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Review List of アンフォルタス 

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  • 4 people agree with this review
     2012/01/01

    このレーベルは、他のディスクでもそうなのだが、ジャケットのセンスが素晴らしい。ジャケットまで気配りのできるレーベルが出すディスクには「当たり」が多い。このディスクも期待通りの素晴らしさだ。Beyerは2005年にEDNA STERNが同じレーベルに録音した「CHACONNE」、これはBUSONI、LUTZ、BRAHMSがピアノ用に編曲したCHACONNEばかりを集めたものだが、その最後に「オリジナル」の形でバロック・ヴァイオリンでCHACONNEのみを録音していて、それを聴いた時から全曲盤の録音を期待していたがやっと全曲を録音してくれた。先の録音では15分53秒をかけていたCHACONNEだが、今回の全曲盤では12分50秒で弾いている。単独で演奏するのと全曲の流れで演奏するのとでは当然その曲に対する意識は全く違うはずだ。STERNがピアノで弾いた3曲の編曲がそれぞれ15分47秒、15分17秒、15分22秒であるので、ひょっとしたら「その流れ」に合わせていたのかもしれない。今回の全曲盤は録音の清々しさもあって大吟醸のように喉ごしならぬ「耳ごし」のよい演奏だが、ただ音楽がさらさらと耳を通り過ぎていくのではなく、聴いた後に深い味わいが残る演奏である。この曲集がお好きな方ならば手元に置かれて損はしないと思う。このディスクが仏の第64回ACCディスク大賞のバロック部門を受賞しているがそれもむべなるかな。

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     2011/12/27

     ご本人からこのCDをいただき一足先に聴かせていただきました。価値観は個人それぞれですが、このCDも期待通りの素晴らしいものです。アラベスクはこれが4回目の録音。それぞれを聴き比べるのも楽しいですね。メジューエワさんがこの作品を愛していることが分かります。
     他の作品ではスタジオ録音とこのライブ盤での演奏時間にそれほどの差はないのですが、クライスレリアーナは先のスタジオ録音が37分かけているのに対してこのライブでは32分54秒と約4分短くなっています。この4分に何を聴くか。一人一人の聴き手がそれぞれの楽しみ(発見)を見つけることができるのがこのライブ盤です。

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