1999年作。フェルミン・ムグルサ名義での1stアルバムにして、ファンの間でも最高傑作との誉れ高い名盤。ライブ盤やDVDで見られるアンセム満載です！ゲストは盟友マヌ・チャオ、ロイ・パチにアンパロサンチェス、フィデル・ナダル、P18。スカ、レゲエ、ラテンの要素を一気にダンスビートに埋め込みポップ昇華。ロックラティーノ、RADIOCHANGO周辺好きは基本アイテム！

1st『BRIGADISTAK SOUND SYSTEM』のリミックス盤。MADPROFESSORなどがDUBエフェクト。レゲエとパンクが切り離せないリアルな証明。長い間廃盤でしたが遂に取扱い開始。見逃し厳禁！（1999）

2nd（2000）。バスク発のポリティカルでラディカルなメッセージをマッシヴなダブ・エフェクトで料理。ゲストはイタリアの盟友バンダ・バソッティ、フランスのミクスチャーバンドZEBDAからMAGYD CHERFIなど。欧州トラッドまでを取り込んだこれまた名盤。

3rd（2002）。01年のフジロックでの伝説のステージ後ということもあり、俄然注目を集め国内盤も発売された今作のこちらはレアなバスク盤。バスク語で歌われ、グローバリズムを批判し、ラテン、レゲエからバスクのトラッドまで巻き込んだダンスビートは絶好調！09年に来日したイタリアの盟友RUDE、地元バスクのエスネ・ベルーサも参加。

こちらは上記の日本盤。

3rd『IN-KOMUNIKAZIOA』のリミックス盤（2003）。ジャマイカ移民が最初にたどり着き、一気に20世紀ダンスミュージックの聖地となったUKのブリストルのアーティストとの共作。熱いコネクションの結果。09年にも来日したザイオントレイン、スミス&マイティ、などの豪華メンツが大挙参加。こちらも長い間廃盤だったものを念願の取扱い開始。

フェルミン・ムグルサが手掛けた子供向けのテレビ番組用のサントラ（2005）。ラガな打ち込みビートを中心としたトラックながら、子供向けということもありポップでかわいらしい音の仕掛けが逆にサイケデリックな雰囲気を醸し出してます。奇しくもイタリアの鬼才ダニエレ・セペの諸作に近いアプローチで、フェルミンの音の広がりを見せてくれる良盤。コアなファンには一番人気のよう。

これはかなり興奮！熱狂のライブ、2004年のバルセロナにて。「やっぱりフェルミンはライブがいい！」とフェルミンの熱烈なフォロアーの一人である渡辺俊美（THE ZOOT16/TOKYO NO.1 SOUL SET）が言うのも納得。スペインのフェスでは5万人を熱狂させ、フジロックで大トリを堂々とつとめたフェルミンの魅力満載。初期三部作の代表曲をやってるのでベスト的内容。バスクの楽器トリキティシャと軽快レゲエのリディム、ロス・バンバンの曲のカバーも飛び出したりとラテン、ヒップホップをも飲み込んだメスティーソ系レベルミュージックの最高のパーティアルバム。ロック好きでフェルミンはどのアルバムから？という方にオススメ。

1997年録音。パンクバンドDUTとのコラボアルバム。トドス・トス・ムエルトスのフィデルがゲスト参加。永遠のREBEL SONGビクトル・ハラの「平和に生きる権利」のカバーを収録。

2006年発表。全編ジャマイカ/キングストン/タフコング・スタジオ録音。レゲエ/ダブをベースにバスク音楽、パンク、ファンクを雑食してゆくスタイルはクラッシュ、マノ・ネグラ（マヌ・チャオ）を踏襲、これと同レベル、いやそれ以上のレベルに達する。レゲエに対する愛情、さらにそこから外れたオリジナリティ、パンク・スピリットをヒシヒシと感じる。。U-Roy、Toots、I-Threes等が客演。バスク特有のボタン式アコーディオン＝トリキティシャがレゲエのリディムを刻む処も新しい。

こちらは上記の日本盤。

2008年リリース。1938年スペイン内戦を描いた同名ドキュメンタリーのサウンドトラック。

2008年作品、こちらは日本盤。マヌ・チャオ、ASIAN DUB FOUNDATION、オホス・デ・ブルッホ、ゴーゴル・ボルデーロ、そして今回は日本からRUB-A-DUB MARKETのジャーゲジョージとMaL、元SOUL FLOWER UNIONのKAORIが参加！国、言語の壁を乗り越えた全12曲のマイクリレー！バックバンドはジャマイカ、キューバ、仏、スペイン、バスク人からなるメスティーソ（混血）バンド。レゲエ/ファンクを基にし、バスクの伝統音楽をも飲み込んだタイトな演奏でフェルミンのサポートをします。解説は渡辺俊美氏（THE ZOOT16 / TOKYO NO.1 SOUL SET）。 関連記事はこちら

「音の戦士」フェルミン・ムグルサの最新の動きはなんとパレスチナ！"パレスチナからの歌"と題された、ドキュメント映画『CHECKPOINT ROCK』のサウンドトラック。途中パレスチナのローカルミュージシャンの曲を貪欲に収録、盟友マヌ・チャオ作曲によるマイクリレーチューンの表題曲までの熱いドキュメンタリー。超豪華ブックレット付属。関連ニュースはこちら