現代オーストリアで活躍する作曲家シュヴェルトシク(シュヴェルツィク)。彼は調性感のある独自の作風を用いたオペラからドイツ・リートまで幅広い作品を発表し人気を博しています。
このアルバムは、シュヴェルトシクのピアノ作品全曲シリーズの第1作となるもので、彼の作品の良い理解者である、綾・クレバーンが、バッハを思わせる『前奏曲とフーガ』を始め、様々な人物に捧げられた小品集『アルバムの綴り』、抒情的な『5つの夜想曲』、美しい情景が目に浮かぶような『旅立ちの朝に』の4作品を丁寧に演奏しています。
綾・クレバーンは東京出身、ウィーン在住のピアニスト。数多いピアノ曲の中でもとりわけ現代作品を好んでおり、シュヴェルトシクとは10年に渡る共同制作を行っています。2015年にはシュヴェルトシクの80回目の誕生日を祝し、ウィーン楽友協会で室内楽リサイタルに参加するなど、シュヴェルトシク作品の普及に積極的に努めています。(輸入元情報)
【収録情報】
シュヴェルトシク:
1. 前奏曲とフーガ Op.105 (2010)
2. アルバムの綴り (1969-2015)
ローズ・シンプソンに
夕べの歌
イチョウの葉
紙の花(パウル・コントに)
エレジー(イリーナ・チェルハに)
マリオ・ヴェンツァーゴに
木立の中のアッティラ(H.C.アルトマンに)
ヨーゼフ・ホロヴィッツに
イアン・ジュリアーに
バルバラ・ファウレント=クラウザーに
デニス・ラッセル・ディヴィスに
クリスタに
ヨッヘン・ウルリヒの追憶に
最後のアルバムの綴り
3. 5つの夜想曲 Op.10b (1964)
Simple
Intermede
Fantaisie
Caprice
Double
4. 旅立ちの朝に Op.119 (2017)
到来
子供のピアノ
小鳥の独唱
舟歌
二重対位法
別れ
5. エデン・バー、ゼーフェルト Op.6 (1961)
綾・クレバーン(ピアノ)
録音時期:2013年9月13,20日&2014年5月7日(1,2,3,5) 2019年11月13日(4)
録音場所:4tone audio productions(1,2,3,5) Studio Wavegarten, mitterretzbach, Lower Austria(5)
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)