1950年代のロカビリー・ブームを背景に、ベンチャーズからエレキの下地を吸収し、豊熟した日本の音楽シーンに、1966年ビートルズ旋風が上陸。このあたりのブリティッシュ・サウンド(リバプール・サウンド)はスパイダースやブルー・コメッツらに影響を与え、グループ・サウンズ(GS)の原型を造り上げました。音楽同様、和製言語であるこのジャンルを確立。歌手とバンドという概念を取り払い、サウンド重視の音楽を作り上げた演奏スタイルは、世界を視野に入れた“トーキョー・サウンド”を標榜し、独自の国産ロックを生み出しました。
翌1967年デビューのタイガースとテンプターズはリバプール・サウンドを完全に消化。遂に和製オリジナルポップスの波が来て一躍GSブームが到来。以降、カーナビーツ、ワイルド・ワンズ、ゴールデン・カップス等の代表的なバンドを続々と輩出しました。しかし日本の音楽文化に多くの資産をもたらしたGSでしたが、アイドル的グループの乱発とともに人気は一気に下降線をたどり、数年後に忽然と消えてしまいます。戦後の音楽史において加熱しすぎたブームは短い時代で終わりを迎えました。GSそのものはわずか2年たらずでしたが、その短い期間に、多くの人材を生みだしています。
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