Chelsea Grin インタビュー

2010年5月13日 (木)

interview

Maroon

Chelsea Grinスペシャル・インタビュー!


第61回押忍! パンク道場、"フレッシュかつヤングなデスコア特集" でフィーチャーされた注目の大型新人、 Chelsea Grin。本国アメリカで、1stアルバム「DESOLATION OF EDEN」がビルボードでチャート・アクションを巻き起こした、まさにブライテスト・ホープであります! この作品が日本盤デビューするタイミングでショート・インタビューを決行しました!
応えてくれたのは、トリプル・ギターの内の1人、Jaek Harmondです。

interview : Dr Doom
DOOM PATROL FOUNDATION


---  今、みんないくつくらいなの? バンド活動をしていないときは何をしてるの?

Jaek Harmond (以下J) : うちらの年齢層は19〜24歳で、ここのところ、ほとんどの時間をバンドで活動するのに使ってるんだ (笑)。もし時間が余ってたら、いつも家族や友達といるかな。

--- ARTERY RECORDINGSをレーベルに選んだのはどうして?

J : うん、しばらくEric RushingとMike Milford (THE ARTERY FOUNDATIONのマネージャー) と一緒に仕事をしてる間、居心地良かったし、彼らのビジョンに共感したし、こことなら自分たちがナチュラルなままでやっていけるって思ったんだ。

--- アルバム・タイトルはどういう意味が込められているの?

J : 「DESOLATION OF EDEN (楽園の荒廃)」ってのは、俺たちのいる現代社会がどう混乱しているかを表してるんだ。

--- 歌詞ではどのようなことについて歌っているの?

J : 極力、前面に出そうとしたのは『自分で考えてほしい』っていうメッセージだよ。他人に自分がやりたいことを止めさせられるようなことなくね。それ以外には、ちょっと古いテイストのダークな題材も盛り込んであるよ。

--- Lambesis Studiosでレコーディングされたようだけど、レコーディングのときのエピソードは何かある?

J : あるよ! いくつかスタジオで撮った動画をYouTubeにアップしたんだ。次のアルバムのときにはもっと良いドキュメントを撮れる時間があるだろうけど。

--- STATIK FACTORY RECORDSからリリースしたEPを振り返って自分たちではどう思う?

J : 俺たちみんなかなり若かったから、EPがあれだけ成功したのはすごい幸運なことだったと思う。あのEPを作ったおかげで、自分たちの音楽をどうやったらもっと良くしていけるかっていうことを学べたしね!

---  今後のバンドのヴィジョンとして、どういう方向にしていきたいとかはある?

J : もっと自分たちのことが知られたいし、ずっとツアーしていきたいな。ツアーしないで活動停止するバンドにだけはなりたくないんだ。

profile

CHELSEA GRINは、2007年にアメリカはユタ州ソルト・レイク・シティにて結成したデスコア・バンドだ。
結成当初はバンド名をAHAZIAHと名乗っており、ヴォーカリストのAlexとギタリストのChrisを中心メンバーとしていた。
2008年3月、現在のCHELSEA GRINに改名する。やがて彼らはSTATIK FACTORY RECORDSと契約し、2008年7月に「CHELSEA GRIN」EPをリリース。アンダーグラウンド・シーンを活躍の場に、WARPED TOURを含むツアーを何度か敢行し、次第にレーベルの顔的存在まで人気を高めていく。

本作「DESOLATION OF EDEN」のレコーディング作業は、2009年8月にAS I LAY DYINGのヴォーカリストであるTim LambesisのLambesis Studiosに入りスタート。完成した本作は、SUICIDE SILENCEの粗暴さ、そこにTHE ACACIA STRAIN、WHITECHAPELの重厚さを加えた正統派デスコア・サウンドに仕上がっている。ごく近い将来、彼らがシーンのトップで猛威を振るうことは想像に難くない。