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Review List of madman 

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     2009/05/05

    '01年発表。4年ぶり!ですよ。この御時世で。そのぶん期待はイヤでも高まるわけだが、期待ゆえのプレッシャーに耐えうる精神力とスキルがコーネリアスにはあった!しかもリキミとはまるで無縁なのだ。
    前作「FANTASMA」、ベックからスティングまでの彼のリミックス・ワークを聴いていると、このアルバムの音像は予想だにしないという音ではないはず。が、"な、なに?この曲?"と1曲目から驚かせてくれるんだからなあ、もう。音の文字化けとも言える「Bug」は現代音楽的なアプローチだが、ポップ・ミュージックに着地させるところが彼らしいし、そういうおちゃめな遊びゴコロがうれしい。
    プログラマーとミキサーと彼の3人で作り上げたアルバムは全11曲で45分29秒。CD時代に突入して、ギチギチに詰め込むアルバムが増えたが、その傾向に異を唱えるのもわかる。どこへ行っても、何かしらの音楽を聴かされるような情報過多な時代に、音楽を聴く行為の贅沢感がある数少ないアルバムでもある。じっくり腰を据えて、一定のテンションで作られた音楽は、安いけど、使い捨てゴメンのプロダクツの限界を意味しているのではないだろうか。そういう意味では、今回のコーネリアスは扇情的な部分はほとんどない。仕掛けは、あくまでも音の内容のみで、それすらシンプルだ。時代の最先端みたいなコケオドシはもう必要ない次元にきているのだ。
    その代わりタップリ含まれているのは、潤い。水分。豊かに茂った森を歩くときの清々しい心地と回復力を秘めた音楽。

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     2009/05/05

    '09年発表。"ヘヴンリー"名義での3rdアルバムは、タイトルからして内容の切なさを物語るコンセプチュアルな作品。"心を殺す"と歌ってはいるが、実際に聴こえてくるのは押し殺しきれない悲しみや憤り、そして投げやりな気分や焦りの混じった"もどかしさ"だ。大切にしていた恋を失ったり、日々の出来事につまずいたときに頭をもたげる不条理感は、容易にぬぐい去れない。大人を自覚する人々にとっては青臭く思えるかもしれない一方、うらやましくもあろうほどに瑞々しい感情のほとばしりが、ダークでメランコリックなメロディとファニーでキュートなボーカルによって綴られている。歪んだギターの音が印象的な疾走感あるサウンドをはじめ、全体に漂うきわめて洋楽ロック寄りなテイストもまた、本作のコンセプトに映えを添えている。

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     2009/05/05

    '09年発表。本人監修によるCD6枚組・全115曲収録。松田聖子からSouljaまで、日本の歌謡史・ポップス史を紐解く決定盤だ。

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     2009/05/05

    '01年発表。マヴェリック・レコードが新たに世に送り出した18歳の女性ボーカリスト。ギターもキーボードも堪能で、ジョン・シャンクス、シェリー・ビーケンらとの共作で、全部の楽曲を書いており、エッジの効いたソング・ライターとしての資質もきちんと発揮。プログラミングとバンド・サウンドを組み合わせて練り上げるプロダクションからは、当時のアメリカのメイン・ストリームに打って出るという気迫が感じられる。

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     2009/05/05

    '01年発表。ニューヨーク出身、20歳のシンガー・ソングライターの1stアルバムで、ほぼ全曲セルフ・プロデュースという才能を見せる。同時に、シングル曲Aでは、ジャーメイン・デュプリが共同プロデュースで参加するなど、注目度の高さをうかがわせる。タイトでハードなビート感と、ソウル・クラシックスを受け継ぐ感覚、そして、やや低めでハスキーな歌声で、ジャズの香りを含むボーカルがクールで印象的。

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     2009/05/05

    '01年発表。ケン・イシイがFLR名義で、自身のDJプレイのために制作し、12インチ・アナログ盤のみでリリースしたシリーズの音源に、同じコンセプトでの新曲を加え、ノンストップ・ミックスしたCDアルバムだ。テクノの手法で作られているが、ビートも、サウンドもバラエティに富み、テクノからハウス、ディスコ、ファンク、ラテン、ロックなど多様な音楽の要素が含まれる。クラブで鳴る音の感触が楽しめる。

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     2009/05/05

    '01年発表。思えば「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のサントラ盤が伏線だった。映画の内容ばかりが騒がれていたけれど、あのアルバムはオヴァルやキッド606といった当時のヨーロッパのエレクトロニカ系からの影響を強く受けた、明らかに次への予告編ともいえる作品。だから、この作品が、ストイックな電子音で彩られているらしいという話を聞いてもことさら驚くこともなかった。
    しかし、こうして届いた音を聴いてみれば、やはりその構築力の素晴らしさに舌を巻く。そして、それ以上に制作メソッドを感じさせない美しさにも。電子音と聞いてピコピコした打ち込みの音を想像する方も多いだろうが、ここで聴けるのはまるで天国の風景を音で描いたような幽玄の世界。ただただ、美しく、気高い。先行シングルでもある@はイギリス人クリエイターのマシュー・ハーバートがリズムを、サンフランシスコの2人組マトモスがパルス・ノイズを手がけており、以降の曲はデンマークのクリエイター、オピエイトが素材提供をしているけれど、基本的なプロダクションはビョークとガイ・シグスワース。オヴァルのサンプリング使用も含め、その計算され尽くされたプロダクションは見事のひと言だ。けれど、ニューヨーク在住のジーナ・パーキンスによる瑞々しいハープ演奏と、特注で作らせたというオルゴールの音色、そしてビョークの浮世離れしたボーカルがこうした創作過程をバラバラにして昇華させてしまう。そして、本作がやはりどうしようもなくポップであることに、自分は泣くほど感動してしまうのだ。

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     2009/05/05

    '01年発表。ロックンロールが若いヤツのもんだと思ったら大間違い!すごくイイ歳のとり方をしていくバンドだ。すごくイイ歳のとり方をしているのは、彼らのこの音を聴けばハッキリわかる。ユーモアがあって、明快で、シンプル。目先の流行に流されない確固たる自信がなけりゃこういう音で勝負はできない。自分が好きなベテランは年齢や時流で音楽をやっている人ではなく、いつ何時でも音楽に瑞々しい欲求がある人たちだ。ザ・ハイロウズのロックンロールはいつだって鮮度がいい。その秘訣はおそらく音楽に飽きたためしがないからだろう。1曲目に音頭を持ってくるある種の大胆さや、「カレーうどん」なんていうタイトルのバラード(?)があったり、相変わらず人を食ったところはあるが、何をやってもチャーミングなのは徳があるからだ。と、ちょっと

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     2009/05/05

    '00年発表。英国クラブ系、ロック系雑誌から惜しみない称賛を浴びていたオーストラリアの6人組。マニックスやBDBらのリミックスもこなし、マドンナも一聴してサンプリング許可。ヒップホップ、ビンテージ・ファンク、ディスコなどをエンドルフィンとブレンドしたような、限りなく気持ちいい美しいサウンドが次々に流れ続ける。曲間の切れ目もなく、うっとりし続けている間に70分弱が過ぎてしまう。

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     2009/05/05

    '01年発表。ライブ・ツアー"2001年 AJICOの旅"の赤坂BLITZでの最終公演を完全収録した濃厚なライブ盤。UAのスキャットが緩やかに広がり、会場の空気に溶けゆくオープニングからドップリとAJICOの世界。ライブ・アレンジされたアルバム曲、シングル・カットされた「ペピン」をはじめとする(メンバーの)セルフ・カバーAJICOバージョンなど全16曲。生きた音と魂の歌がせめぎ合い、高め合うさまにただただ魅せられる。

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     2009/05/05

    '01年発表。今やヒールなスーパースターとなったエミネムが、無名時代に地元デトロイトでツルんでいたダチども5人と結成したグループ。なんでも仲間のうち誰かが成功したらもう一度集まってやろうぜ!という約束を実現させたユニットだそうで、そんな男の熱き友情がスリリングな掛け合いの中から伝わってくる硬派な1枚だ。狙いはデトロイトのミュージック・ヒストリーの復権。新しいモータウンはここから始まる。

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     2009/05/05

    '01年発表。シュワッと静かに発泡する極上のシャンパンを思わせる、しっとりゴージャスなイントロ数秒で前作を凌ぐ大傑作と鳥肌の3作目。なんか今までとは全然オーラが違うんですよね。姐御気質あふれる相変わらずの野太い歌声は、オデッタもしくはニーナ・シモンのバタリアン。音楽兵器とでも表現したい変則ビートが邪道に聴こえないこの声の魔力!遺物と黄金が激しく交錯するハイブリッド・ソウルにTKOです!

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     2009/05/05

    「The Last Live」 '01年発表。97年9月に解散を表明し、同年12月31日、東京ドームで有終の美を飾ったX JAPAN。そのラスト・ライブが3年半を経てCD化された。それも、CD3枚に全編が余すところなく収録されているというもの。彼らが残していった数々の名曲(ことにバラードは泣ける)を甦らせるとともに、感慨深いMC、観客の大喚声や大合唱なども含め、現場の熱い興奮と感動をそのままサウンドで伝えてくれる内容だ。

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     2009/05/05

    '01年発表。中心人物スコット・ウェイランドの才能で評価を得てきたこのサンディエゴ出身のグループは、その一方でウェインランドのドラッグ不法所持をはじめとする不祥事によって音楽活動そのものがしばしば中断されてきた。結成から十数年経つ彼らがこの作品で5作目だというのも、単に"寡作"というだけではないわけだ。
    何はともあれ、彼らにとっての何度目かの"復活"を祝福しよう。ウェイランドは《長い道のりでこびりついた泥を洗い落とせ》(J)とうたっているが、それも含めて彼が再びバンドに積極的に取り組もうとしたのはたしかなようだ。その意義深い成果がこの聴き応えのあるアルバムだ。アートの入口で入ろうかやめようかとためらっているようなウェイランドの詞は、うたうべきテーマを持たない凡百のオルタナティブ・バンドのスクラップの山からパイロッツを救い出している。アメリカのバンドにはめずらしい幻想的なメロディも魅力だ。アルバムのあちこちには、レッド・ツェッペリンに対する変わることのない敬意や批評的解釈もうかがえる。
    美しいラブ・バラッド「ワンダフル」でウェイランドは《前に進まなくてはならない》と前向きな姿勢を見せているし、幸せな家族生活をうたった「ア・ソング・フォー・スリーピング」などを聴くと、彼は"長生き"しようと決意したのかもしれないとも思う。パイロッツは、ウェイランドは、この先、キャリアを重ねてゆけばもっとすぐれた作品をつくることができるだろう。それくらいの能力と可能性を持ったバンドだと思う。

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     2009/05/05

    '01年発表。10年くらい経つと人々は、10年前にあったのに今はなくなってしまったものを無意識のうちに求め始める。ベースメント・ジャックスの「サンバ・マジック」やアルバム「REMEDY」が圧倒的な支持を得たのは、レイブがかつて持っていた"快楽の最大公約数的共有"がそこにあったからだし、2000年2月におこなわれた来日公演では大所帯のフル・バンド編成による演奏とサンバ・ダンサーを交えた大大大大ハッピーなステージで、彼らは見事にその期待に応えてみせた。
    さて、そんふうにどこを切ってもハッピーの金太郎飴状態だった前作と比較すると、制作にじっくり2年もかけたというこの2ndアルバムは、若干のシフト・チェンジが試みられているような気がする。R&Bディーバ、Kele Le Rocをフィーチャーした超ポップな「Romeo」を筆頭に、今回彼らは全

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