妻だったミーガン・ホワイト(メグ)と結成したホワイト・ストライプスの4作目のなるアルバムにして代表作。ヒット曲「セヴン・ネイション・アーミー」収録。アルバムはUSで6位を記録して、各音楽誌で絶賛された。

ランカスターズとして活躍した後、2009年にザ・キルズのヴォーカルのアリソン・モスハート等とデッド・ハートを結成。デビュー・アルバム『Horehound』は、黒魔術的なリフ、ギターという銃から放たれるファズ、そして悪魔的な苦痛を伴った叫びを盛り込んだ作品となった。

2012年に発売されたジャック・ホワイトのソロ・デビュー・アルバム『Blunderbuss』は、彼がこれまでに制作したアルバムの中でも特にアーティスト性の強い作品。初のビルボード・チャート1位を獲得する大ヒットとなった。

本作は、通常とは違う非常にユニークな仕様のアナログ盤となっている。A面は盤面の中から外に向かって再生され、盤面外側の溝がロックド・グルーヴ（針が乗っている間は音がループし続ける）となっている他、中央部分は手作業によるホログラム仕様となっている。B面は、1曲目がデュアル・グルーヴ・テクノロジー（針の落とし場所により、ヴァージョンの違うイントロで始まる）を採用しており、内側の溝がロックド・グルーヴとなっている。

ジャック自身がプロデュースを手掛け、ニューヨーク、ロスアンゼルス、ナッシュヴィルの三都市でレコーディングされており、ロックンロールはもちろん、エレクトロやハード・ファンク、ヒップ・ホップ、ゴスペル・ブルースなど、ジャックのキャリア史上最も幅広い音楽性を取り入れた意欲作。