。
 なお、オンド・マルトノ奏者のジャンヌ・ロリオは実の妹です。

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