フィリーの歌姫、5年ぶり復活

Wednesday, April 7th 2010

フィラデルフィア出身の実力派シンガーVivian Green Jill Scott ツアーのバッキングボーカルを務め、ライヴ・アルバム「Experience - Jill Scott」にもファットバック・タフィーの一員としてクレジットされており、その後MaxwellのUSツアーにも動向しオープニング・アクトを務めるなどしてきたアーティストです。

2002年に『Love Story』でメジャー・デビュー。ネオ・フィリーの重要人物であるJames Poyser、Larry Goldや、インディR&Bシーンの雄 Eric Roberson、クラブシーンからはOsunladeが参加し、話題を呼んだ彼女。

05年にはセカンド・アルバム『Vivian』を発表。トレードマークだった短いチリチリヘアをストレートに変えてぐっと女性っぽく変身。名曲「Gotta Go, Gotta Leave」が生まれましたが、彼女の可憐な佇まいと、透き通った歌声は、個性を全面に出さねばシーンの主流には合わなかったのか、チャートこそデビューアルバムよりも上位を記録したものの（ビルボード15位、R&Bチャート5位）、50万枚売上げゴールドを記録した『Love Story』には遠く及ばないセールスとなってしまったのです。

その後、 07年にGuruのジャズ・プロジェクト『Jazzmatazz Vol.4』に参加。メジャーのColumbiaを離れ、インディ大手レーベルKoch（E1 Music）に移籍。昨年から制作に入っていたという待望の3rdアルバム『Beautifu』がこの春リリースされることになりました！

Vivianの弟Solomon Greenが共同ソングライターシンプルなスロウ・バラード「Beautiful」は、既にR&Bファンの間で大好評。美しいPVも完成しました。

またアルバムをバックアップするのはグラミー賞ノミネート・プロデューサーでVivianとは長い友人でもあるAnthony BellとJason Farmerということで、久々にネオフィリー復権の兆しとなる作品となりそうです！