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Review List of atake 

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     2017/03/09

    演奏も録音も大変良くお手頃なヒナステラ全集、ブリリアントらしからぬブックレット付き。もう再プレスは無さそうな雰囲気もあるので、早めの入手をオススメします。

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     2011/05/19

    前作「狂気」以降、フロイドは実験音楽色を強め、次作は一切楽器を使わずに物音だけをコラージュした作品になると噂されていた。
    前衛的な作品になる事を期待していたところ、この音である。
    CBS移籍も影響してか、当時としてはちょっと売れ線のサウンド、
    スティービー・ワンダーのようなクラビネットやソリーナが登場するので、
    出たばかりの時は少々軽薄に思えたものだった。
    Shine On You...は狂気のツアー当時から、前後を分けない独立した曲として演奏されていたので、興味のある方はブートレッグでも物色してみていただきたい。
    独特のユルさのある実に70年代らしい楽曲だったと気がつくと思う。
    前作狂気と同じく、それを前後に分け、新たに3曲を挿入してこのアルバムが出来上がったということ。少々二番煎じ的な発想であったと思う。
    狂気でかなりミニマルにも傾倒していた事から
    流れとしてはTangerine Dreamのリコシェあたりの方がむしろ発展するべきフロイドの音に近かったように思える。
    ちなみに「炎」の当時のプレスでは、Wish You...のフェイドアウト寸前にバイオリンの音がかすかに聞こえますが、
    新たなリマスターと今時のオーディオでこれが聞こえるかどうか、ちょっと興味のあるところ。
    あとWelcome To The Machineの元のアイデアは恐らくサイモン&ガーファンクルのアルバムBookendsの中のSave The Life Of My Childです。
    既に物音や話し声をコラージュする手法を取り入れたり、1968年作品とは思えない、まさにプログレッシヴなアルバムなので、こちらも是非聴いてみていただきたい。

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