[GENRE : LOUDROCK]
去年12月30日に逝去したカリスマ・ヴォーカリスト、K。すでにKが生前ヴォーカルを録り終えていた7曲と、Kがリスペクトしていたラウドロック・シーンで活躍するTaka（ONE OK ROCK）、Masato（coldrain）、JESSE（RIZE / The BONEZ）など名立たるヴォーカリストをゲストに迎え制作された12曲収録のフル・アルバム。どの曲も本当に素晴らしくP.T.P、そしてP.T.Pを支えるみんなの想いが集まって完成した傑作だと言い切れる。
（ムラオカ）

[GENRE : ROCK, LOUDROCK]
今年8月に3rdアルバム『MILLION』をリリースしたばかりのSPYAIRのニュー・シングル。テレビアニメ『サムライフラメンコ』のオープニング・テーマとして書き下ろされた表題曲はストレートで力強く、シンプルなサウンドが特徴的な楽曲。音数が少ないこともあり、4人のキャラクターが色濃く表れているところもこの楽曲の面白いところだ。それぞれが互いをリスペクトし、信頼していることがわかる堂々としたサウンドスケープは非常に頼もしい。
（沖 さやこ）

[GENRE : ELECTROCORE, SCREEMO]
サンエルの呼び名で親しまれているTHREE LIGHTS DOWN KINGSがインディーでの活動の集大成ともいえるインディー最後のシングル『As I'm Alive』をリリース。タイトル・トラックの「As I'm Alive」はKo-ichiのクリーン・ヴォーカルとu-yaのスクリームのバランス感が絶妙。またダブステップとエイトビット・サウンドを用いたニンテンドーコアをミックスさせたブレイクダウンも最高にクールな仕上がりとなっている。
（ムラオカ）

[GENRE : ROCK, PUNK]
ガラ（Vo）の闘病による半年の活動休止を経て、8月に日比谷野外大音楽堂のワンマン・ライヴで復活を果たしたMERRYのニュー・シングル。表題曲は様々な困難などを抱えながらも“ゼロから始めよう”という強い思いが込められたエネルギッシュなナンバー。果敢に攻める激しいドラミング、ラウドでありながらときにレトロな旋律を奏でるギター、哀愁を感じさせるメロディなど、MERRYでしか成し得ない均衡は更に研ぎ澄まされている。
（沖 さやこ）

[GENRE : SHOCK ROCK, LOUDROCK]
メジャー1stアルバムから約4カ月ぶりのニュー・シングル。行進、パレード、めざましい進展という意味があるタイトルの今作はよりヘヴィでエッジのあるサウンドに舵を切ることで衝撃力のある音像を鳴らしている。表題曲はラウドかつ男臭いコーラスで押しまくり、ダブステップ的な要素も違和感なく取り込んでいる。「GROGGY SLUMBER」は重厚なリフと華麗に速度チェンジする流れもかっこ良く、2曲ともにSCREWらしい華やかさは全く失われていない。
（荒金 良介）

[GENRE : SCREEMO, PUNK ROCK]
前作『パラダイムシフト』から2年4カ月ぶりになる5thアルバム。メタルコア、スクリーモ、ポップ・パンク、J-POPなど、自分たちが好きな音楽を雑多に取り込んで混ぜ合わせたボーダーレスなロック作に仕上がっている。ジェットコースター並みのスリリングな展開と、ある種カオティックとも言える面白い日本語詞のチョイスのマッチングに驚く人も多いに違いない。聴けば聴くほどクセになるヘヴィ＆ポップな音源で、ビックリ箱的なアレンジも随所で冴えている。
（荒金 良介）