TOP > My page > Review List of madman

Review List of madman 

Showing 691 - 705 of 2995 items

%%header%%

%%message%%

  • 0 people agree with this review
     2009/06/27

    '09年発表。ロンドンを拠点にシューゲイザーとポスト・ロックの交接点をゆくふたり組のお披露目盤。氷上に漂う果実を連想させる甘いメロディに、ノイジーというよりはノイズなギター。CD-EXTRAに収録のPVでも確認できる独特のゴシック趣味は、最新鋭でありつつ不思議な既視感。絶妙です。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 1 people agree with this review
     2009/06/27

    '09年発表。ソロ名義では約6年ぶり、全曲自身の作曲によるオリジナル・フル・アルバムが完成した。東京事変では、バンドのダイナミズムから生まれた創造性による作品作りであったと言えるだろう。それに対し、今作では、おなじみとなった斎藤ネコほか、服部隆之、coba、PE'Zのヒイズミマサユ機など多方面の多彩なクリエイターとコラボレートし、各楽曲の世界観を具現化させている。音楽的には、前例もあるジャズと昭和歌謡が融合する感覚をはじめ、20世紀中期のフランスほかヨーロッパの映画音楽やポップスの要素が含まれ、ソロ・アーティスト/シンガーの音楽的な自由度の高さが魅力となる。戯曲の名作から着想を得たと思われる表題のもと、うまさ、説得力も感じさせるボーカル、文学性の高い歌詞表現で、最新の林檎ワールドが展開されていく。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/06/20

    '09年発表。変態グニョグニョ、何がどうなってるのか、もうわかんないー!っていうサウンドなのに、気が付けばすっかり彼らの宇宙観の中にハマっているというマーズ・ヴォルタ。つねに野心的な作品を作ってきた彼らの新作タイトルは「八面体」。プログレ心をそそるというか、次元を超えた超物体が今にも見えてきそうなこのタアトル。それにしても彼らのサウンドをうまく言い表している。
    元アット・ザ・ドライヴインのふたりのメンバーからなる……などという説明は今さら不要だろう。唯一無比の孤高のサウンドを掲げ、独自のジャンルを築き上げてきたマーズ・ヴォルタ。だが、本作にはいつもの荒々しい攻撃性よりも、穏やかなる狂気がフツフツとくすぶっている。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/06/13

    '09年発表。3枚目のアルバムは、その音楽家の今後の行方をうらなう勝負作だと言われる。周囲の期待に応えていくのか?あるいは期待を裏切ってでも攻撃し続けるか?
    21世紀に入りすさまじい勢いを取り戻したUKロック・シーンに、"ポスト・オアシス最有力候補"として登場したカサビアン。デビュー前、メンバー全員で郊外の空き家で暮らしていた生粋のならず者たちの心は、すでにあの頃から決まっていたのかもしれない。
    「次はもっとダンス色が濃くなる」。デビュー直後そう宣言したベースのクリスの言葉通り、バンドは周囲の度肝をぬくエレクトロなギターサウンドを2ndで提示した。そんな彼らが鬼才、ダン・ジ・オートメーターとタッグを組み、2年の歳月をかけて作り上げたのが、本作だ。作品からあふれ出すのは、巷に蔓延するディスコ?エレクトロな音とは一線を画す、新世代の"踊れる"ロックンロール。彼らの選んだ道が後者だったと痛感する革新作である。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 1 people agree with this review
     2009/06/13

    '09年発表。ソロ活動が間に挟まれようと必ず2年ごとに新作を届けてくれる彼らの、3月デジタル・リリース済み9作目。例によって、難解になる一歩手前の謎が各楽曲に用意されており、楽しいことこの上ない。9分を超える最終曲は映画でも観ている感覚で長さを感じさせない。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • 1 people agree with this review
     2009/06/13

    '09年発表。精密を極めたデスクトップ・ミュージックの反作用から世界各地で勃発するLo-Fiリバイバルにもリンクしつつ、ポスト・パンクやトイ・ポップの最終進化としても最高すぎる弱冠21歳。ビョークも夢中だというキッチュなボーカルと、ガラクタを叩いたチープ・ビーツ。これはアートです!

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/06/13

    '09年発表。基本的にこのバンドにはギターの音が存在しない。アルバムではグウィリム・ゴールドの弾くシンセの音が鳴り響き、曲全体を支配する。そんな80'sなシンセ・ポップ・チューンとともに響く、3人の美しいボーカル・ハーモニーはまるで60年代の西海岸で、個人的にはこのバンドの最大の魅力。曲によってはピアノとともに歌い上げたり、ファンキーなソウルを見せたり。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/06/13

    '09年発表。このところ歌心溢れるミディアム・ナンバーが続いていたけれど。今回はロック色を打ち出した仕上がり。しかし勢いでぐいぐい押すタイプではなくて心地よいループ感のなかでテンションが上がっていく系。「ばらの花」と「ハイウェイ」を足して、そこにパワーを加えたような雰囲気で、つまり文句なしの名曲ってことです。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/06/13

    '09年発表。のんびり夜の散歩をしながら物思いにふけっているような、そんな錯覚におちいる繊細で美しいミディアム・ナンバー。くるりには旅や移動を歌った名曲がいくつかあるが、その系譜に連なる曲と考えてもいいかも。Aはフィドルなどを交えた楽しいムードでありながら、いつしかサイケデリックな大団円を迎える刺激的な一撃。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/06/13

    '08年発表。08年も開催された京都音楽博覧会。その記念盤となった待望の本作。ふわっとしたメロディ&淡い言葉が優しく響く@。京都弁&ジャズ・アレンジが独特のムードを醸し出すA。ゆるいポジティビティが心地よいミディアム・ロックB。そして07年の京都音博からのライブ音源Cは小田和正とのデュエット!

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/06/13

    '09年発表。くるりの新作を初めて聴く瞬間は、いつも知らない土地を旅しているような気持ちになる。前作がウィーン録音で今回はNY録音だからという理由ではなく、そこから高揚や不安や解放といった旅がもたらす感情に近いものが押し寄せてくるからだが、ところで01年の「TEAM ROCK」には「LV30」という曲があった。@をその続編と考えるなら、この8年間でレベルは45まで上昇したことになる。主人公はくるり。武器はカントリーやブルースやフォーク・ロックなどのアメリカン・ルーツ・ミュージックを素材に合成したタフでリアルなサウンド。そして相手はロックという名のモンスターだ。両者が繰り広げる数々の趣向を凝らした格闘は我々聴き手に深い満足感をもたらす。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/06/13

    '09年発表。美しい音楽を奏でていたソニック・ユースが再び騒々しいロックを演奏し始めた。18年間在籍していたメジャー・レーベルを離れ、再びインディーで作った最新16thアルバム。自分たちに影響を与えたMC5、ソニック・ランデヴーズ・バンド、ノイ、ワイパーズといったバンドを想い、きちんとリハーサルもせず、直感や衝動の赴くままに作り上げた、ある意味素朴な楽曲の数々が初期の彼らを甦らせる。結成28年目の原点回帰!元祖オルタナの面目躍如!あらたな傑作の誕生!マーク・イボルド(元ペイヴメント)の加入も決して偶然ではなかったはず。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2009/05/31

    '78年発表。「ゴー」のプロモーションとして同メンバーで行われたわずか2回のコンサートから、76年の仏国パレ・デ・スポールの公演を収めたもの。ツトム・ヤマシタは打楽器ほか、ミニ・コルグ、ミニ・モーグを担当。マイク・シュリーヴもドラム・シンセサイザーを叩き、クラウス・シュルツはモーグV、アープ2600、EMS5台をステージに並べる大がかりなコンサートに。いち早いレーザーリウムの演出に観客も固唾を飲んだ。スティーヴ・ウィンウッドの黒人のようなボーカルは健在で、サンタナばりの黒いフィーリングとスペイシーな電子音の相性は格別。ほか、リターン・トゥ・フォーエバーのアル・ディメオラを含む、総勢11名が参加。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 1 people agree with this review
     2009/05/31

    '76年発表。ツトム・ヤマシタがスティーヴ・ウィンウッド、マイク・シュリーヴと結成したスーパー・グループ。スティーヴ・ウィンウッドはスペンサー・デイヴィス・グループ出身で活動後は鍵盤奏者に、マイク・シュリーヴはサンタナの元ドラマーで、国際的知名度の高い2人とのグループ結成は衝撃的だが、ツトム・ヤマシタも69年に「タイム」誌の表紙を飾る、シュトックハウゼンら現代音楽界が注目するホープだった。本作はスライドなどマルチメディアを駆使した"ロック・シアター"の集大成的作品。B面からA面というメビウスのような円環構造を持ったアルバムで、中期ピンク・フロイドのような幻想的なスペース・オペラに。シンセは元タンジェリン・ドリームのクラウス・シュルツ。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • 1 people agree with this review
     2009/05/31

    '74年発表。父は京都市交響楽団の監督。打楽器奏者となり、70年にカラヤン率いるベルリン・フィル交響楽団に加入。71年に仏国で"カム・トゥ・ジ・エッジ"を結成後、日本人による舞踏演劇グループ「レッド・ブッダ・シアター」を旗揚げする。本作は「レッド・ブッダ」と並行して録音された自己のグループでの作品で、73年の録音。ヒサコ・ヤマシタ(ヴァイオリン)、元ソフト・マシーンのヒュー・ホッパー、ゲイリー・ボイルら参加による同グループは、ツアーを含む約2年の活動で解散。コンセプトは「ゴー」に受け継がれる。本作は映画音楽家として知られるブライアン・ガスコインのシンセサイザー・ワークが堪能できる1枚。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

Showing 691 - 705 of 2995 items