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1 people agree with this review 2021/03/11
ここで取り上げられている劇音楽「母」は、1920年に南ユトランド(北部シュレースヴィヒ)が「母なる」デンマークに復帰したことを祝福するために作曲された。1921年1月にコペンハーゲンにて初演され、大成功を収めた。その年の3月にはオーデンセの劇場でも演奏された記録が残っている。 だが、その後一部の楽曲が演奏会で取り上げられることはあっても、全曲版が演奏されることはついぞなく、今回が世界で初めての全曲録音である。 全曲版では、全体的に南ユトランドの母たる「デンマーク」への復帰を祝うという祝祭的かつ愛国的な雰囲気が強く感じられ、音楽も同時期に作曲された交響曲5番と比較すると親しみやすい。
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0 people agree with this review 2021/03/08
10月革命20周年記念のための、とうたわれているのであるからには、1937年の革命記念式典に演奏されることが想定されていたのであろう。だが、当時はスターリンの大粛清がピークを迎えていた時期であり、アヴァンギャルドは受難の時代を迎えていた。当然この作品も共産党から不興を買い、結局1966年になるまで演奏機会がなかったという。冒頭からスターリンを呼ぶ声が聞こえ、さらにレーニンの演説パートまで入るという共産主義礼賛ここに極まれりという作品ではあるが、作品の趣旨はともかく音楽としては非常に興味深いもので、プロコフィエフの作品の中で最も前衛的な作品といっても過言ではないのだろうか。その前衛性ゆえにまったく演奏機会に恵まれないようではあるが。。。
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1 people agree with this review 2021/03/08
ヤルヴィ父による一連のプロコフィエフ録音の一つ。この盤の1番の利き所は録音の少ない「鋼鉄の歩み」からの組曲であろう。全曲版はおろか組曲ですらめったにお目にかかることのない珍しい作品で、工場のハンマーや機械の音を音楽で再現しようとするプロコフィエフのモダニストとしての側面がうかがえる。
0 people agree with this review 2020/10/23
フルート作品以外は全く知られていないゴーベールの管弦楽作品集の第2弾。もちろん世界初録音。 ゴーベール最晩年の作品(彼の62才の誕生日の次の日に初演、その3日後に死去)だそうだが、ほぼ同世代のバルトークやらプロコフィエフやらストラヴィンスキーやら新ウィーン楽派と比べると、かなり保守的。どうりで全く省みられていないわけであるが、初演時は好評を博したそうである。パリは当時、ナチスドイツの占領下にあったということも影響しているのであろう。晦渋な音楽よりは、明快な音楽を聞きたいという聴衆の気持ちと合致するものがあったのではないだろうか。 保守的であるとはいえ、腐っても1940年代を生きた作曲家であって、オーケストレーションは巧みであるし、ゴーベール自身が卓越したフルート奏者ということもあり、要所要所でフルートが活躍する。ラヴェルやドビュッシーという2大巨頭と比較してしまうと見劣りはしてしまうだろうが、十二分に魅力的な作品であるし、もっと取り上げられてしかるべきであると思う。 この作品の魅力を指揮者とオーケストラも十二分に引き出している。指揮者のスーストロは、サンサーンスの管弦楽作品集(Naxos)やオネゲル(マリオン・コティヤールと共演した火刑台上のジャンヌ・ダルク)などフランス近代ものを精力的に取り上げる指揮者。 ルクセンブルクフィルハーモニー管弦楽団は、古くはミヨーの自作自演、最近ではクリヴィヌのドビュッシーやロパルツと、元々フランス近代ものに強みを発揮するオーケストラである。 ゴーベールの管弦楽をシリーズ化したTimpaniレーベルの英断にも、拍手を送りたい。ロパルツといい、ル=フレムといい、クラといい、そして今回のゴーベールといい、Timpaniが取り上げなければいずれも評価どころか日の目をみることすらできなかった作曲家であり、フランス近代音楽の多様性を世間に知らしめた功績は高く評価されるべきだ。これからも元気に「驚き」と「発見」を我々リスナーにもたらしてほしいものだ。
1 people agree with this review 2014/01/03
初めて買ったベートーヴェンのCD。当時高校生で、1000円で買えるCDは有難かった。 演奏も、廉価盤とは思えないほどよい。運命は、このシュミット=イッセルシュテット盤を超える演奏にいまだに出会えていない。
0 people agree with this review 2013/12/26
素晴らしいの一言に尽きる。 ラモーというと、チェンバロのあの装飾過多な音色があまり好きではなく、敬遠していた。このCDも店頭で安く売られていたから買ってみただけであったが、いい意味で私の期待を大きく裏切ってくれた。 ルセは、この序曲集において、チェンバロによる通奏低音を用いず、管弦楽器のみで演奏を行っている。それが、このCDにおいては、非常に良い方向に働いた。ややもすると、くどいとも言える通奏低音がないことによって、一気に音楽がすっきりした感じになり、ラモーの序曲に新たな魅力を与えたのである。これはお勧め。
0 people agree with this review 2013/12/24
まず最初に。商品情報ページの曲目が間違っている。正しくは、ピアノ協奏曲と劇音楽チトラである。私は、劇音楽チトラ(サロネンの指揮で私は初めて聞いた)目当てにこのCDを買ったが、ピアノ協奏曲もなかなかのもの。
このセットに収録されている作品のほとんどを、チェンバロで長年聞いていたが、やや食傷気味で新しさがほしいなぁと思っていたときに出会ったCD。素晴らしいの一言に尽きる。
1 people agree with this review 2013/12/23
このグリーグのセットは、北欧音楽の解釈でその名を知られたヤルヴィが振ったものである。グリーグというと、ピアノ協奏曲やペール・ギュンと組曲だけが人口に膾炙され、それ以外の作品はあまり顧慮されることがないという傾向があるように感じられる。。このセットの中では、たとえば、十字軍のシグールは、その旋律の美しさなどから、もっと知られるようになってしかるべきだと思うのだが。
0 people agree with this review 2013/12/23
スウェーデン放送響時代のサロネンが振ったステンハンマル作品集。 このCDには、もっとも知られている作品であるセレナードが収録されているが、私はむしろ劇付随音楽「チトラ」とスウェーデン狂詩曲をお勧めしたい。
いつの間にか廃盤になってしまっていたフィッシャー・イヴァンのバルトーク。 かかし王子や舞踏組曲、オケコン、Disc2のルーマニア民俗舞曲をはじめとした民謡を編曲した作品群とバルトークがお好きな方であれば、ぜひとも聞いていただきたい作品が入っていたのだが…。残念でならない。
初めてこのCDを新宿駅そばのレコード屋で手に取ったとき、このCD需要があるのかと思ってしまったが、今日久しぶりに確認したら、やはりというか廃盤になってしまっていた。 シェリゴフスキは、シマノフスキ亡き後のポーランド楽壇の中心的人物。 作風は、プーランクとかミヨーに近いものを感じる。特にピアノ協奏曲や喜劇的序曲。
3つの管弦楽組曲がよい。 それぞれがまったく異なる性格を持っており、聴き比べてその違いを楽しんでいただきたい。
ザドールは、映画音楽の作曲家としてアメリカで活躍した人らしい。ただ、このCDからは映画音楽らしさというのは微塵も思い浮かべることができない。ハンガリー出身の作曲家が、遠く離れた祖国のことを思い浮かべながら、これらの曲を書き上げた、というように表現されるべきものであろう。 オーボエ協奏曲は、非常にいい作品であり、このCDをきっかけにより広く世間に知られることを願う。
ヴェイネルの名前は、ショルティの”mephisto magic”というハンガリー音楽を集めたCDで初めて知った。そのCDに入っているヴェイネルの曲が良かったので、2年ほど前にこのCDを購入した。 ”チョンゴルと悪魔”は、19世紀のハンガリーの作家、ヴェレシュマルティの作品である。ヴェイネルはこの作品をもとにオペラも書いているらしい。このCDには、作曲家自身がそのオペラからいくつかの曲を抜粋した組曲が収録されている。もう一つの”組曲”は、ハンガリー民謡をモチーフにした管弦楽組曲である 。 ヴェイネルがハンガリーの伝統音楽から多大な影響を受けていることが、メロディーから、(ずぶの素人のわたしでも)感じ取れる。それだけなら、ヴェイネルは彼が生きていた時代によくいたであろう、ハンガリーっぽさを漂わせるだけの、ありきたりな作曲家の一人に成り下がってしまうだろう。だがしかし、この作曲家には、オーケストレーションの華麗さがあり、それが当時の作曲家とヴェイネルを差別化しているように感じられる。
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