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WEEKEND“disc”ussion 『5th WHEEL 2 the COACH』をディグ! page2

Saturday, April 3rd 2010

WEEKEND'DISC'USSION

WEEKEND新企画 ディスカス #003 『5th WHEEL 2 the COACH』スチャダラパー page2

ー 形は変わってるかもしれないけど今でもみんな続いてるしね。(泉水)

泉水「雑誌で『Boon』とかも出てきたよね。」

加藤「そうそう。年齢的にもちょうどファッションに目覚めた頃だったから、雑誌だけじゃなくてこういうCDのブックレットのファッションとかもいちいち刺激的だった。いまってジャケだけでファッション的だったり、カルチャー的だったりするのって少ないと思う。」

泉水「ストリートとサブカルチャーとのギリギリのラインでもあったよね。宮沢章夫とか、お芝居の人たちともいろいろつながりあったり、そういうのを率先して雑誌で紹介したり、なんか面白いものをちゃんと取り上げてる感じがしたよね。」

加藤「そうそう。」

泉水「一方でキョンキョンとかドメジャーなラインともつながってるし『ポンキッキーズ』にも出てるし、メジャーとサブカルチャーの橋渡し的な感じがちゃんと出来てて凄い。」

モニカ「ラジオとかテレビにも一杯出てたよね。」

加藤「そうそう。NHK でやってた『ソリトン SIDE-B』って番組にスチャダラパーが出てたのを当時リアルタイムで見て、かなりトラウマになってる。スチャダラパーがゲストで J-RAP について語ってる回で、RAP のルーツになってる曲の MV とかがたくさん流れてて…。外国の RAP と 日本語 RAP の比較とか検証してた。話逸れるけど、その時に、スチャダラパーの友達みたいな感じで紹介されてた TOKYO NO.1 SOUL SET の『JIVE MY REVOLVER』の MV に衝撃を受けて『東京』に上京して来たと言っても過言じゃないくらい(笑)。」

モニカ「あの番組、ドリアン助川もレギュラーで出てたよね。」

加藤「あー、東京の街角で詩を叫ぶやつね。『ビルの隙間から見える空は〜』的な。」

モニカ「ドリアン助川ブームってあったよね。」

泉水「あったあった!」

加藤「叫ぶ詩人の会。」

モニカ「ドリアン助川の正義のラジオ!『ジャンベルジャン!』」

一同

泉水「自分たちだけが売れようとかじゃなくてメディア通して凄くたくさんのモノをフックアップして来た人っていうのも凄い。LB NATION の人たちとか、形は変わってるかもしれないけど今でもみんな続いてるしね。」

加藤「凄いよね。」

※LB NATION … リトル・バード・ネイション(Little Bird Nation、通称「LB」や「LB Nation」と記す)は、スチャダラパーを中心とした日本のヒップホップグループ・クラン。 TOKYO NO,1 SOUL SET、かせきさいだぁ≡、四街道ネイチャー(現・FORCE OF NATURE)など。

感服にも似たしばしの沈黙。いつも以上に注文されるビール。

ー 責任取ってくれよ!って言いたい。(泉水)
ー 語れば語るほど不毛さが満ちる。(加藤)

泉水「そうそう、これ話しておかないとって感じなんだけど、そもそも WEEKEND の結成は、俺とイーグルさんで、当時イーグルさんがバイトしてた下北沢のカウンターバーでずっとスチャダラ聞ききながら、飲みながらあーだこーだ言ってたのが始まりだからね。イーグルさんがスチャダラを BGM にして、店のテレビのモニターでフィッシュマンズの映像流してて仲良くなった。そしたらいつにまにかその辺が好きな客が集まっていろいろスチャダラについて情報交換してたんだよね。本当かどうかわからないけどレコーディングは自宅らしいよとか、みんなでゲームやりながらダラダラしてたらしいよ、とか。それならウチらでも出来ちゃうんじゃない?みたいな。最初は軽いノリだったよね。それで今も自宅レコーディングに憧れてこだわってるってのもある。」

加藤「そうまさにあーいう世界に憧れちゃってるよね。勝手に妄想して。」

泉水「特にイーグルはそうだよね。」

加藤「完全に憧れってことで今回の撮影はやったよね。でも、今までのこの企画でやってきた 2回 と違うのは、フィッシュマンズとビースティと違ってちゃんと僕らがリアルタイムでリリース情報をキャッチしてたアルバムってところだよね。中学生だったけど、お小遣いためてちゃんと自分の意志で買ったアルバム。だからって背伸びした感じもなかったし。自然に情報も入って来てた。」

泉水「リアルタイムで買ったってのは本当にデカい。当時みんなは中2?中3?」

加藤「僕とモニカさんと寺澤は中2だね。小学校6年の頃に『今夜はブギーバック』ブームがあったから、そのまま『スチャダラ外伝』とか『ポテンヒッツ』とかの流れでちゃんとずっと追えてた。」

モニカ「高校になってからも『ポンキッキーズ』に BOSE が出てたから追えてた。」

加藤「あとは年々染みて来る『サマージャム'95』(TRACK6に収録)とかね。」

泉水「むしろ今の世代で聞くのがジャストなくらいこの世界観にやられちまってここまで来てるからね。責任取ってくれよ!って言いたい。」

一同

泉水「夏がそんなに好きじゃなかったのに好きになってる。」

寺澤「それは確実にあるね。あと、夏にダラッとしてる感じの良さってのをこの辺りで築いたよね。」

加藤「気づいたら昼間から家でボケッとしながら『冷や奴』食べたり『せいろ蕎麦』食べたりしてる。再放送のテレビ見て昼寝してる。しかも結構な割合で。」

泉水「あとこのアルバムってヒップホップ枠のはずなのに、その頃そういうの知らなくても誰でも聞けて楽しめたよね。ラップとか意識しなかったし、それが大きかった気がする。」

加藤「単純にポップスの流れでラップが自分に浸透してた。」

泉水「サマージャムでクラブのこと言ってても『クラブで遊んでる感』がないっていうか、そういうシーンをスチャダラパー自体が俯瞰してる感じがする。」

加藤「確かに『ついつい流されちまう』とかフレーズ見てもなんか見透かされてる感じあるよね。本当にクラブ?みたいな。でも、当時のスチャダラパーっていくつ?悟り過ぎじゃない?」

泉水「BOSE が 26歳。」

加藤「うわ、年下だ。ちなみに1995年って何があった年?」

泉水「阪神大震災とか、地下鉄サリンとか。」

モニカ「え、マジで。」

寺澤「あー、なるほど。」

加藤「結構いろんなことがテレビの向こう側で行われてると思ってたわ、当時。」

泉水「でも自然とこのアルバムのノリに救われてたよね。」

加藤「もー、いろいろ思うと全く頭あがらないっす。」

モニカ「WEEKEND が完全にこの遺伝子でやってるってバレても仕方ない。」

泉水「もうリリックに関してもトラックに関してもこれ以上もこれ以下もできないわけで、せめて視点をずらして、ウチらなりの世代のロマンティックとか織り交ぜてくしかない。よく言えば DNA だね。」

寺澤「ちなみに、この『5th WHEEL 2 the CORCH』ってアルバムは3人の中でどのくらいのランク付けなの?」

泉水「んー悩む!」

寺澤「スチャダラのアルバムの中で1位はどれ?って言われると?」

泉水「音だけで言うと『fun-key LP』好きだけどね。」

モニカ「俺は『WILD FANCY ALLIANCE』が好きだなー。」

加藤「安定感で言うと『5th〜』が1位かなー。」

泉水「確かにねー。流れとか、全体的に泣かせすぎない感じとかも良いんだよねー。」

加藤「そうそう。」

泉水「大事なフレーズは ANI が抑えるとかね。」

加藤「でも1位は決めれないわー。」

また沈黙。またビール。

モニカ「・・・。」

加藤「なんだろうねー。もう好きすぎてなんだかね。」

泉水「なんだろうね。もうウチらがわざわざ語らなくても良いでしょ。」

加藤「語れば語るほど不毛さが満ちる。」

モニカ「これが限界だね。」

加藤「それにしても今回は昼にも関わらずビールが進む。」

モニカ「天気もいいしね。」

泉水「夏も近いしね。」



WEEKEND"DISC"

WEEKEND がオススメする90年代名盤PICK UP!


CIBO MATTO
「ステレオタイプA」


いつ聴いても色褪せない。これぞまさしくオールタイムベストにあげたい一枚です。とにかく聴いていて音が気持ち良く、HIPHOPが下地の跳ねるリズムも心地良い。ボーカルも歌詞のモチーフもポップで言うこと無し。ほんと言うこと無いんだ。何聴くか迷ってる人には是非共お薦めします。いやマジだって!何も聴きたくない人にもお薦めなんだから。
(モニカ)



A TRIBE CALLED QUEST
「People's Instinctive Travels and the Paths of Rhythm」


この名盤も結局スチャダラパーのご紹介で出会えたわけで。「音楽は好きだけど、HIPHOPはちょっと怖いしな…」って思っていた僕の偏見をなくしてくれた1枚。ロックからのサンプリングもチラホラあるうえ、なんとな〜くあどけなさの残るトラックがとっつき易い。バカで知的、王道にして異端、ポップでドープ。分かりやすく、嘘のないキャラクターと、スチャダラダラした視線だけが、あらゆる矛盾と偏見に対抗する唯一の手段だと思います。
(泉水マサチェリー)



キリンジ
「47’45”」
※廃盤

かせきさいだぁ≡とキリンジ堀込兄弟の兄・高樹のバイト先(ナムコ)が一緒だったということで、キリンジはデビューのきっかけを掴む。2nd アルバムに相当するこのアルバムを知ったのは東京に上京してからになる。本文でも語られてる LB NATION の一員でもあり、ボクがクリエイターに憧れ東京に上京する決定打となる映像を多数手がけてるムービーディレクターのタケイグッドマンによる当アルバム収録曲『牡牛座ラプソディ』の MV に衝撃を受けたのがきっかけ。『キリンジ』好きをアピールして文系女子のハートをガッチリとキャッチしようなんて微塵も思っていないですよ。
(イーグル加藤)




WEEKENDのLIVE情報!

『曖昧な世界 〜 music + photograph 〜』
2010年5月9日(日) @ 440(four forty)shimokitazawa
OPEN 12:00 / START 12:00
前売 \2500 / 当日 \2800 (2order 付)
【 LIVE 】
・タカツキバンド / GROUP / WEEKEND / tonchi / asana
【 DJ 】
・DJ FUKUYOKA
【 スライドショー&トーク 】
・須田誠 (写真家)
前売予約は
・各出演者HPからのメール予約
・440店頭販売(16時〜)
・440店頭にて、前売チケット購入の方にはディスカウント価格の【\1500】で販売します。


2010.05.18 tue. " Peculiar Flavor "
WEEKEND / Tim & Puma Mimi / 日の毬 / 古宮夏希&コークスが燃えている! / and more
■ 場所:新宿 motion
■ 開場 / 開演:18:00 / 18:30
■ 前売 / 当日:¥2,000 / ¥2,300 [ D別¥500 ]


2010.05.27 thu @ shimokitazawa ERA
FREE THROWsecondtime〜ERA 8th Anniversary!!!〜
OPEN / START :19:00 / 19:00
TICKET ( ADV / DOOR ) :\1500 (D別)
【 DJ 】
弦先誠人(puke!) / 神啓文(Getting Better) / タイラダイスケ(soultoday)
【 GUEST DJ 】
シモリョー(the chef cooks me) / GOE(the SHUWA) / 井澤淳(LITE)/ CRASH DJ KAZUTO / manakeshu(penguinmarket) / ゆたちん(wooderd chiarie)/ YOU-HEY!(下北沢ERA)/ DOON Diadora(Christopher Allan Diadora) / YUKIHIRO Diadora(Christopher Allan Diadora) / KOUZOU(LITE) / and many many more!!!
【FLOOR ACT】
WEEKEND
※ 事前予約+1Dサービス!
※ 高校生はチャージフリー!(別途2D)
※ ERA店長宮崎洋平 VS FREE THROWタイラダイスケのカレー対決有り!!


KOMAMO'10
開催日時:2010年5月29日(土),30日(日)
会場:東京大学 本郷キャンパス 野外特設ステージ
OPEN:10:00-18:00
■ 入場無料(カンパ制)
29日出演アーティスト
CALM / ALTZ / やけのはら+ドリアン / WEEKEND / and more!!!
30日出演アーティスト
DJ NOBU / MOODMAN / ドリアン / and more!!!
http://www.fruth.jp/komamo10


2010.06.12 @ simokitazawa THREE
2010.07.04 @ 大阪ツアー


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#001 『空中キャンプ』FISHMANS

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