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Grassland × 未来派野郎Aチーム

Wednesday, February 10th 2010






Akira Kosemura最新作『Grassland』がついにリリース!
このアルバムの発売を記念し、我々 [未来派野郎Aチーム] の面々が
『Grassland』を全力で全曲レビュー!
試聴もアリですので、是非とも実際にお聴きになりながらお楽しみ下さい。

そして、Akira Kosemuraが主宰するレーベル・scholeの全カタログタイトルも
併せてご紹介。 あなたのお気に入りが1枚でも見つかれば幸いです。
  • little letter pt.2

         schole Free paper 『little letter pt.2』

    「1920年代前後のアメリカで特に盛んになった“リトルマガジン”。そのピンポイントかつ新しい切り口の雑誌をモチーフに、親近感溢れる“schole リトルレター”送ります」

    scholeがお届けするフリーペーパー『little letter』。
    付属のCD-Rには [未来派野郎 Aチーム]の隊員が選曲した音源を収録。
    今回の特集はこの『little letter』との共同企画でお送りしております。



商品ページへ     【Akira Kosemura最新作】

  Akira Kosemura / grassland

    [ DVD付き限定盤 / 2010年2月13日 発売 / 通常価格 ¥3,150(tax in) ]

     ※通常盤はコチラから


scholeより発表された二枚のアルバムが多くの人々に支持され、最近ではポラロイド写真をテーマにした完全即興演奏によるピアノアルバム『Polaroid Piano』の発表、さらに自身の作品だけにとどまらず、映像作品「ウミウシ 海の宝石」への音楽提供や、ケンタッキーTVCMの音楽制作、nano universeやTOSHIBA REGZAのウェブサイト音楽、アパレルブランドへの楽曲提供など、ますます活動の幅を広げる気鋭のアーティスト、Akira Kosemuraが自身のレーベルscholeからリリースする三枚目のアルバム『grassland』。 多くのゲストミュージシャンを迎え入れて制作された本作、これまでの作品が光と影、両方を持っていたとしたならば、今作は最も光に満ちあふれている。その濃い密度で紡がれた音楽は、これまでの集大成といえるだろう。 また、今作は通常のCD盤に加え、限定生産盤としてミュージックビデオ作品を七作収録した豪華CD + DVDパッケージ盤も同時リリースとなる。小瀬村のこれまでの作品のなかから、四人の映像作家がそれぞれ楽曲を選び制作された映像作品集は、デビュー当初より小瀬村の作品ヴィジュアルを支えているSCHOLE INC.の面々に加え、ロンドンから Mario Cavalliを監督に迎えて製作された三作品もパッケージ。一つの到達点を迎えた彼の今後に、大いに期待が高まる作品となった。





grassland × 未来派野郎Aチーム 全曲レビュー




  • 01. grassland  試聴 [試聴]

    アルバムタイトルにもなっている冒頭の『Grassland』は、朝靄のようなエレクトリックピアノの幻想的な響きでその幕を開ける。変則的にプログラミングされたドラムが重なり合うと同時に、その霧が晴れるかのようなイメージが喚起され、楽曲の輪郭がはっきりと見えてくる。力強さも感じられるこの楽曲は、この作品の冒頭を飾るに相応しい。 (緑川信宏)

  • 02. petrarca  試聴 [試聴]

    アルバム2曲目にして、いきなりの「4つ打ち」という新境地を見せてくれるこの曲。ソフトに包まれたキック音に浮遊感タップリのウワモノ、心地よく響き渡るピアノの音色。その上にMisfortunes of Geraldの天使のような美 声がこだまする。ダンス・ミュージックでありながらも、しっかりアンビエント。流石です、小瀬村さん。 (古屋雄裕)

  • 03. light  試聴 [試聴]

    まさしくタイトルが示す通りのイメージの曲。とある公園で池の水面に映った陽の光を眺めながら聴いていたらその画が見事に音楽とシンクロしていて曲のイメージ映像を観ているようだった。中盤から徐々に徐々に音の厚みを増していくその加減が絶妙。更にヴォーカルの当真伊都子氏は高木正勝氏のアルバムにも参加した注目株。 (鈴木俊介)

  • 04. marriage  試聴 [試聴]

    その名も「結婚」というタイトルのこの曲。他の楽器を使用せず、ピアノのみで紡ぎ出される儚いメロディーからは、どうしても僕は、結婚を目前に控えた女性の心情をイメージしてしまう。これまでに歩んできた人生の、様々な思い出や記憶が鮮やかに甦ってくるような。あなたには、どの様に聴こえているのでしょう。 (緑川信宏)

  • 05. xiao ge er  試聴 [試聴]

    me:moとpaniyoloとの共作となるこの曲は、左右にパンするグリッチ音に、特徴的なギターフレーズがミニマルにループする印象的な一曲。1分35秒付近から徐々に徐々に高揚感たっぷりな盛り上がりを見せ始め、エレピのトリル音がリスナーの耳を心地よく刺激し、paniyoloの流麗なるギターソロによって、それは最高潮に達する。芸術的なまでの美しさとドラマ性を兼ね揃えた、アルバム屈指の名曲である。 (古屋雄裕)

  • 06. little dipper  試聴 [試聴]

    シンガポールをベースに活動するaspidistraflyは、April Leeと Ricks Angからなる音楽ユニットで、日本を始めとするアジア各国でのライヴも経験し、6都市を巡るツアーも行う。その彼らと小瀬村が作り出す音が絶妙なバランスで混ざり合い、美声と優しい音色が身体に吸い込まれ聴く者をたちまち虜にして、穏やかな時間が流れる。 (小原優男)

  • 07. ballet  試聴 [試聴]

    Littel Dipperの恍惚として雰囲気から一転してとても静かなピアノソロの曲。シンプルなフレーズが鳴っては止まり、鳴っては止まるを繰り返すように続いていくそのフレーズとフレーズの「間」がなんとも魅力的。特に中盤で一度無音になり再びピアノが鳴り始める瞬間は、個人的に今作で最も気に入っている部分かもしれない。 (鈴木俊介)

  • 08. over the horizon  試聴 [試聴]

    自身が主宰するバンド・kadanのメンバーとしても活動するHaruka Nakamuraがギターで参加。シンプルに響くウォーキング・テンポのTrack上に、アコギのアルペジオとピアノが木漏れ日のように柔らかく差す。早くも春の訪れが待ち遠しくなってしまう。本作の中でも一際軽快な印象があり、Popな一面を強く覗かせる1曲。 (村崎真佑)

  • 09. just a few minutes  試聴 [試聴]

    前作「Tiny Musical」収録の「just a few minutes」を再構築した一曲。元々の郷愁感漂うエレピに、鮮やかなme:moのギターがいくつも重なり、ゆったりとしたコーラスが加わることにより、前作と比べかなり広がりのある感動的な展開構成に。冬の綺麗な夕暮れ時に是非聴いて頂きたい一曲。 (三好浩平)

  • 10. amour  試聴 [試聴]

    今作中「marriage」「ballet」と同じく、ピアノのみの演奏による楽曲。Grasslandの楽曲を振り返るように、優しく、温かく、全てを包み込むような旋律。厳しい寒さを耐え、やがて春になり、暖かくなった大草原を駆け抜けるようなイメージ。どこか寂しく、だけど前向きな世界観が、作品を終幕へと導きます。 (三好浩平)

  • 11. ensemble  試聴 [試聴]

    ピアノとシンフォニックな電子音が混じり合い、多彩な音色を使い分け、丁寧に作られた美しい調和を生み出す繊細なサウンド。ピアノで言葉をかけながら思いを伝えていく。少しずつ変化し続けている日常の生活と、一年の自然な四季をアルバム全体で感じながら、安らかな気持ちでこの曲でアルバムの幕を閉じる。 (小原優男)



 



schole catalogue collection

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akira kosemuraとharuka nakamura。彼らの共作とソロ作をそれぞれ収録したスプリット作。二人の紡ぎ出す音色は、聴く者の五感に直接訴えかけてくる。そこにあるのは無意識と意識のはざまに、無限に広がる記憶の情景。思い出すのは、どこか懐かしく、どこか切ない、あの日の「思い出」。思い描くのは、どこか温かく、どこか親しみ深い、希望に満ち溢れた「未来」。あぁ、まいったな。こんな美しい音楽あったんですね。



(HMV銀座INZ店 / 古屋 雄裕)
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まどろみの中にいるような、自分の中で時間の流れが止まるような感覚を与えてくれる音楽。このアルバムを聴いていると不思議と日常の音、人の声や生活音、人ごみの雑音などまでが音楽の中に溶け込んで音楽の一部として聴こえてくる。全体的には穏やか且つ哀愁を含んだサウンドが中心だが、5曲目の「seed」や10曲目の「Guitars」などのようにサイケな雰囲気を持った曲も非常に印象的。



(HMV銀座INZ店 / 鈴木 俊介)
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schole主宰・Akira Kosemuraとのスプリットを経てリリースされた1stアルバム。アコースティック/エレクトロニックが見事に調和したその奥深い音像に耳を傾けると、のどかな風景や自然の凛とした佇まいが目に浮かんでくるビジュアリスティックな作品。とりわけ、現在は廃盤となっているschole第1弾作品『schole compilation Vol.1』にも収録されていた「arne」が含んでいる郷愁感は格別で、一聴して辺りの景色が変わるほど。素描のようなラフさと繊細さを併せ持った1枚です。


(HMV / 村崎 真佑)
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スピーカーやヘッドフォンの向こう側に人の生活が「見えて」くるような、生活空間が持つ「空気」を音で表した親近感のあるアンビエントミュージック。「見る」という言葉を使うのは、音声だけの作品であるのに目を閉じて聴いていると自然と映像や景色を想起させる視覚的な要素も多く含んでいるから。無駄を削ぎ落とした音色、音数で構成されたこの作品は、感情的ではなく、かといって無機的でもなく、心持ちを穏やかにフラットにしてくれます。このアルバムのような一日を過ごしてみたいなと思いました。

(HMV銀座INZ店 / 鈴木 俊介)
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『あなたは、たった一つのピアノの音で涙を流した事はありますか?』音楽の良し悪しは、自分の環境や心境によって左右されると思うんです。そんな大事な事を教えてくれる一枚。繊細な電子音のなかに綺麗なピアノの音色ではじまる序曲。そこから出発する休息の世界。水の中で浮いている感覚になるshorebird。どこか切なく、懐かしいlight dance。朝霧のかかった庭、雨で憂鬱な昼、疲れながら歩く夕暮れの帰り道、寝る前のゆったりな一時。あなたにとって大切な事、大事な時間をこの一枚とともに。

(HMVイオン土浦店 / 三好 浩平)
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ギターとピアノをメインに、バイオリン、トロンボーンなど、アコースティック楽器を用いて、家族を想う気持ちを表現した3rdアルバム。過去にリリースされた2作品は、電子音が多く用いられた作風の為、そのイメージで この作品を聴くと、アコースティック特有の自然で柔らかな音色に、はじめは気持ちの良い違和感を抱くかもしれません。繊細で、温もりと優しさを帯びたメロディーが、家族という見えない絆を美しく描き出したサウンドトラック。Nakashimaさんが微笑みながら優しくギターを爪弾く姿が自然と目に浮に浮かぶようです。

(HMV / 緑川 信宏)
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前作「Windvane & Window」が、昼から夕方にかけての音楽だとしたら、今作は夕方から夜、そして朝焼けに至るまでの音楽。月明かりのもと、一人たたずみ、来たるべき朝日に想いを寄せる。これは、電子音楽史上初めて、「夜」を音源化する事に成功した、文字通り「nocturnal」で「electronic」な、アンビエント(環境)・ミュージックの金字塔。きっと、あなたの「夜」もそこにある。



(HMV銀座INZ店 / 古屋 雄裕)
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時間は皆平等だけど、感じる速さは人それぞれ。自分時間をゆっくり保つ事で、有意義でゆとりのある生活ができるんだと思います。まさにそんな生活にピッタリな一枚。鳥や虫の鳴き声、草の揺れる音、近所の子供達の騒ぐ声、時計の進む音。いつもはうっとおしく思える日常の音や、いつもは聞き逃してしまいそうな位な微小な音す ら、自分の世界に巻き込んでしまうような楽曲達。あなたの為にある、いつもと変わらない、平凡な日々のサウンドトラック。


(HMVイオン土浦店 / 三好 浩平)
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flicaは、マレーシアの首都クアラルンプール在住のeuseng setoによるソロ・プロジェクト。デビュー作である今作は、イメージで例えると休日の朝のような澄んだ空気と自然と共に雲がゆっくり流れリラックスしている時に空間を彩ってくれる、そんな心温まる作品に仕上がっています。ボイスサンプリング&ピアノ&ギターが奏でる優しいメロディと緻密に組み立てられたビートがとても上手く絡み合い、デビュー作とは思えない、心地よい音の完成度を誇っています。


(HMV立川店 / 小原 優男)
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これまでに数多くのサウンドトラックを制作し、作曲家として活躍してきた、延近輝之の待望の1STソロ・アルバム。多くの電子音楽家が求め続ける一つの理想型、それは環境音楽(アンビエンス)と電子音響(エレクトロニクス)の共存。延近氏はその完成形となる姿をここに見せてくれる。バラエティ豊かな音色と幅広い音楽性を持って、”フォーク・アンビエントロニカ”なる全く新しい光を見せてくれた。全てのアンビエント・ミュージック、そして全ての電子音楽の未来への指針となるべき作品がここに完成です。

(HMV銀座INZ店 / 古屋 雄裕)
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もし傍題を付けるとしたら『真冬のサウンドトラック』といった感じでしょうか。冬の醸し出す『冷たさ』と『美しさ』を象徴している様な楽曲達。吹雪の中を彷彿とさせるようなLiquid Architecture、太陽の光を浴びて光り輝く雪を思わせるCartaforbicesasso、夢の終わりを告げるUnknown Coordinates。中でも女声とギターが絡み合うShioriは感動的。アイスランドやカナダ、もし叶うのであれば南極などでじっくり聴いてみたい作品。


(HMVイオン土浦店 / 三好 浩平)
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発行される度に店頭から姿を消した、“schole”から発行されている大人気フリーペーパーが『clarity』としてパワーアップ。第一弾は「心地いいこと」。scholeではお馴染みDom Minoなど、各界の心地よさの達人(?)達がいろいろなお話を聞かせてくれます。また、フリーペーパー時代にも付いていたCDも『Leaf disc』としてパワーアップ。paniyoloやmiyauchi yuriなど、あなたの「心地よい時間」を演出します。



(HMVイオン土浦店 / 三好 浩平)



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