書店員 VS AI「SeleBoo」選書対決 結果発表!!

★★★ 結果発表 ★★★


書店員 VS AI「SeleBoo」選書対決の結果発表です!


人間とAI、お客さんにたくさん買ってもらえる本を選べるのはどちらなのか――。
さまざまなジャンルでその能力に期待がかかるAI技術ですが、ついに本屋の業務にまで人間との対決が持ち込まれました!!

前回こちらの記事でお伝えしたとおり、今回対決したのはHMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEの書店員3人のチームと、株式会社日本出版販売が開発しているAI選書サービス「SeleBoo」。
5月3日から6月3日の約1ケ月間、HIBIYA COTTAGE店頭で開催する「大人の青春フェア」に置く本をそれぞれが21タイトルずつ選び、売れた冊数を競いました。

さて、気になる結果ですが……


発表します!



なんと!!




65冊 対 32冊  で、



書店員チームの圧勝でした!



どちらが勝っても面白い結果になるとは思っておりましたが、やはり何となく、ほっとひと安心です。

店頭ではあえて非公開にしてどの本をどちらが選んだのかはわからないようにしておりましたが、書店員とAIは「大人の青春」(ただし、ターゲットを女性とする)というテーマに対して、それぞれどんな本を選んだのでしょうか?
その一覧がこちらです!


そして、実際に売れた本BEST3がこちらです!書店員チームの本が上位に来ていますがAIも健闘しています。なかなかいい勝負ですね。


いちばん売れた本は能町みね子さんの「ときめかない日記」。青春はリア充だけのものではありません!「恋愛やSEXをしているほうがえらい」という風潮に疑問を投げかけつつ、誰かと向き合おうとするテーマに共感してくださった方が多かったのでしょうか。ちょっと意外な1位でした。


2位の「世界は終わらない」は益田ミリさんが描く、ちょっと地味な書店員男子の日常。1位も2位もコミック形式のもののランクインになりました。二人とも絵もとても上手で「読みやすい」感じがあるので、このような出会い方では買ってもらいやすかったのもあるのかもしれません。


同率2位は脚本家、山田太一さんの最新エッセイ集。青春を忘れていない大人のお客様に多くお買い上げいただけたようです。文章も、どこか重みがありながらとてもフレッシュで、読んでいて心地いい1冊。目に留まってついページを開いたら引き込まれてしまいそうです。


勝利チーム、書店員を代表して、店長花田のコメントです。
「内心負けたら何と言い訳しようと考えておりましたので(笑)、このような結果を残すことができてよかったです。人間側としての強みは、店で売れているものを抽象的に把握しながら選書ができたこと、全体のバランスを見ながら本を決定できたこと。そしてやはり、思いを込めてほんとうにおすすめしたいものを選び、自分の言葉でPOPを書くことができたことにあると思います。今後も、人間だからこそできる仕事は何なのか、ということを考えながら、店を作っていきたいです。
とはいえ、AIの選書もとても興味深く、普段自分では選ばないような本や、知らない本がたくさんありました。人間が舵を取りつつ、AIの能力を借りることで、さらなるいい売り場づくりができるのはないかと期待しています」

そして今回残念ながら負けてしまったSeleBooさんにも一言いただきました。
「今回は選書対決を受けてくださり、ありがとうございました!さすが大人な青春を謳歌している書店員の皆様…。SeleBooはこれから修行を繰り返していきますっ!またリベンジさせてください」

対決の行方、いかがでしたでしょうか。

対決は終了しましたが、好評につき、HIBIYA COTTAGEの店内で引き続き6/17まで展開を続ける予定です。ぜひ、人間とAIがいっしょに本をおすすめする売場を見に来てください!



こちらの対決をご提案くださった日本出版販売の皆様、 対決にご興味を持ってくださった方、 そして何より、本を店頭で購入し、対決に参加してくださった皆様。
本当にありがとうございました。
書店員 VS AI の対決は、次回もあるかも!?
進化するAIと進化するHIBIYA COTTAGEに、今後もぜひご注目ください!
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