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今月のレコメンド：CROSSFAITH「APOCALYZE」
CROSSFAITH 『APOCALYZE』[2013年9月4日発売]
日本のラウドシーンよ、これが世界だ。CROSSFAITHがロングセラーを記録している前作「ZION EP」から約1年、遂にフルアルバムをリリース！前作同様White ZombieからLam Of God等、錚々たるバンドの名盤を輩出してきたMachineをプロデューサーに迎え、アメリカレコーディングにて制作。ダイナミックでありながら、緻密なサウンドプロダクトで構成されたシンセサウンドとギターリフ、グルーヴ。叙情的かつキャッチーなメロディ。メタル／メタルコア要素は勿論の事、これまでのスタイルはそのままに、弦楽器の起用や女性ボーカルをサンプリングする等、更なる音楽的アプローチの幅を広げ、よりバラエティーに富んだバンドの奥行きをも見せた作品で、ラウドシーンは元より、エレクトロからメタルまで広く展開する事のできる1枚。
Terufumi Tamano - Panorama, Programによる「APOCALYZE」セルフライナーノーツ
このライナーノーツを読む前に、CROSSFAITHの楽曲は、メンバーそれぞれの概念が交わって構成されていることを分かってほしい。この『APOCALYZE』ライナーノーツは俺個人の概念で書いているから、最初に『APOCALYZE』を聴く時は、ただ純粋にみんなが感じるがままに聴いてみてほしい。そして、対訳を読んでみてほしい。APOCALYZEとは、聖書に記されている、黙示録という意味をもつ“Apocalypse”を元にした造語である。
Track.1「Prelude」
序曲。世界の終末が迫り、様々な想いが交錯する。
Track.2「We Are The Future」
スラッシーなバンド・サウンドとエレクトロ・サウンドが絡み合う、壮大で未来的な楽曲。あまりに壮大なテーマだったため、ミュージック・ビデオを作る際にどのように表現するかが重要だったんだけど、ビデオを作ってくれたmaxillaのみんなが、この楽曲の壮大さをしっかり映像にしてくれたよ！
Track.3「Hounds Of The Apocalypse」
未知なる侵略者が世界の崩壊を告げる。後半のダブステップとビート・ダウンが絡み合うパートがお気に入りだよ。この楽曲のリリック・ビデオも公開しているので、ライヴでみんなに歌ってほしいな！
Track.4「Eclipse」
この曲のINNI VISIONが作ってくれたミュージック・ビデオは風営法を風刺していて、俺達のかけがえのない居場所を黙って奪われるのには耐えられなかったんだ！この曲ではKenも歌っていて、ダンサンブルでキャッチャーな楽曲。
Track.5「The Evolution」
ビッグ・ビートに印象的なギター・リフが特徴な楽曲。はやくスタジアムで演奏したいぜ！
Track.6「Scarlett」
この曲のイメージは北極の氷の中に閉じ込められた女性を呼び覚まして解放する。っていう世界観があって、初めてゲスト・ヴォーカルを招いて、女性に歌ってもらったんだけどとても理想の世界観を表現することができたよ！
Track.7「Gala Hala(Burn Down The Floor)」
Gala Halaっていう曲名は、去年Euro Tourで行ったスロベニアにある、大阪でゆうアメリカ村みたいなクラブやバー、ライヴハウスと前衛的なアートが建ち並ぶ一角の総称なんだけど、そこでパーティーした思い出が忘れられなくて、そのまま曲にしたんだ！ アッパーなDnBな楽曲。
Track.8「Countdown To Hell」
俺たちはパンチのあるものがとにかく好きで、この曲はそのパンチを詰め込んだモッシーで凶暴な楽曲。
Track.9「Deathwish」
ゴシックな雰囲気とグルービーなベースが特徴的な、このアルバムの中でも特にメッセージ性の強い楽曲。
Track.10「Counting Stars」
以前から、サンプリングじゃなくて、実際のストリングスをレコーディングしてみたいと思っていて、この曲ではついに実際のストリングスをレコーディングすることができたんだ！この曲も女性のゲスト・ヴォーカルを起用していてる。ドラマティックで美しい楽曲。
Track.11「Burning White」
メタルコアをベースにした勢いのある叙情的な楽曲。後半のギター・ソロを是非聴いてみてほしい。
Track.12「Only The Wise Can Control Our Eyes」
破壊的で美しいアルバムを締めくくる壮大な楽曲。この曲で「APOCALYZE」はエンディングを迎えるんだけど、物語の結末は決して1つじゃなくて、みんなが感じた想いが大切なんだ。
最後に、Crossfaithとして初めてのジャパン・ツアーを行うから、ライヴではCDとは違った、表記しきれない感情や音をみんなに届けたいと思っているよ。最後まで読んでくれてありがとう！Cheers!
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