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　2021/03/16

国内盤仕様ではありますが、値段が高い割に輸入盤に帯をつけただけの非常におそまつなものです。解説もついていませんし、輸入盤を買うことをお薦めします。
２枚組のベスト盤で、初期の「ひとりぼっちのクラウン（See The Funny Little Clown
）」あたりから、「いとしのスコット（Watching Scotty Grow）」あたりまで広く網羅されているので、昔レコードで聴いていた人が改めて聴くには良いと思いますが、初めて聴く方にはボリュームが多すぎて、よさが薄まって伝わるような気がします。いろいろ書きましたが、往年の名曲「ハニー」や、激レア・シングルの「ジャパニーズ・ボーイ・アイ・ラヴ・ユー」など、一通りのヒット曲は網羅されているので、満足度は高いと思います。

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　2021/03/15

Pussy Catという作品自体に関して言うと、ジョン・レノンが全面的に参加しており、トピックメイキングではありますが、個人的にはニルソンの最高傑作ではないと思っています。ただ、１曲めのセイル・アウェイのイントロからジョン・レノン節が全開で、何も知らないで聞くと「マインド・ゲームス？」と思ってしまいます。全体的にジョン・レノンの影響か、ロック色が感じられ、自分は作品としては好きな方ですが、45週年記念盤が出たからと言って、初めての方が飛びつくのはお薦めしません。まずは、パンデモニウム・シャドウショウから、ハリーの肖像の３枚と、ニルソン・シュミルソンあたりを聴いてからで十分だと思います。ボーナス・トラックは玉石混交で、また、これまでに別の形で聴けたものもあるので、これを目的に買うのもお薦めしません。自分は音源を殆ど持っていたのですが、Blu-spec CD 2の音質期待と、持ってないのが悔しいのとで購入しました。まあ、コレクターズ・アイテムだと思います。