1960年11月、トランペット奏者のドナルド・バードがニューヨークのハーフノート・カフェに彼のクインテットを呼び、バリトン・サックスのペッパー・アダムス、ピアノのデューク・ピアソン、ベースのレイモン・ジャクソン、ドラムのレックス・ハンフリーズによる、ソウル、スイング、そして非常に楽しいハード・バップのライヴを収録した傑作。

ブルーノート4000番台、1961年録音作品。バードのトランペット、ペッパー・アダムスのバリトン・サックスとフロント2管のクインテット編成。デューク・ピアソンのピアノ、バード名義のアルバムで唯一となる、フィリー・ジョー・ジョーンズの叩くドラムも秀逸な、ハードバップ〜ファンキー・ジャズ傑作。名曲「Say You're Mine」収録。

ドナルド・バードによる最後の純粋なハード・バップのレコードの1枚である1967年作品。彼の音楽がフュージョンへと進化する前の作品で、アルト・サックス奏者のソニー・レッド、ピアニストのシダー・ウォルトン、ベーシストのウォルター・ブッカー、ドラマーのビリー・ヒギンズが参加した、ハード・バップ”ファンク”バンド最強の第3作。

ヒット・チャートを駆け上った大ヒット作『ブラック・バード』の前作にあたる1971年録音作品。ボビー・ハッチャーソンのヴァイブが印象的な「ジ・エンペラー」、甘いトランペットのメロディーが印象的な「ジェイミー」など、全曲バードのオリジナルが占める。スカイ・ハイ・プロダクション以前のブルーノート初期ジャズ・ファンク傑作。

ドナルド・バードのフュージョン時代の集大成とも言えるブルーノート時代1975年の傑作。時代を先駆けていた敏腕プロデューサー、ラリー・マイゼルのプロデュースによる5枚連続アルバムの中の1作品であり、後年ヒップホップ等で多数サンプリングもされた「Wind Parade」「Dominoes」他、レグルーヴ・ヒット曲を収録。