HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE イベントインフォメーション



日比谷コテージでAIと書店員が選書対決!?
テーマは「大人の青春」
  • ▸「書店員とAIによる選書対決」概要
  • 期間:終了しました
  • 店舗:HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE(日比谷コテージ)
  • 概要:日本出版販売株式会社の選書AI『SeleBoo』と日比谷コテージの選書チームが選書対決をします。
  • 両者がピックアップした書籍を同じ売り場へランダムに並べ、期間中にどちらが選書した本が多く売れるかで勝敗が決まります。
  • お題:「大人の青春」
  • 冊数:両者21タイトルずつ、計42タイトル


  • 近年、様々な分野で活躍が期待されているAIの仕事。
    その一方で、AIの登場により「人間だからこそできる仕事」にも注目が集まっています。
    書店業界でも、販売効率アップのためのデータ分析が重視される中、売上データに頼らず独自の仕掛けで販売をする書店員が話題になることもしばしばあります。たしかに、面白い企画を考え、見たことがないような売場を作ることはコンピューターにはできないかもしれません。

    そんな中、日本出版販売株式会社(以下日販)から、日比谷コテージに一通の果たし状が届きました。
    その内容とは・・・



    「日販が開発中の選書AI『SeleBoo』と、日比谷コテージの書店員、どちらの選んだ本がたくさん売れるのかを勝負したい」

    というものでした。(※写真はイメージです)
    日比谷コテージの選書チームはこの勝負を受けることにしました。いったいどんな対決になるのでしょうか!?
    テーマ決めから選書の様子まで、裏側を覗いてみたいと思います。

    勝負することが決まり、さっそく『SeleBoo』チームと日比谷コテージ選書チームの打ち合わせが行われました。
    日販から来店したのは人間と見間違うような精巧なアンドロイドの皆さん……と思いきや、こちらは日販で働く人間の皆さんでした。 まずは人間同士で選書のテーマと、対決のルールを決めます。


    日比谷コテージ(以下、コ):日比谷コテージは女性のお客様が多いお店です。しかも30代以上の方が多いですよ。


    日販(以下、日):では女性をターゲットにしたようなテーマ設定がいいですね。


    :ただ、すでに“夫婦”、“育児”、“女性と仕事”というようなテーマは、常設の棚でそろえてしまっているので、今、お店で扱っていないテーマがいいですね。


    :それと、絵本や実用書も混ぜたフェアにするのか、文庫だけ、と決めるのか、という問題もありますね。


    :文芸の文庫がよく売れているので、文庫だけにして、文芸系の本が多く選ばれるようなテーマがいいかもしれません。


    :恋愛? スポーツ? 感動? 何がいいでしょうか。


    :「大人の青春」というテーマはどうでしょうか? 青春は若者の特権のように語られがちですが、社会人になったり結婚をしてからも、意外と青春は続いているような……特に今の時代は、何歳になっても、恋をしたり、仕事でつまずいたり、と、悩んでいる方が多いように感じます。


    :ではそれにしましょう!


    こうして、30歳以上の女性をメインターゲットにした「大人の青春」というテーマで対決することが決まりました。
    続いてルールを決めていきます。



    :1ヶ月のあいだに、『SeleBoo』と書店員の、どちらの選んだ本が多く売れたかを競う、というルールでいいですか?


    :はい。では売場のスペース上、それぞれが21タイトルずつ選ぶことにしましょう。
    AIの選んだ本と書店員の選んだ本のどちらであるかは、お客様にわかるようにしますか?


    :わからないようにして、お客さんにどちらか考えながら選んで買ってもらうほうがいいかもしれませんね。


    :ではどちらがどの本を選んだかは、1ヶ月後の結果発表とともにwebでお伝えすることにしましょうか。
    日比谷コテージでは手書きPOPを書いて本をおすすめしているのですが、AIは手書きPOPの用意はできますか?


    :では、そこは私たち人間がやってみます……。


    対決テーマとルールが決定したところで、さっそくお互い選書のはじまりです。
    まずは、日販『SeleBoo』の選書の様子を見てみましょう。



    ―― 『SeleBoo』は、そもそもどんな機能を持ったAIなのでしょうか。

    「現在ある機能は、テーマで選ぶ「キーワード選書」、指定した本と似た本を選ぶ「キーブック選書」、 地域に関する本を選ぶ「地名選書」の3つです。日販が持つ約350万点の書誌情報、全国の書店様の販売実績、オープンデータ等を利用して選書しています。
     更に、書店員の方の選書結果を学習し、選書能力を高めていくことも出来ます!」



    ―― 今回の選書テーマは「大人の青春」ですが、具体的にどのような作業をするのですか?

    「今回は「キーワード選書」を使います。  ターゲットを30〜50代・女性に設定し、キーワードを指定します。
     キーワードには花田店長との打合せで挙がったキーワード"大人女子" "アラフォー" "青春" "充実" などを指定しました。
    あとは選書実行のボタンを押して『SeleBoo』にお任せです♪」





    続いて、日比谷コテージ選書チームの選書の様子を見てみましょう。
    店長の花田をはじめとする3名のチームが売場を見ながら会議をしています。



    ―― デザインされている言葉の意味を教えてください。

    花田:大人の青春、というテーマで、何か思いつく本はある?

    栢下:何冊かはありますが……一人あたり7タイトルくらい必要ですね。何か他にも探さないと。

    阿多:青春、の定義を考えないとならないですね。恋愛や仕事で悩みながらも打破していく、っていうのが、大人の青春っぽいでしょうか?

    花田:小説だけだと単調でつまらないから、他のジャンルの本も少し入れて、いろんな角度から「大人の青春」を探したいね。


    話し合いを元に、3名のスタッフが次々とタイトルを挙げていきます。




    このようにして両者が選書を進め、ラインナップが出揃いました。
    さて、5月3日。いよいよ対決開始です。ゴールデンウィークが始まったこともあり、かなり準備はバタバタでしたが、なんとか売場設置が完了。
    日販の方もわざわざ手書きPOPを店舗まで持ってきてくれました。
    それぞれの選んだ本が手書きPOP付きでずらりと並び、かなり壮観です。



    ―― 日比谷コテージ選書チームより一言

    ぜひお店で売場をご確認ください!気になる本を見つけていただければうれしいです。 また、実際にお店でご購入いただいた方、この対決が気になる方、ぜひハッシュタグ #SeleBooでのツイートをお願いします!

    対決は6月3日(日)まで。日比谷コテージで実際に売れた冊数で勝敗が決まります。
    勝負の結果については対決終了後、本サイト内およびTwitterでの発表を予定しています。
    ぜひ勝負の行方を見届けてください。

    >>>結果発表はコチラ



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