ー オリコンと 8cm シングル
モニカ「逆にその当時ってインディーズとか、良い感じのキャッチしてた人たちが聞いてたのってどうだったんだろうね。レンタルされないようなアーティストとか。」
泉水「まだハイスタ(HI-STANDARD)とかもなかったしね。」
加藤「スピッツとか?」
モニカ「スピッツもまだライブハウスでくすぶってた時代でしょ。ミスチルとか。ミッシェル(thee michelle gun elephant)とか。」
加藤「出たか出ないかくらいの時期だ。」
泉水「でも、インディーズレーベルだったかはわからないけど、その頃インディーズっぽい存在で一番面白かったのって『フリッパーズ・ギター』じゃない?1991年にはもう解散だったけど92年くらいならまだまだ盛り上がってたと思う。セールス的にどこまで盛り上がってたのかはわからないけど。」
加藤「今で言うとこのオリコンの順位でいうとどんな感じだったんだろうね。CD売れてたのかな?むしろレンタルとかされてたのかな?」
泉水「どうなんだろうねー。人気だったのは聞くけどね。」
モニカ「確かに小沢健二が出て来た時になんでこの人がいきなりこんなに崇められてるのかわからなくて、曲の良さだけで買ってた。」
加藤「フリッパーズですらそんな感じの印象だ。そんな時代にビースティってどうだったんだろうね。というかメディアとかに入り込む余地なさそうだよね。ヒップホップって音楽すら日本でそんなに今ほど定着してない時代でしょ?」
泉水「でも少なくとも当時日本でヒップホップしてた人は影響受けてたんじゃないかな?白人でちゃんとラップやってる人ってそんなにいなかったし。むしろ日本でもヒップホップやってれば意識せざるをえないはず!」
加藤「ちなみに92年のスチャダラパーとかって当時どんな感じ?」
泉水「『Trio The Caps』とか『SANTAFUL WORLD』とか 8cm シングルをたくさん出してた時だね。」
モニカ「あーシングルってのがやっぱ熱かったんだね。」
泉水「単純にチャートインしてる曲のクオリティが高かったんだよ、きっと。」
(各自 92年 CD 売り上げベスト100 などの資料を見ながら)
加藤「1992年オリコン年間1位『米米クラブ』!!」
泉水「メジャーシーンが元気だよねー。」
モニカ「単純に売れてる枚数が違うね。」
加藤「CD 買う人減っちゃったのかなー?」
泉水「単純に欲しいと思うモノも減って来てるんじゃない?当時はもっと良いものメジャー問わず作ってたと思うな。」
加藤「あー確かにね。曲のクオリティだけじゃなくてモノとしてね、アーカイブしたい感じあったよね。コレ持ってるだけでカッコいいとかそういうタイトルって90年代にはあった気がする。」
泉水「モノとしてのサービスっていうか、まぁ言っても弁当屋で詰めてくれる温かい弁当かコンビニでチンした弁当か、くらいの差だけどさ。大事っちゃ大事だよね。」
加藤「あ、でも最近 CD 買ったよ。先月ココで話したアルバム。営業トークなしで。たまには買おうって思った。と言っても新譜じゃなくて90年代のアルバムだけど。」
モニカ「小学生だったからわからなかったけどこの時代、良い曲多いね。サザンの『涙のキッス』とかこの時代なんだね。この頃のサザン好きだなー。」
加藤「なんか時代もあるのかもしれないけどここ最近のチャートの印象と違うよね。大事 MAN ブラザーズの『それが大事』とか浜田省吾の『悲しみは雪のように』とか20年近く経っても聞かれてたり歌われてたりする曲が多いし。今でも残ってる。」
泉水「 “厳密” に言えば、残ってない、けどね。」
加藤「記憶の中にウチらが残してるだけか。」
モニカ「これさ、山下達郎のクリスマス・イブが当時からベスト100に入ってるのがヤバいね。」
泉水「ヤバいよねー。」
加藤「ヤバい。一生チャートインするんじゃない?」
泉水「その下の『何も言えなくて、夏』って曲、この年なんだねー。」
全員「・・・。」
加藤「あ、ちゃんと嘉門達夫も入ってるじゃん!しかも32万枚。あんな感じでどんだけ売れてんだよっていう。」
モニカ「レンタル業界に 風穴 空けてたんじゃない?(笑)」
泉水「すごいよ。『少年時代』も入ってるんだ。エバーグリーン過ぎるね。」
モニカ「チェッカーズのこの曲も入ってるんだ。結構良いんだよね。小学校の時にこれ歌ってるクラスの女の子がいて、なぜか凄い嫌いになった。」
加藤「なに、そのエピソード(笑)。」
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WEEKEND"DISC"
WEEKEND がオススメする90年代名盤PICK UP!
TOKYO NO,1 SOUL SET 「9 9/9」
東北には少し遅めの桜前線の到来。全身にみなぎる根拠のない自信と、同時に得体の知れない不安を抱えた高校3年の春の真ん中。あくびのし過ぎで死んじゃうくらい退屈な教室の中で1人、引き出しに隠したウォークマンにこのアルバムをピットインさせヘッドフォン経由で全身に高圧電流ビビビッ。今でもこのアルバムを聴くと、その時の電子がよみがえり空気中を浮遊する。ドススメは「許された夜」「Key word」「夜明け前」「隠せない明日を連れて」・・・いや、あ、うん、とにかく全部、ですね。全曲通して良いです。 (イーグル加藤)
ORIGINAL LOVE 「SUNNY SIDE OF ORIGINAL LOVE」
脳内摩天楼。オーデコロンプンプン臭わせたら白いバスローブを羽織り、ブランデーグラスをクルクル回して、シャム猫を愛でる。脳内摩天楼。虎の皮でできたマットを敷いて、大きいゆったりソファに腰をかける。リモコンに手を伸ばし 100 インチくらいのテレビのスイッチを入れる。あの国が、また戦争を始めたらしい。脳内摩天楼。女から電話。颯爽とスーツに着替え、愛車『Land
Rover』に乗り込む。キーを入れ走り出したあたりで、カーステレオからこのアルバム。最高です。中学生のボクは、団地の窓から『摩天楼』とは対局にある『田園風景』を眺め、このアルバムを聴きながら、こんな妄想に耽る。脳内摩天楼。今だその景色は変わらずこのアルバムの中に。 (イーグル加藤)
THE FLAMING LIPS 「The Soft Bullitin」
「Race For The Prize」一発で僕の世界が変わったような気がした。ぐんにゃり曲がったフレーズが、倒れる寸前一瞬の景色を走馬灯のように見せてくれる。ファンタジックでキラキラしてんのに、どっかぶっ壊れてておかしくて、ヘロッヘロで…この1曲には、90年代の全てが集約されていたように思う。もしかしたらこの時から、世界が終わりはじめたのかも。 (泉水マサチェリー)
WEEKEND“disc”ussion Archive
#001 『空中キャンプ』FISHMANS
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