今やラッパーと呼ぶだけでは語ることのできないくらい、音楽シーンに影響を与える実業家となったJay ZがMadonnaやU2といった大物が契約して話題を呼んだコンサート･プロモーター、Live Nation傘下に自ら設立したRoc Nationから、『Blueprint』シリーズを締めくくる第3弾となるニューアルバムをリリース。オートチューン全盛のシーンに一石を投じる「D.O.A.（デス・オブ・オートチューン）」、Rihanna、Kanye Westをフィーチャーした「Run This Town」といったヒット・シングルや、Alicia KeysをフィーチャーしたNY賛歌「Empire State of Mind」、Young Jeezyを迎えた「Real As It Gets」などを配した前半のクオリティは完璧。Timbaland、Kanye West、Neptunesら豪華プロデューサーが手がけた後半は好き嫌い分かれそうだ。

ミックステープで注目を集め、カニエのレーベルG.O.O.D.と契約、『808s & Heartbreak』にもゲスト参加するなど、デビュー前から各メディアで絶賛されていたオハイオ出身、現在NYで活動しているラッパーKid Cudiのデビュー・アルバム。シングル・ヒットとなった「Day'n' Nite」、Lady Gagaのメガヒット曲「Poker Face」のアコースティック･バージョンをサンプリングした「Make Her Say」など収録。カニエを彷彿とさせるインドア的ヒップスター路線と、ラップというよりはビートにあわせたユニークなシンギン･スタイルは、まさに新世代ヒップホップを代表するアーティストだ。

Lil WayneのレーベルYoung Moneyと契約したカナダの新人ラッパー/俳優Drake。全世界が注目するデビューアルバム『Thank Me Later』（来年発売）に先駆け、2月にリリースし話題を呼んでいたミックステープ・アルバムから数曲厳選し、EPとしてオフィシャル･リリース！全米チャートのR&B/HipHopチャートで1位、ポップ･チャートでも2位を記録している「Best I Ever Had」（PV最高！）はもちろん、デジタル配信でシングルカットされたTrey SongzとLil Wayneをフィーチャーした「Successful」、サウスの大物Bun Bとの「Uptown」、DJ Khalilがプロデュースした未発表曲「Fear」など収録。

祝・公式発売！2002年、Qティップの2ndソロ・アルバムとしてリリースが予定されつつも、プロモ盤が一部市場に出回っただけで発売中止となった“幻”の未発表アルバム。ウェブ上では、リリースを熱望するQティップの意思に賛同したファンらによって署名運動が繰り広げられるなど、正規リリースされなかったにも関わらず、多くの同業者、ブラック・ミュージシャンたちにショックを与えた衝撃作。そんな話も納得するように、今聴いても驚くほど古さを感じさせないクールでドープなヒップホップが詰まっている。

Wu-Tang Clanの中でも、ハードコア寄りのスタイルと見事なライム捌きでコアなヒップホップ・ファンから絶大な支持を得ているRaekwonが、超×100待望のニューアルバム『Only Built 4 Cuban Linx II』をようやく完成です！タイトルからもわかるとおり、クラシック中のクラシック、1995年に発表した1st『Only Built 4 Cuban Linx…』の続編である本作はジャケも同じようなデザインを採用。￥プロデューサーは故J Dilla、Dr Dre、Scram Jones、The Alchemist、RZA、Pete Rock、Marly Marlなど。ゲストはWu-Tangファミリーから、Ghostface Killah、Inspectah Deck、GZA、Masta Killa、Method Man、Cappadonna、Styles P、Jadakiss、Slick Rick、Beanie Sigel、Busta Rhymesなど充実しまくりのラインナップ！

個性派集団Wu-Tang Clanでハイトーン・ヴォイスで存在感を示すGhostface Killahが、2年振りとなる通算8作目のアルバムをリリース！女性にも聴いて欲しいスウィートなヒップホップ＋R&B・アルバム！・・・とは言えば、Ghostface自身が歌うのではなく、楽曲にあったシンガーをフィーチャーするらしく、John Legend、Musiq Soulchild、Ron Browzらをフィーチャー。リードシングルはRaheem DeVaughnと組んで仕上げた「Baby」の予定。

男汁満点！NYのヒップホップ･デュオ、M.O.P.の新作！05年に50 Cent率いるG-Unit入りを果たしたM.O.P.ですが、結局アルバムを出すことはなく、昨年離脱、新作はE1からの発売。コブシを握って首を縦フリしたくなるような男気溢れるハーコートラックから、オートチューンやソウルフルな早回しネタものも収録した充実作。内容が良いだけに「Rude Bastard」の盗作問題は波紋を呼びそうだ。ちなみにクレジットと実際の曲順が違います･･･。

Caponeとのタッグ、Capone-N-Noreaga名義で久々の新作『Channel 10』を発表し、コアなヒップホップ･ファンから高い評価を得ていたNoreがThugged Out Militainmentからソロアルバムをしれっとリリースしやがった！RaekwonとTony Sunshine（！）参加の「Take Ya Face Off」、ゲリリン〜♪のかけ声とオリエンタルなウワモノのリフレインが追い立てる「Get It In (Say What)」、同路線のリードシングル「Move」、T-PainのキャッチーなフックとScott Storchの電子音マジックにまんまとはまる「My Girl Gangsta」、Play-n-Skillzが手がけた激メロウ･チューン「Good Day」などなど、内容スンバらしく良いです。なんで、もっと宣伝しないんだろ･･･。

ヒップホップ伝道師Krs OneとBlack Moonの伝説的MC、Buckshotによるコラボ･アルバム！これまでBuckshotはプロデューサー9th Wonderと2枚、タッグ作を発表しておりますが、今回はMC同士のガチンコ勝負という趣で聴く方も体力が必要となるかも。ゲストには、Mary J Blige、Talib Kweli、K'naan、Heltah SkeltahのRock、Kidz In The HallのNaledge、AtmosphereのSlugなど。プロデューサーにはHavoc（Mobb Deep）、Black Milk、Illmind他。

西海岸を代表するラッパーWarren Gが『In the Mid-Nite Hour』から約3年ぶりにリリースする6枚目のアルバム。ゲストにはSnoop Dogg、Gameのニューアルバムにも参加していたBlink-182のドラマーTravis Barkerに加えて、Raekwon、Nate Dogg、RBXらも参加！Ray Jをフィーチャーしたレイドバック・メロウ・チューン「Crush」をはじめ、ウタモノ路線の聴きやすい傑作に仕上がっています！

Dogg Poundのメンバーで最近はDJ Quikとコラボ作品を出したばかりのフィリー出身、ウェッサイ・シーンのベテランKuruptと実弟のRoscoeのタッグ・アルバム。プロデューサーは07年にKuruptバックアップのもと『Tangled Thoughts』のメンバーとしてデビューを果たしているTek NizzleことTekneekが担当。彼はこれまで、Havoc、Cyprss Hill、Busta Rhymes、40 Glocc、Bubba Sparxxx、Killah Priestなどメジャー/インディ関わらず幅広く仕事をしてきた気鋭プロデューサー。ゲストにはFreeway、Daz、Gillie Da Kid、Jayo Felony、Sandmanらが参加。

ボンサグのメンバーKrayzie Boneが同じ地元クリーブランドの盟友Keef Bをフックアップしたアルバム。Keef Bは長年ファミリーの作品のフィーチャーされてきたり数々のツアーにも参加してきたベテラン。ファミリー総出でのサポートを受けて最強のボンサグ・スタイル・アルバムを完成！

チカーノ・ラッパーとしてブレイクを果たすのみならず、ここ日本にチカーノラップの魅力を余すところなく伝えたジャンルの先駆け＆起爆剤的存在のLil Robの新作。タイトル通り、漂うようなドリーミーなアレンジと男性シンガーのフックが気持ちよすぎる超メロウ･チューン「Dream」、オートチューン使いのスペーシー・チカーノ「Make You Say」など収録。チカーノ･シーンの中でも頭一つ抜きん出た完成度！これまでのLil Robファンならばマチガイなくイケちゃうメロウ＆スムースなアルバム！秋の夜長のドライブに欠かせぬ一枚となるはず。

Figazzとのコンビで数々のクラシックを放ち、日本でも凄まじい人気を誇るBrown Boyの、近年のヒット曲をバッチリ押さえ、さらに鬼ヤバな新曲＆未発表曲を加えたという美味しスギなブツ！！同じくメロウ・ヒップホップ・ファンに高い人気のNB Ridaz/MC MagicやFigazz作品にはオナジミなシンガー、Melissa Lujanらも参加。新譜を聴く前の予習にぜひ。

以前、Angie Stoneに見出されElektraと契約するもAtlanticとの合併により、ディールがご破算となってしまった過去を持つなど若いのに苦労人のサウス・キャロライナのラッパーLil Ru。南部女性をムラムラさせるリード・トラック「Nasty Song」、Lil Jonタイプのウルサ型のかけ声がアゲアゲな「Don't I Look Good」、ライトな哀愁サウス「Deep Stroker」など、歌うようなフロウとキャッチーなフックが耳に残ります！

ルーパス(狼瘡)という難病にかかっていたことを今年3月に発表したマイアミのサグﾞ系ラッパーTrick Daddyの8thアルバム。ゲストにはマイアミ･ソウルの女王Betty Wright、舎弟グループDunk Rydersらが参加。ブランクを感じさせぬ、安心の1枚。彼はもっと評価されていんですけどね･･･。こちらはTrinaフィーチャーの「Fantasy」など収録したベストバイ・ショップのボーナス・トラック付き限定盤。

Lil Wayne参加の「Duffle Bag Boy」のスマッシュヒットで一躍有名になったアトランタのヒップホップ・デュオPlayaz Circleが2年ぶりにニューアルバムをリリース。リード・シングルは今、ヒップホップ･シーンで最も注目を集めるOJ Da Juicemanをフィーチャーした「Stupid」！延期続きでしたが、ようやく今月中に発売されそう。

ルイジアナ/バトンルージュのラッパーLil Boosieの約3年ぶりとなるニューアルバム！UGKの故Pimp CのレーベルTrill Entertainmentからデビューし注目を集めた彼が、レーベルメイトWebbieと共に成長し、立派な若手有望株に成長。DJ Fletchとのミックステープ・アルバム『Bad』（ジャケすげえ！）も好評とストリートでも人気絶大の彼の待望の新作には、先のWeebieやYoung Jeezy、Bobby Valentino、Trina、Lil Phatらをフィーチャー！

H-Townのラッパー、Lil Flipのニューアルバムが到着！『I Nees Mine』騒動以降、ストリート・レベルで精力的に活動を続けるFlip。本作は、メジャーからリリースが待たれている『Ahead Of My Time』の前哨戦的アルバムともいえそうですが、基本5thアルバムという位置にあるようです。リード･シングルの「Da #1 Fly Boy」で男性シンガーのJay Townsend（彼は数曲に参加し、大活躍）が哀愁フックを歌うメロウ･チューン。その他ゲストにKokane、C-Bo、Edenらをフィーチャー。ストリート寄りとは言え、しっかりした仕上がり。サウス･ファンにオススメのアルバムですぞ！

伝説のNY先鋭ヒップホップ・ユニットAnti Pop Consortiumが衝撃の解散から7年、完全復活！スペーシーなファンク・チューン「Apparently」や狂ったように畳み掛けるシンセ･ビートとけたたましく鳴る電話のベルに呼応するようにマイクリレーする「Capricon One」、ハートフルなクルーニングを聴かせる「Born Electric」、大聖堂で聴いているかのように壮大なタイトルトラックまで、黒く実験的で豊潤でディープ。進化し続けるAPCはまた我々の先を行く。

リリックに定評のあるミネアポリスのMC、Brother Aliの新作！アメリカの闇の部分であるドラッグ中毒や離婚問題、同性愛差別などに関する問題を取り上げ、人間の強さや脆さをAliの視線から捉えた知的で重い内容である反面、愛や人生の素晴らしさも説いているそう。今回も全曲プロデュースを担当したAnt（Atmosphereのトラックメイカー）の作るソウルフルなトラックにより、よりエンターテイメント性にも優れた作品となっています。

9歳の頃からラップを始め、9th WonderやJ Dillaと仕事をし、ミックステープも何枚も発表するなど、デビュー前から高い評価を得ていたSkyzooの正式1stアルバム。実際、本作でも彼に魅せられたJust Blaze、9th Wonder、Nottz、Black Milk、Illmind、Needlz、Eric Gといった気鋭プロデューサーがビートを提供。

昨年、『Politics As Usual』でオフィシャル・デビューを果たしたラッパーTermanologyが、自身のST. Recordsからミックステープ・アルバをドロップ。プロダクションはDon Cannon、DJ Premier、The Alchemist、Large Professorという錚々たる面々が担当しており、オリジナル・アルバムとして発表しても遜色のない内容。ゲストは、Joell Ortz、Lil Flame、Sheek Louchなど！

Yesterdays New Quintetの2ndアルバムリリースを記念したファンクラブオンリーのSummer Suiteに続きFall Suiteまでが正規復刻。2007年にリリースされた｢Yesterdays Universe｣のノベルティとして存在したSummer Suiteの続編。当時配布されたものはジャケなしCD-Rという仕様、Summer Suiteこそ一部Vinyl専門店で出回ったもののおそらく日本国内では初の流通となるMadlibワークスです。内容はMadlibが創造を重ね、編成したジャズミュージシャンが丹精にメロディを重ねる現在進行形のスピリチュアルジャズ作品。1,000枚限定プレス！！

フランスを代表するボーダーレスな確信犯的ビート･クリエーターDJ Camのジャズバンド形態DJ Camカルテットでの待望の新作！美麗なピアノが印象的なブラジリアン・トラックをリメイクした「Nebulosa」、シルキーな女性ヴォーカルが絡むジャジートラック「You've Got To Have Freedom」、柔らかなメロウビーツ「Montara」、流麗なピアノと女性ヴォーカルをフィーチャーしたRoy Ayres不朽の名曲カヴァー「Everybody Loves The Sunshine」など収録。

橋本徹（SUBURBIA）監修＆選曲の大人気シリーズ『メロウ・ビーツ』最新作！今回も“マチガイない選曲”で、究極のジャジー・ヒップホップ・コンピの決定盤となる内容！新曲／初CD化となるKira Neris「Judy In June」、Skiggy Rapz 「Today」、日本でも絶大な人気を誇るThink Twiceのカヴァー・プロジェクトの初披露となる新曲「It's About Time」（Sunnyカヴァー！）の3曲のエクスクルーシヴ音源を収録！

ワーナーミュージック･ジャパンとユニバーサルミュージックがお届けする、豪華ダブル･コンピ！シリーズ150万枚突破！安心と信頼の『What's Up？』とHipHop×R&B×RAGGAEのセレブ集結！ゴージャズ系アーバンコンピの決定版『the FINEST』が夢の合体！

アーバン・コンピレーション最強シリーズ『What's Up？』から嬉しいリミックス集が登場。最新ヒット・ナンバーはダンス･チューンでフロア人気の高いリミックス･ヴァージョンを厳選ピックアップ。よりフロア仕様のヒップホップをお探しならこちらをオススメ。