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Review List of madman 

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     2007/08/04

    '52〜'58年作品。西ドイツ放送局の深夜番組の編成ディレクターであったシェフェールの画策で、51年のダルムシュタット夏期講座の中継番組「電子音楽の音の世界」がオンエア。この新しい表現は、急進的な学生に圧倒的に支持された。こうして初期の電子音楽は放送を通して、カン、クラフトワークらの世代の子守歌となったが、シュトックハウゼン以前に盤として発表された音源は少ない。本作は貴重な初期ケルンWDRの作品を集めたもので、カレル・フィヴァールツによる音列主義時代の傑作「2台のピアノのためのソナタ」ほか、アイメルト、バイヤー、ミヒャエル・ケーニッヒ、ジョルジュ・リゲティ、アンリ・プスールらを収録。

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     2007/07/15

    '07年発表。第2期の叩き台となる前作「大人(アダルト)」、そして、その後のツアーで準備運動を終えた東京事変が放つ新しいモードのニュー・シングル。ソングライティングをギターの浮雲とキーボードの井澤一葉という優れたソングライターにゆだね、椎名林檎はボーカル表現を極めるというのが、彼らの選んだあらたな方向性ということらしい。浮雲作のタイトル曲、そして井澤作の「ピノキオ」と「鞄の中身」で極めている、先鋭的なポップ感と今までとは表情の異なる林檎のボーカルが大きな聴きどころとなっている。この作品を皮切りに今年の東京事変は数々の驚きを用意しているような、そんな予感が漂う一枚だ。

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     2007/07/15

    '89年発表。昔っからアイドルものの音楽は、作詞家・作曲家・アレンジャーたちの実験の場だった。だから、その時々の最先端はアイドルものの中にあったといえる。そこらへんの事情を逆手にとって、アイドル本人が実験の音頭取りをしてしまった、というのが小泉今日子。古くはFGTH真っ青の12インチから、「ヒッピーズ」に始まるロック系の人たちとの異種格闘技シリーズ…。そんな彼女の目がハウス・ミュージックに向いたのが、この89年のアルバム。89年、まさにアシッド・ハウスがUKで流行ってた時期。ここでは「水のルージュ」がそっち系の音にリメイクされて、しっかりラストを飾っていたりする。

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     2007/07/14

    '07年発表。2年ぶりの新作。ファンの期待どおり、ブーミーなヘビー・ロックは相変わらずだ。それにもかかわらず、なぜか聴き心地がいい。それは基本的に彼らがしっかりとした曲を書いているからだ。同業者にシンパが多い彼ら。今回はトレント・レズナー(NIN)が客演!

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     2007/07/14

    '07年発表。聴き終えたあとに残る、この興奮を、この豊かな感触を、いったいどんな言葉で語ればいいのだろう。ベスト盤を(そして大村達身の脱退を)挟んで届けられた通算7枚目のオリジナル・アルバム。日本のロック・バンドとして初めてウィーン(音楽の都!)でレコーディングを敢行した話題作だ。という事実からも想像できるようにクラシック・ミュージック的な要素との大胆な、それでいてちっとも無理のない融合を果たしている。古典なのか前衛なのか。優雅なのか猥雑なのか。それがわからなくなる瞬間が何度もあって、そういう意味では間違いなくロック。ビートルズがロックに弦楽四重奏を持ち込んで42年。その方向性のひとつの到達点が、あるいは本盤なのかもしれない。

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     2007/07/14

    '07年発表。2枚同時リリースされたアルバム。2曲のシングル曲を収録したこちらは、彼の得意とするエッジの効いたシャープなロックンロールがギュッと詰まった一枚。妖しいロマンチシズムと、FやHでみせる少年のようにピュアな感傷が同居した、ベンジーらしい作品だ。

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     2007/07/14

    '07年発表。宇多田ヒカルや平井堅、矢井田瞳なども名演を繰り広げたおなじみ「MTV UNPLUGGED」。今作にも、サイモン・ヘイル(ジャミロクワイ、ビョーク)や、吉田美奈子(Jのみの参加だが、一声で場の空気を変化させている)といったすご腕との駆け引きを楽しむ姿が刻まれ、改めて布袋寅泰がバンド人間であることを実感させられる。もちろん彼は、バンマスとしてミュージシャンをまとめていくが、同時にスリリングなギター・プレイを披露することも忘れてはいない。そして電気楽器による装飾を取り払われた楽曲には、あらたな生命が与えられ、瑞々しい躍動を繰り返していく。和やかな雰囲気の中にも自由度の高いグルーヴが息づく、アンプラグドの枠を超えた実況録音盤だ。

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     2007/07/14

    '07年発表。これまた傑作と呼ぶよりほかない6枚目。古巣デトロイトを離れジャックの新居があるナッシュビルで録音した本作には、心機一転した彼らのポジティブなエネルギーを満載。オハコのガレージ・ブルースをかつてなくヘビーに鳴らしており、変わらないことの美学と、古き良きものへのふたりの愛着を再確認できるはずだ。
    もっとも、「変わらないこと」は「繰り返すこと」じゃない。古いものを愛するからといって懐古に終始するわけじゃない。例えば今回は、フラメンコやスコットランドの伝統音楽の要素を導入するなど突拍子もなくシアトリカルな演出を効かせ、一定の枠の中で最大限に暴れまくる。だから、初めてストライプスを聴いたときと同じ衝動と眩惑感を味わうこと必至だ。

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     2007/06/28

    '96年発表。グルグルと頭の中を駆け回る音、グサッと突き刺さるリズム、美しくもせつないメロディ、重々しくのしかかる歌詞。音という空間の中に広がるのはザラザラとしたノイジーな感覚、それとは逆のフワッとした感触。リリースの度に話題作であり問題を提示する彼らの今作に感じるのは、「ポップ」という観念に対する挑戦。そこから音楽という観念のあらゆる枠を取り去った高感度のサウンドを聴かせていく。必聴の1作。

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     2007/06/28

    '95年発表。メジャー・デビューから95年までにリリースした全10作品のシングルのタイトル・ナンバーを収録したBUCK-TICK初のコンピレーション・アルバム。88年のレコード大賞新人賞を受賞した@、オリコン・チャート1位に輝いたAをはじめ、10曲すべてがオリコン・チャートの上位にランクインした秀曲揃い。彼らがこれまでにいかに先鋭的なサウンドを送り出してきたかを明確にしつつ彼らの音を堪能させてくれる作品だ。

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     2007/06/28

    '95年発表。いわゆるビート・バンドを始点に持つバンドの中でもBUCK-TICKは当初から「成型度」の高い5人組だったと思う。髪の毛はビシッと天をめざし、黒系のファッションは先達によってある種の類になっていた。わかりやすいメロディと速いビート、ハマリのいい日英チャンポン詞はまたたく間に受け入れられた。
    初めからフォルムをしっかり持したバンドにまま起こることは、そこからの逸脱と破壊である。B-Tはものすごいスピードでそれを行った。解体構築がひと筋の脈になったのは「狂った太陽」ぐらいからだと思う。ベスト・アルバムやリミックス盤も含めて、彼らは総動員体制で次々と過去を解体していったのである。「Somewhere Nowhere」という曲では「どこだかわからないがこっちだ」と自然発生的かつアドリブ的に叫ばれるのであるが、実に彼らの足跡を言い当てた「詞」だと思う。シーンを見渡せば、相変わらず「始点部分」では演奏する人間こそ違え同系フォルムの楽曲を歌うバンドが後を絶たない。B-Tは、おそらく何かを自分たちに課してここまでやってきたのだろう。同郷の先達・BOφWYは解散することによって冷凍保存されてしまったけども、B-Tは何かを課し動き続けるこでφ(ファイ)である自分たちを探し当てたと言っていい。

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     2007/06/27

    '93年発表。重いリズム、ヘヴィなギター、といった要素を徹底させた内容。それでいてメロディは印象的という、うらはらなものが独自のバランスで同居。ダブ処理、4ビートの曲など、新たな試みも数多く導入している。

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     2007/06/24

    29年ベルギーに生まれ、58年にベルギー初の電子音楽スタジオ設立に尽力した作家である。ブリュッセル音楽院で学び、50年代は前衛音楽に傾倒。51年にピエール・ブーレーズと出会い、54年にケルンWDRでシュトックハウゼンの創作を目撃したことから、電子音楽に興味を持つ。57年からミラノRAIでルチアーノ・ベリオ、ブルーノ・マデルナらに加わり、セリエルな初期作品「Scambi」(57年)を制作。自ら設立に加わったベルギー電子音楽スタジオが58年に稼動してからは、「Electre」(60年)などの作品を手掛けている。まるでアート・オブ・ノイズな「Trois Visages De Liege」のサンプリング的アプローチなど、作風は今日的で驚く。

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     2007/06/23

    '03年発表。シンプルな構成の中にも、高橋幸宏、細野晴臣のシャレっ気と先見性が息づくライブだ。小山田圭吾の参加も前評判となったが、目玉はやはり、坂本龍一のゲスト出演。YMO結成の布石曲「はらいそ」の演奏には、往年のファンならずとも感動は必至!

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     2007/06/23

    '85年発表。平沢進、三浦俊一に、新たに横川理彦、荒木康弘を迎えて作られた通算7作目のアルバム。P-MODELの中でも異色の仕上がりだったためか、最高傑作との呼び名も高い。
    特にリズムが、本作のカラーを決定づけた。いい意味でドラムのパターン化認識をもたない平沢氏だが、本作では音源じたいに生の大太鼓などを使用しており、不思議なグルーヴ感を得ることに成功。パーカッションに限らず、ループ・テープによるシーケンスの反復も手伝って、リズムはより複雑化している。また、横川理彦のフレットレス・ベース(ウッド・ベース)やバイオリンが、今までのP-MODELにはない質感とグルーヴを得るのに効を奏している点にも注目されたい。
    さらに特筆すべきは、それらに付加したアンビエント効果だ。天井の高い部屋でドラム類を録ることにより、強烈な音

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