『４匹の蝿』モリコーネ

2010年4月6日 (火)

日本劇場初公開から37年－
恐怖の帝王ダリオ・アルジェント、幻の傑作が遂に解禁！

4匹の蠅

　目を奪う鮮烈な色彩と独創的な映像美で華麗なる恐怖世界を創出し、多くの観客を魅了し続けるイタリアン・ホラーの巨匠、ダリオ・アルジェント。そのフィルモグラフィのなかで唯一ソフト化されず、1973年の日本封切り以来、実に37年も封印されてきた幻の傑作『４匹の蝿』(71)の劇場リバイバル上映が遂に実現！

“動物3部作”の最終章
『歓びの毒牙』(69)『わたしは目撃者』(70)に続く、伊製ミステリー“ジャッロ”の１本で、動物（と昆虫）を謎解きに用いた通称“動物三部作”の最終作として発表された本作。オカルト色を強めることで、恐怖映画作家として大いなる飛躍を果たした『サスペリアPART２』(75)へと続く“ミッシングリンク”としても重要な位置を占める1本です。
その復活に立ち合った観客は、必ずやアルジェントの新たな一面、隠された魅力、再発見!!

ストーリー

　死ぬ直前の被害者の網膜に映った映像をレーザーで検出すると、そこには４匹の蝿が映っていた--という、Ｄ・アルジェントの伝説的ビデオ未発売作品。人気ドラマー、ロベルト（Ｍ・ブランドン）は、執拗な嫌がらせをする男をはずみで殺してしまったが、その現場を仮面の人物が撮影、脅迫電話が続き不可解な殺人事件が次々と周りで起こり始める……。

　『４匹の蝿』
　2010年6月19日(土)～7月16日
シアターＮ渋谷にて4週間限定モーニング＆レイトロードショー
※大阪：第七藝術劇場、名古屋：シネマスコーレほか、全国順次公開
※デジタル上映
提供・配給：キングレコード＋iae

STUFF＆CAST

1971年　イタリア映画　カラー　101分　日本初公開1973年
原題：QUATTRO MOSCHE DI VELLUTO GRIGIO (伊)
FOUR FLIES ON GREY VELVET (英)
監督・脚本：ダリオ・アルジェント
製作：サルヴァトーレ・アルジェント
原案：ルイジ・コッツィ、マリオ・フォグリエッティ
音楽：エンニオ・モリコーネ
撮影：フランコ・デ・ジャコモ
出演：マイケル・ブランドン、ミムジー・ファーマー、ジャン・ピエール・マリエール、フランシーヌ・ラセット、バッド・スペンサー

サウンドトラック

サントラはモリコーネ
　先述の"動物三部作"　『歓びの毒牙（Bird with the Crystal Plumage)』、『わたしは目撃者（Il Gatto A Nove Code）』（※こちらはアナログも廃盤!!）の音楽を手がけるのはモリコーネ。ブルーノ・ニコライのオーケストラによるモリコーネの名盤のひとつとしてもマストな1枚!!