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0 people agree with this review 2021/03/03
1978年の作品で5人組バンドのデビュー作です。てっきりアメリカの バンドかと思ったら、イギリス出身でした。 全編でスティーリー・ダンへのコンプレックスにあふれています。 それも後期ではなく前期ダンです。あまりにもわかりやすいので、 クレジットを見ると、ジェフ・バクスターがプロデュースをしています。 1曲目「Rio」は、どこから聞いてもSダンです。ピアノのリフ、バクスターの クリアでジャズテイストのあるギター、そしてなによりポール・ブリスの 粘り気のある歌い方はドナルド・フェイゲンそっくりです。 一方、「ダンかぶれだけではいかん」と考えたような曲もあります。 5曲目「On The Highway」は高速ドゥービー。やはりバクスター風の ギターが魅力です。解説によるとフィル・パーマーが弾いているそうです。 どこかで聞いた名前だと思ったら、90年ごろのエリック・クラプトン「Journey Man」 ツアーでサイドギターを担当していた人でした。世間は狭いですね。 10曲目「Take It If You Need It」は普通のロックで、ブリスも パワフルに歌っています。ベースも太くてロックっぽいですね。
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1979年発表で、バンドの2作目になります。 1stアルバムは完全にスティーリー・ダンに寄ったサウンドでしたが、 2作目では産業ロック寄りになりました。ポール・ブリスのボーカルも、 別人のように変化しています。フィル・パーマーのギターもディストーション を効かせて強力になり、まるで別のバンドのように変わりました。 私はスティーリー・ダンやTOTO、ボズ・スキャッグスのフォロワー路線 が好きです。むしろ、作品の主役より どんなプレイヤーが参加しているかで作品を選ぶ、いわゆる「クレジット買い」 をしてしまいます。ブリス・バンドも1stにジェフ・バクスターやマイケル・マクドナルド が参加して、しかもダン路線ということで聞き始めました。 しかし2作目では、おおよそ2のライト&メロウ路線に移行。もちろん、 フォローばかりしていてもオリジナリティがないわけで早晩行き詰まります。 しかし、AORの名盤と呼ばれる作品の多くは、リーダー作が1枚で終わりなど、 もともとはかないものです。 「Neon Smiles」を久しぶりに聞き直して、日本で好まれるAORとは何か、 AORのオリジナリティとは何か、といったことを少し考えてしまいました。
道尾先生の作品には、「すれ違い」が重要なキーとして登場します。 本作ではこれとは微妙に異なる「勘違い」が、ストーリー前半で 展開されます。そしてこの「勘違い」が本作をユーモアあふれる 作品に仕上げています。 主人公は冴えない容姿ながらかっこいい声の持ち主であるラジオ 番組の男性DJです。主人公の勘違いが妄想へ発展、これが 道尾先生作品の中で屈指の笑いを誘います。 後半では道尾先生のもうひとつの重要な要素である「嘘」が 展開されます。この「嘘」が、本作をユーモア小説にとどまらせない 絶妙の役割を担っています。 私は、後半を読んで、道尾先生の2007年の作品「片目の猿」を 思い出しました。「片目の猿」ではマイノリティーへの、「透明カメレオン」 では心に何かを抱えている人たちへの深いまなざしが、主人公を通して 見えてきます。 とてもおもしろかったです。
ミュージシャンの選択に偏りが見られ、複数回登場するドラマーがいます。 できれば1ドラマー1曲にしてほしかったです。 このためか、例によって以下の人たちは登場しません。 ドゥービーのツインドラム体制(オールマンは選ばれているのに) イーグルス→ドン・ヘンリー スプリングスティーン&Eストバンド→マックス・ワインバーグ ワインバーグは以前のドラマー特集の時にはきちんと取り上げられていたので 残念でなりません。 それでも、ロネッツ「ビー・マイ・ベイビー」→ハル・ブレイン が1番目に登場したのは、この雑誌の良心かなと思います
とあるスナックに訪れる人々の群像劇になっています。普通の人々が スナックに来るのですから、有り体に言えば鬱憤がたまっている人々という ことになります。この鬱憤の連続をどう捉えるかで、この作品をおもしろいと 思うかそうでないのかが決まります。 私はおもしろいと思いました。スナックのママが鬱憤を晴らしてあげる、 というか、お客が自ら自身のもやもやを落とします。その過程がおもしろいです。 また、各登場人物に微妙につながりがあって、群像劇になっています。意外と、 益田先生の新境地ではないでしょうか。 続編も期待したいです。
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