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0 people agree with this review 2009/09/06
'06年発表。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン時代からの付き合いとなるブレンダン・オブライエンのプロデュースのもと、LAでレコーディングされた3rd。レッド・ツェッペリンを引き合いに出すのがふさわしいタフでファンキーなハード・ロック・サウンドを展開。Iはハリケーン・カトリーナをテーマにしたメッセージ性濃厚な楽曲だ。
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2 people agree with this review 2009/09/05
'99年発表。トム・ヨーク激似の感情ぶち切れボーカル。クリムゾンばりの重厚メタリック・ギター。これ聴いてレディオヘッドが頭をよぎらない人はまずいないだろう。しかしパクリとかフォロワーという形容が全然しっくりこないところに、平均年齢20歳3人の未知数を感じる。歌詞も「…ない」「落ちる」「逃げる」などのネガティブ・フレーズのオンパレードだが彼らにかかるとポジティブな響きとなる。面白いバンドだと思う。
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1 people agree with this review 2009/09/05
'45年発表。ご存じヒッチコック映画のサントラ。テルミンの妖しいソロと美しいストリングスの主題歌のほか、サルバドール・ダリが美術監修した、グレゴリー・ペックが見る夢の場面にテルミンが使われ、「スリラーにはテルミン」が定着。同年のグラミー賞にも輝いた。ゴールドスミスはこれを観て映画音楽家を志願、ハリー・レヴェルに一連のテルミン盤を作らせるきっかけになった作品である。
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0 people agree with this review 2009/09/03
'00年発表。拠点をアメリカに移したボニーが、その生活の中で紡いだ私らしさ。プリプロはNY、レコーディングはLAで行った、ミッチェル・フルームとの共同プロデュースによる4th。鳴りのいい、確かなリズムの上をしなやかフォームで歌い歩いていくボニー。グレイッシュからアクアへと変化したボイス・カラーは、そのまま彼女の心映えを表していて。ゆったりとした時の流れに、緊縛した心も静かに解けていく。
1 people agree with this review 2009/09/01
'95年発表。P-MODEL通算10枚目のアルバムは、何故かオープンで、はっちゃきで、希望に満ちたストレートなテクノ・アルバムとなった。いやマジで、P-MODELの歴作を通じて一番分かり易い作品になったのではないかと思う。貫かれるメッセージの概要は「こっちへおいでよ、凄い面白いんだよ、僕も夢中なんだ、君も絶対ハマるって!」というコンピューター・ネットワークへの熱い誘い。自我の闇に日が差し、空が白んできた瞬間を見るような清々しさが広がる。 話下手な子供がパソコン通信に魅せられて、熱狂の余り自分が話下手な事も忘れ、顔は紅潮、瞳は爛々、一心不乱に熱弁しているような感じなのだ。しかし彼らは言いっぱなしではないのだ。その面白さの「可能性」をも音で提示する事により、説得力を増している。
0 people agree with this review 2009/08/31
'02年発表。くるりは好きさ。そもそも俺は岸田の歌が大好きさ。理由は、うまいからだ。君はモノゴトの本質をどう見極めるんだ?例えばバンドなら、ステージでラモーンズのTシャツ着てるやつは全員仲間かい?俺は違うよ。そこに5秒間でも歌があるなら、そいつが"のど自慢"じゃないとヤなのさ。そこで今度のアルバムだ。「男の子と女の子」を聴いてみろよ。詞のストーリーテラーとしての岸田の文句なく充実した姿があるじゃないか。バンドの音もバランスがいい、というか他人の出す音を、各自がよく聴いて演奏するから生まれるコシがある。仲がいいんだろうな。でもこのアルバムを期に3人から正式に4人になったの?なんてこった。取り分が減るよ。え?そういうんじゃない、とこで音楽をやってる、の?馬鹿だな、最初から知ってるさ。 これ聴いて、俺の意識はいろんなとこへ旅したよ。これはこのバンドのアルバムを聴くとき、最初に心づもりすることだが、今回の俺のイメージはこんなだな。ボートに仰向けになってゆっくりクルーズしてるのさ。読みかけの本はすでに枕かわりになり、夢の中で音楽を聴く。爆音も聴くし心音も聴く。舞い降りた郷愁が心をマッサージするし、それが明日を生きる血流を生むんだよ。すべてが幻さ。これはスモール・フェイセスの「オグデンズ・ナット・ゴーン・フレイク」を現代トーキョーに置き換えたくらい愛おしいアルバムで、だから動力はポンポン蒸気じゃなく、マブチのモーターなのさ。
0 people agree with this review 2009/08/30
'01年発表。日本の音楽シーンの傾向が大きく変わる予感の中で、くるりの新作の方向が注目されていた。くるりはレコーディングにおいても、つねに変化し続けて、その時点でのバンドの音楽的欲望に忠実だった。だから彼らの表現は、音楽シーンの底に流れる水脈の形を反映していた。そして本作は、シングルAで予言されていたものの全貌を明らかにしている。サンプリングされたリズムの中で、気分をどこまで伝えられるかということだ。くるりは@でこう宣言する。"♪哀愁も臨海点 メッセージすら何処にも御座居ません?暗いのもう嫌 季節メロディー共にくだけ散って苦悩"。ライブでは気迫で伝えていたリズムを、このアルバムではコンピュータを使ってややクールに表す。この手法は@ADFGで使われ、イラ立ちや怒りや諦めの感情が描かれる。00年あたりから急増したレイブ形式のライブに通じる音楽性だ。重量感のあるリズムの繰り返しに身をまかせながら、それらの苦悩を楽天的に伝えるのがくるりの特徴だろう。その一方で、@で否定したはずのロマンティシズム=メロディや季節感に溢れる曲が同居しているのが面白い。特にアルバム・ラストのHIJの美しさにはタメ息が出る。スーパーカーのmikiがコーラス参加したHやバンジョーをフィーチャーしたJは、人間の喜怒哀楽をもう一度信頼しようとする希望に満ちている。くるりは音楽の中で消耗しつつあるロマンを、相反する表現の中で真剣に回復させようとしている。Bの"LV30"はその象徴だ。
'99年発表。このアルバムの(曲間のSEを含めた)つながりの良さ、展開の斬新さは、かなり成功の確率が低いこと、易々とやり遂げた感があって、まず僕がこの作品集から受け取ったのは"ホーッ!!"という感嘆の声を伴った感動だった。でも、転換につぐ転換のようでいて、最後の曲では"ストレンジャー"を寝かしつけてるあたり、一貫したテーマが潜んでいるフシもあるし、ぽっかり時間が手持ち無沙汰に空いた時、それをほどほどに満たしてくれるものとして聴くのに最適かもしれない。牧歌的なとこ、あるし。でも要所ではカツ入れてくれるし。実はすでにこの作品集は旧友のような存在となりつつあるのだ。その証拠に、昔から持ってるブルース・コバーンのレコードのとなりに置いといても、なんら違和感がない。果たして、この風情はどこから来るのかな。どの曲にも郷愁を感じさせる言葉があるからか。とくに前半、ワルツ・テンポの曲が印象的で、元来ワルツには敵意がないからか。でも、近所の散歩が楽しくなりそうな、そんな飾らない名曲が多いことだけは断言できる。もしもオルタナティブというのが、音楽たちを再び原始の海に戻してあげるムーブメントだったら、彼らの紡ぐメロディは、禊ぎの後に新たに生まれた命のような、そんな邪心のないポップさをたたえていて、そのへんが今の気分にピッタリなのかな。いや違うなぁ。長々と的外れなことばかり書いちゃった気がするな。彼ら、こちらが規定しようとすると、見事にかわすな。グループ名、くるり、だもんな。仕方ないかもな……。
'97年発表。メタリックなリズムに続くラリーのドラミング。トリップホップ的なシンセ・ベースがうなり、泣き声にも似たノイズが横切る中を響く、許しを乞うようなボノの歌声-このBが異常にカッコいい。 テクノ、ヒップホップ、トリップホップ、ローファイ……「アクトン・ベイビー」「ZOOROPA」と、斬新でハイパーなダンス・ナンバーを生み出してきたU2のアブストラクト(=実験)期(「アトミック・ハート」以降のMr.Childrenが、この間のU2にみなぎっている冒険心に強く影響されているのは、おそらく間違いない)の完結作である。素晴らしいパートナーシップの続くフラッド、そしてハウイー・Bといった先鋭派のクリエイターたちと作られた本作は、フィジカルなロック・サウンドとサンプリングやプログラミングによるデジタル音のせめぎ合いが最高にスリリングな1枚となった。 そして注目は、C以降のミディアム〜スローのナンバー。新たな挑戦を繰り返しながら"僕たちはどこへ行くんだろう"と歌うボノ、その不安な思いを刻むように響くエモーショナルなエッジのギター。もはや時代はロックンローラーの脳天気なシャウトを簡単に許してくれないのである。2000年代の新たなロックを手中にできるのは、きっとこのアルバムを踏み越えていける者である。
'91年発表。アシッド・ハウスにかぶれて"太陽より高く"上がったインディー・ダンス作。名曲「カム・トゥゲザー」収録。90年代屈指の名盤。
'08年発表。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリストのザ・ナイトウォッチマン名義の2作目。アコースティック・ギターが中心のフォークっぽいシンプルなサウンドだ。ボーカルも控えめながら(歌詞は政治活動家らしい内容)、聴きごたえのある味わい深い曲が並んでいる。
1 people agree with this review 2009/08/30
'06年発表。ザ・ストロークスがここにあらたな章に突入したことは、誰の目(耳?)にも明らかだろう。 ならば従来と何が違うかと言えば、まずは人員。過去2作品を手がけた盟友ゴードン・ラファエルに代わり、大ベテランのデヴィッド・カーンをプロデューサーに起用したことが、重要なカギを握る。 加えて今回は、ミックスを手がけたアンディ・ウォレスの名前も無視できまい。ニルヴァーナやジェフ・バックリィの作品など、90年代の米オルタナ・ロックの名盤を軒並み手がけた人物だ。 以上ふたりの協力を得て到達した"こうあるべき"音とは、とにかくダイナミックでシャープでラウド。従来のラフな感触を払拭してダイレクトに耳に叩き込み、そう、相変わらず細やかに作りこんだディテールを、拡大鏡ごしに鳴らしているかのような迫力がある。曲構成もより複雑で、もはや3分に収まっていない。聞くところによると、前作を焦って作ってしまったとの反省から、時間的余裕を確保。1年以上を費やした結果が、14曲52分という過去最大ボリュームのアルバムなのである。1st「イズ・ディス・イット」が与えた衝撃、2作目「ルーム・オン・ファイア」が示した底知れぬポテンシャルが、然るべき形でここに結晶。ある意味で、初めて彼らを知ったときに勝る興奮を本作で味わえるはずだ。
'04年発表。2ndアルバム以来6年ぶりとなるトーレ・ヨハンソンのフル・プロデュース作。トーレの類稀なるセンスと豊かな経験に彼女の秀でた才能と実力がさらに磨かれ、実に滑らかで耳当たりが良くも、深い聴き心地のナンバーが並ぶ。音としての軽やかさとメッセージの強さを合わせ持ち、楽曲すべてが高い力を有する作品。
'03年発表。先行シングル曲でもあるトーレ・ヨハンソンとのコラボレート・ナンバー@が、まずは印象的。幕開けにふさわしく、とびきりポップで爽やかな感触が耳に滑り込んでくる。続く楽曲を含め、いずれもがしなやかで美しいフォルムを有し、重さや鋭さが際立っていたかつてのイメージはすっかり影を潜めている。優しく温かな歌声の響きも心地よく、シチュエーションを問わず長く聴けそうな全12曲。
'03年発表。前作「ホワイト・ブラッド・セルズ」で大ブレーク、ザ・ストロークスと並んでニュー・ガレージ・ブームの中心勢力となったデトロイトの男女デュオ。しかし、大方のガレージ・バンドが屈託なくシンプルな古き良きロックンロールを甦らせているのに比べて、このふたりはずいぶんと変わったアプローチにこだわっているようだ。4作目となる本作のレコーディングは1963年以降の機材が一切ないスタジオで、たった2週間という短期間に行われ、メンバーはたったふたりきりで、ゲストもなければオーケストラやホーンが入ってるわけでもない。この時代に、この異様なまでのストイシズム。これはもう長年の間にぶよぶよ贅肉を付けてしまったロック・ミュージックに対する挑戦ですよね。やりたいことなんだってやっていいんだ、と音楽が自由の妄想にとらわれてわけがわかんなくなってきつつある昨今、ここまで研ぎ澄まされた意志を持って音楽の本質へ立ち返ろうとしてるなんて、痛快きわまりない。 ポップにまとまった印象さえあった前作に比べ、本作ではジャックがバリバリのブルース・ギター・ソロをするなどして、もっと荒さと奔放さが目立つ。メグのリード・ボーカル曲や、バカラックのカバーなど意外な新展開もあるものの、南部アメリカン・ルーツ・ミュージックを継承した音楽性と、歌詞や歌いっぷりの怪しいまでの純真さは相変わらず。したたかな実力と確固たる意志と方向性を持って、まるで子供のように爆発してしまうんだから、もう手に負えないくらいに強烈なのだ。
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