69年にインパルス・レコードに吹き込まれたフリージャズ代表傑作。演奏を共にしたジョン・コルトレーンの死の2年後に発表された本作は、まさに彼のスピリチュアルな遺志を受け継いだと言えよう。激しいサックスのブロウは、熱さよりクールが際立ち、緊張感よりも、リラックスしたムードが感じられる。ピアノにロニー・リストン・スミスが参加。

ドラムスにイドリス・ムハンマド、ピアノにジョン・ヒックスを従えた87年の傑作が、＜Timeless Records＞45周年記念で重量盤アナログ復刻。5曲のオリジナルにコルトレーンの「Naima」で師匠へのトリビュートを、スタンダード「Speak Low」とスモーキーなスローナンバー 「Heart To Heartを収録。

コルトレーンのDNAを受け継ぐ巨人ファラオが、スタッフォード・ジェームス（b）ウィリアム・ヘンダーソン（p）エディ・ムーア（ds）というオールスターなラインナップを従え、89年にパリで録音した自由で壮大な究極のアコースティック・ジャズ絵巻。ソプラノのブロウが激しいタイトル曲から「夜は千の目を持つ」などスタンダードも豪快な人気盤。

『Moon Child』を経て、90年にカルテットで吹き込んだ感動のバラード作品集。激烈ブロウが印象的なファラオだが、本作では珠玉の名曲を優しい音色で艶やかに奏でた全11曲。名スタンダード「I Want To Talk About You」や、コルトレーン名作『Ballad』から、「Say It」「Nancy」が取り上げられている。

エレクトロニック・ミュージック・シーンの偉才アーティスト、フローティング・ポインツが、ファラオ・サンダースと共に作り上げた話題の新作アルバム。ロンドン交響楽団による美しい演奏に、フローティング・ポインツの繊細な電子音、ファラオ・サンダースによる深いサックスの音色が交錯する、全9曲、46分にも及ぶ壮大な組曲が展開された圧巻の1枚。