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0 people agree with this review 2010/04/16
'05年発表。ドイツ出身のシュワルツ兄弟=ティーフシュワルツ。アシッド+エレクトロ+ニュー・ウェイブ・リバイバルの波を受けたシングルやリミックス・ワークが注目されていた彼らのアルバムにはEBTGのトレイシー・ソーン、ザ・ラプチャーのマット・セイファーらがボーカルに参加、シングルなどの印象からすると意外なほど「聴かせる」作品に仕上がっている。ハウス・クリエイターのアルバムとしては05年出色の出来かと。
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'05年発表。00年代における(ポスト・)モダン・ポップもしくはロックの理想形のひとつ。様々なスタイルが交錯しながら、それぞれが有機的に結びつき、彼ら独自の音楽を作り出している。1曲目に針を落とすと…そう、これはもちろんCDではあるのだが、冒頭に、アナログ盤に針を落としたときのノイズが入っている…やがて大戦前のポピュラー・ミュージック/ジャズのごときイントロが始まり、一瞬何をプレイヤーに載せたのか、わからなくなる。時代も場所もわからない。そこから我々は彼らの世界に入っていく。なんて素敵な仕掛けなのだろう。バージニア州のレーベル、ティーンビートを代表する3人組+/-の3rd・アルバム。最初はジェイムズ・バルヨットのソロ・プロジェクトだった。そのジェイムズは、ヴァーサスの中核をなす兄弟の末っ子だった。ヴァーサスといえば、90年代から様々なインディー・レーベルに作品を残してきたNYのバンド。彼らのギター・サウンドは、90年代のUSインディー・ファンに愛されていた。+/-も、そんな要素を当然受け継いでいる。この3rd・アルバムでは、それを理想的な形で消化しつつ、まったく新しい段階に達した。このCDを聴いていたら、友人が「この曲、中期レディオヘッドみたい」と言った。なるほど!確かにそんな曲もある。つまり、ここには本当に様々な方向性が潜んでいる。いろんな趣味の人が楽しめる。
'05年発表。スウェーデンの注目レーベル、インペリアル・レコーディングスの3ピース・バンド、エスキュウ・ディバインの1st・アルバム。彼らのアーティストシップを証明しているような長いタイトルの今作だが、期待通りに素晴らしい。ジガー・ロスがギターをピアノに置き換えたような圧倒的で神秘的な映像的なサウンド。そして、ピアノとボーカルの幻想的なハーモニー。それらがいろいろなバリエーションを持って、11曲が並ぶ。また、繊細な音楽でありながら、ダイナミックでパワフルであることが、彼らの魅力だろう。
'04年発表。XLを通じてワールド・ワイドにリリースされ、彼の評価を一気に高めることになった傑作2nd・アルバム。録音環境も向上し、ピアノや弦楽器を使用したことで、表現の幅が広がっている。伝説的なフォーク・シンガー、ヴァシュティ・バニヤンとタイトル曲をデュエットしていることも話題に。シュウ・シュウにカバーされたBをはじめ、ライブでの重要なレパートリーとなっている曲を多数収録。
'04年発表。前作から間を置かずにリリースされた兄弟のような作品で、アナログ盤は2枚をカップリングした内容になっている。収録された楽曲も同じセッションからのものだが、管楽器を取り入れた曲もあり、より一層開かれた印象を受ける。冒頭を飾るエラ・ジェンキンスのカバー曲や、デヴェンドラもメンバーを務めるバンド、ヴェティヴァーのアンディ・キャビックとの共作E等を収録。次作への重要な布石。
2 people agree with this review 2010/04/10
'10年発表。本人はシガー・ロスらしくないものを集めたというが、明らかにバンドのディスコグラフィを脅かす超がつく傑作。シガー・ロスを敬遠していた人や、彼らに見向きもしなかった人をも巻き込む圧倒的に前向きで恐ろしく美しい旋律。4月に新しい扉を開いたすべての人に捧げたくなるほど。
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0 people agree with this review 2010/04/02
'05年発表。これまでの「衝撃!」「サイケデリック!」「00年代のジザメリ、マイブラ!」というインパクトと同じものを求めると必ず外されてしまうだろう、賛否が分かれそうな3rdアルバム。アコースティック寄りの渋すぎるルーツ回帰はたしかに早すぎる気もするが、これはこれで潔い彼らの体質を表している。必然を感じてしまうかっこよさがやはりあるのだ。
1 people agree with this review 2010/03/29
'79年発表。バグルスの「ラジオスターの悲劇」「クリンクリン」の共作者、ブルース・ウーリィの唯一のソロ。2曲は同バンドの曲でもあり、バグルスの一分の隙もない豪華絢爛なアレンジとは対照的に、持ち前のB級センスとR&R的アレンジで処理。また、カメラ・クラブ名義でトーマス・ドルビー、マシュー・セリグマンら英国B級ポップの才人がズラリとクレジットされているのに注目。特に、これがデビューになるドルビー博士との交流は、のちの名盤『地平球』へのブルース参加へと発展していく。本作のリリース時、「ラジオスターの悲劇」のヒットを巡るバグルスとの対立が噂されたが、彼らの2ndにはちゃっかり参加。彼らのプログレ色を中和するポップ・エッセンスを披露した。
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0 people agree with this review 2010/03/28
'07年発表。ルーツ寄りの3rdから2年、理屈抜きでロックを感じさせたデビュー当時の彼らがさらにタフ&エッジィになり戻ってきた。ツェペリン風味の骨太R&R、シンフォニックなナンバー、メッセージ性の強い大作、美しいミドルなど様々なテクスチャーを取り込んだ濃密な作品。
'87年発表。若き奇人ボビー・ギレスピー率いるプライマル・スクリームのファースト・アルバム。元レッド・クレイオラのメイヨ・トンプソンのプロデュースで、サイケ気分のギター・ポップを聴かせる。その後の豹変癖の伏線は見当たらないが、これはこれで魅力的。本盤発表後に脱退するジム・ビーティの貢献も光る。
2 people agree with this review 2010/03/28
'99年発表。素晴らしい。あまりに素晴らしくて、かえってペイヴメントへの愛ゆえにこっちの正常な判断力がイカレてしまったんじゃないかなどと不安になったりしている。それとも私が音楽にとりわけ造詣が深いからなのか(笑)。それとも誰もが素晴らしいと思うのか。 低予算でなんでも自分たちでやってしまうローファイと呼ばれた初期の頃から、人気プロデューサー、ナイジェル・ゴッドリッチと組んだ5枚目の本作まで、彼らは楽しい独自の実験を続けながらずっと進化してきた。人はその「壊れた感覚」がいいだの「無気力さ」がいいだの言ったが、彼らが目指していたのは単純にいい音楽を書くことではなかったろうか。時代の中にすっくと立ち上がり、美しいメロディと音色で人の心を捕らえて離さないような。このアルバムではジャズやブルース、カントリー(デジロックとかじゃないんですよ)に例のペイヴメントなバイブを持ち込んで、一種サイケな、夢見るような感じのクラシック・ロック(レトロという意味じゃなく、永遠の輝きを放つオーセンティックな音楽のことね)に仕上げている。その声、そのギターのトーンの美しいこと、響き合う楽器の生き生きとしていること、抽象的な言葉の連なりが生むイメージの豊かなことなど、音楽の至福の瞬間がここには満ちあふれている。 もう彼らにはアート・バンドっぽい実験もインディーならではのカッコつけも必要ないのだろう。天才スティーヴンが自分の才能に自覚的になったからには、どこまで登りつめるのか追い続けるしかない。
'97年発表。「ゲディ・リー(プログレ・バンドのシンガー)の声はどうしてあんなに高くなる/ふつうの男みたいに喋るんだろうか」なんて、あーたまらない。根底にあるのは、ニルヴァーナにもあったこの時代の空気に違いないのだが、カート・コバーンよりははるかに愛情に恵まれて育ったアメリカの息子たちの表現の仕方は全然違う。でも、ポップ音楽にありがちな適当な言葉に逃げるのでなく、この世の中に生きることに絡む違和感や虚無感、悲しみといったものを独特のやり方でしっかり向き合っている。スラッカー(いいかげんなヤツ)と呼ばれた彼らだが、いいかげんさを描くのにたけているだけであって、姿勢はとても誠実だと思う。とぼけたような優しさのオブラートに包まれていても手応えはリアルで、どうしようもなく共感を覚えてしまうのだ。 それにしてもまあ、なんと美しいサウンドだろう。初期のREMなどを手がけ、ギターの名手としても知られるミッチ・イースターのスタジオで、彼がエンジニアとして参加している影響もあるのか、音がくっきりとしてひとつひとつの楽器が生命を受けてお喋りしているみたいだ。ローファイでもヘタウマでも全然ないペイヴメントのバンド・サウンドというのは屈強で、奇妙で、なんとも複雑で、気ままなメロディを温かく支えている。 先祖帰りと剽窃が渦巻く音楽シーンでオリジナルなものを持っている数少ないバンドのひとつ。誰のようでもないペイヴメント流が、少々の哀感を加えながらきれいにまとまった4作目で、いよいよロック界の最重要バンドの仲間入りか!?少なくとも私の中ではずっと前から最重要だったけどね。
0 people agree with this review 2010/03/27
'95年発表。94年の来日公演の実にタイトな演奏を観て、コイツら熱血バンド野郎じゃんと思ったものだが、本作は前作以上に全編蛇足のような曲が並んでいる。うーん、ホッとしたような、肩すかし喰らったような複雑な気分。でも、でれでれによじれたギター・サウンドとハッとさせるほどキャッチーなメロディのアンバランスの妙(?)がとても快感。みんな、学校や仕事をさぼってダラダラと聴こう。
'94年発表。93年5月の来日公演で野菜クズを配ったり逆立ちしたりの奇行で注目を集めた中年ドラマー、キャリーが突如脱退。今後の動向が気がかりだった彼らが新ドラマーを迎えて制作したセカンド。ペーソスさえ感じさせるへたうまなノイジー・ギター・サウンドを軸に、スマッシング・パンプキンズ、ストーン・テンプル・パイロッツなどを実名でこきおろし、ロックが必要とされていない時代のリアリティを嫌味に言及している。
1 people agree with this review 2010/03/27
'10年発表。デーモン、冴えまくりだ。この5年のうちには"モンキー"やブラー再結成もあったけど、そのいずれも、今の彼の表現が最も飛距離を出すのはこのバーチャル・バンドだってことを示す本作の伏線だった気さえする。電子ビートが紡ぐのは、現実逃避こそ現世をサバイブする手段というパラドックス?ルー・リード他の豪華客演にア然、そしてPVにはなんとブルース・ウィリス!どこまでお前らは。
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