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Review List of madman 

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     2007/10/07

    '92年発表。アルバムを出すごとに格段に進化し、時代性を盛り込みながら、実験もしてきたB-Tとしては、過去の曲を時代のスタイルでアレンジしたいと思うのは、むしろ自然なことかもしれない。本作は自らの手で過去の曲を殺し、新たに生かしている。この作品は凝りに凝った音作りがなされており、1217時間もの時間をかけて作られている。そして、その洗練され具合にB-Tの進化のほどをまざまざと感じることができる。結局、B-Tは、バンド全体でひとつの方向性を持たずに柔軟に刺激し合うといった姿勢が、新しい要素をふんだんに取り入れられる結果となっている。

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     2007/10/07

    '91年発表。B-Tの天性の才能として、時代を読み取り、時代性を吸収する力がある。本作の1曲目「スピード」でトライしている今までにないリズム・パターンは、当時、イギリスで騒がれたジーザス・ジョーンズやストーン・ローゼズといった新世代ギター・バンドの影響であり、ロック・サウンドにハウス・ミュージックを取り入れた彼らの手法を自分たちのサウンドにも積極的に活かした。リズムやフレーズのループによるグルーブでダンサンブルな要素を生み出すなど、これまでになくリズムが重要な位置を占め、今井寿もほとんどの曲がリズムからできたという。そして、反復されるリズムの上にノイジーなサウンド、ポップで美しいメロディーという絶妙なバランスを見事、形にした。そして、テクノのコンセプトをギターでトライしようとギター・シンセで音楽性を広げて行くギター・テクノも展開。一方、ギター以外の楽器にも注目するようになった星野英彦は、ベースやドラム・パターンから作曲するというアプローチで「変身(REBORN)」や「エンジェルフィッシュ」を作った。歌詞の面では櫻井敦司が一手に引き受け、これまで空想めいて飾った言葉を多用していたが、生々しく自分自身を描く詞へと変化。とにかく、テクノチックな無機質感、叫びにも似たボーカルの生々しさ、狂気、そして、コーラスやオーケストラなど生で自然のアンビエンスを活かした緻密なアレンジなどひとつの作品の中でこれらの要素がB-Tの手によって渾然一体となっているのは驚異的であり、感動的である。

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     2007/10/07

    '90年発表。休止期間を経て予想以上に大胆に変化したB-Tサウンドを本作で聴かせてくれた。「TABOO」でも片鱗を見せていたが勢いだけでなく繊細さと過激さが織りなすコントラストが絶妙で、すでに単なるビート・バンドという枠を軽く逸脱してしまっている。そして、当初、ライブっぽくしようとしていたドラムは、結果的にカッチリとタイトになっており、かえって詞のコンセプトであった「絶望感」や「退廃」といったものをニヒリスティックにうまく表現している。

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     2007/10/07

    '89年発表。「SEVENTH?」までは初期のB-Tサウンドが進化したものだったが、それが初の海外レコーディング作の本作でさらに大きく躍進した。1曲目の「ICONOCLASM」からしてドイツで流行ったハンマー・ビートの影響をうかがわせるような衝撃的サウンドが飛び出す。音のバランスはグンと良くなり、作品としてもクオリティーは高い。クリックに忠実に叩いたという打ち込みを思わせるカッチリしたリズムは比較的テンポが遅めで、これまでの攻撃的な勢いよりも曲自体のノリを重視。ベース・プレイもリズム主体だったのが、ドラムやメロディーにからむウネリのあるものへと変化している。今井寿のほかにも星野英彦が作曲したり、詞は半分以上を櫻井敦司が手がけていたり、ヤガミトールも初めて詞を書いたりとメンバーが意欲的に曲作りに参加するようになった。

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     2007/10/07

    '88年発表。制作時間が思うように取れなかった本作では、今井寿が作ってきたものをそのまま録り始めたため、歌入れの時にボーカルのキーが合わないということがあった。しかし、櫻井敦司はそれに合わせて低音からファルセットまで駆使してさまざまなボーカル・スタイルでトライ。逆にそのことが櫻井敦司のボーカルの幅を広げることとなり、これをバネに次作では格段の成長を遂げている。ドラムも曲ごとにチューニングを変えていたり、スネアを何台も変えて録っている。この3作目は、1曲を除いてほとんどがアルバムのために書き下ろされたもので全体を通して退廃美を感じさせるひとつの流れがある。

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     2007/10/07

    '87年発表。「HURRY UP MODE」とメジャー盤の「SEXUAL XXXXX!」はどちらもライブでやってきた曲ばかりで、ガムシャラに突き進む勢いにあふれている。初期は、そのほとんどの曲を今井寿ひとりが作詞・作曲を担当。荒く攻撃的なサウンドに、当時「ポップすぎる」とまで言われたキャッチーなメロディーが印象的だ。今、聴いてもそのメロディー・センスは非常に魅力的だが、曲のクオリティーや構成、言葉の選び方に関してはまだまだ稚拙な部分が感じられる。「ポップなビート・バンド」という枠を越えてはいない。

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     2007/10/07

    '87年発表。「BUCK-TICKはヘタクソ」-メジャー・デビューした後もしばらくそんなふうに言われていたことがあった。楽器を手にして日が浅かったほかのメンバーにくらべキャリアも実力もあったヤガミトールが加入する時も「コイツらヘタだな」と感じたそうだし、メンバー自らもそうしたことを認めた発言をした時もあった。じゃあ、なぜ、ヤガミトールはB-Tに参加したのか?なぜ、B-Tがここまでビッグになったのか?答えは、「BUCK-TICKは魅力的」だったからだ。ズバ抜けて優れたビジュアル感覚、既成のものにない音楽センス、B-Tにしか出せないパワー、B-Tにしか出せない音……。思わず目が奪われる印象的なビジュアルに、思わず耳を傾けてしまう個性的なサウンド。そうした彼らの天性の才能はすでにインディーズ盤「HURRY UP MODE」で開花していた。逆毛ヘアで過激なビジュアルを打ち出しながらもメロディーは極めてポップ。そしてメロディーはポップでもそれを支えるサウンドは、ギターのカッティングを中心にタテノリのビートが利いたものだった。ちょうどビート・パンク全盛の頃であり、BOφWYのフォロワーとして見られがちだったが、次の展開が予測できない突飛で独特なフレーズや、独自の美学を貫いた退廃的で毒々しい詞などはB-Tならではのものであった。

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     2007/10/07

    '94年発表。ライブ映像(94年3月7日NHKホール)が挿入されているものの、ライブビデオでも、イメージ・ビデオでもない彼らのオリジナリティーあふれる映像作品。3人のメンバーがそれぞれの夢と現実の時間を表現した短編とライブ映像によって構成されているのだが、これがすばらしい!藤井麻輝は工場地帯でノイズに囲まれ、遠藤遼一はイマジネイティブな映像と心理的な詞を混ぜ、森岡賢はトリッキーな日常生活をつづったもの。ライブはモノトーン中心で、彼らのセンスがダイレクトにわかる。

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     2007/10/07

    '95年発表。クールなダンス・ビートと、そこに絡むジャジーなピアノが印象的なナンバー。切々とした歌中と力強いサビをしっかりと唄い分けるボーカルが実にいい。情感溢れるボーカルは貫禄十分。シングルコイルの粗いトーンで激しいアーミングを決めるギター・ソロもかっこいい。

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     2007/10/07

    '95年発表。まるで映画のサウンド・トラックを思わせるようなドラマティックなイントロから一転してB'zサウンドに展開する流れが実に見事。ダンサンブルなビートに演劇的な要素を組み合わせたアレンジも文句なしのかっこよさだ。ヘビーなギターを活かしたカップリングも聴き逃せない。彼らの魅力を十分に味わえる贅沢なシングル。

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     2007/10/07

    '96年発表。太く粗い歪みのギターに全編英語の歌詞、ゆったりとしたグルーブにシンプルなサウンドなど、いつもの彼らとはちょっと違った味わいのナンバー。最初は「エッ!?」と思ったけど、これが実にかっこいい。中間部のボーカル・フェイクからアームを絡めたトリッキーなギター・ソロに移る展開も見事。彼らの新たな魅力に溢れた一曲。

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     2007/10/06

    '99年発表。UKハウス、チームの初のアルバム。ラテンやレゲエとファンクをのみこんだハウス。エッジの効いた、アグレッシブな音作りのセンスはテクノにも通じ、ハウスの可能性を広げる。UKのディーバを迎えたEは、派手でキャッチー、熱く盛り上がれる仕上がり。

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     2007/10/06

    '84年発表。「スーパー・ゼビウス」は、同ゲームの素材音をサンプルし、細野晴臣が「作曲」した12インチ・シングル。

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     2007/10/06

    '87年発表。盟友・鈴木慶一をプロデューサーに迎え83年に制作されたが、オクラ入りになり、4年後のあがた森魚ソロ「バンドネオンの豹」リリース時に発掘された幻のアルバム。鈴木慶一が舞台監督を務めたピエール・バルーのバックで、ムーンライダーズが使っていたような玩具の楽器などが大挙導入されており、リン・ドラムとシモンズ中心の乾いたリズム隊のアコースティック・ファンク路線は、「アマチュア・アカデミー」に先駆けているもの。貫田顕勇による民生機MC-202のシークエンスなど、ハンドメイドなテクノポップ感が楽しい。「恋のダイヤモンド・リング」のキラキラしたシロフォンのトリムは、パレ・シャンブルグみたい。

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     2007/10/06

    '82年発表。古いタバコ箱風のジャケや稲垣足穂の詩の引用など、2作目にして匿名路線からあがた森魚趣味ワールドが顕在化。いくつかの曲は未発表だったソロ「永遠の遠国」からも転用している。まるでアイドル風なひかる&リッツの歌も重要なレパートリーと化し、あがた森魚以外の面々もソロ・ボーカルを受け持つなど、グループ面を強化。「トランシルヴァニア」ほか、トム・トム・クラブなどの当時のエスノ・ポップの流行を採り入れ、前作と一転したデッドなサウンドが新局面を見せた。ラジオ賛歌「夢のラジオシティ」など独自の近未来ビジョンも。「コズミック・サイクラー」は歌詞をリミックスして、アニメ主題歌として大ヒット。

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