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　2009/07/04

カーディガン着た反復の貴公子。
タワレコ新宿店で遭遇時、
先生は鈴木清順を物色中であった。

黒ーい雲が夕方の空を覆ってる。
が、気にしない。
バイクのタイヤに釘が刺さっている。
全然、気にしない。
子供が世界をのっとろうとしている。
さっぱり、気にしない。
お湯を入れ過ぎて薄くなってしまったコーヒー。
とりあえず、気にしない。
彼女がおれから離れていく。
気にしない・・・。

心の中は、
湖池屋ポテチ「こいーの！」でいっぱいだ。
世界は一人の人間の、
そんな思いの寄せ集めで出来ている。

そんなことに気づかせてくれるアルバム。
５本の指に入れることができるアルバム。
これ以上のアルバムは、あまり見当たらない。

音と声と詩が、
過不足なく結びついた、
奇跡の名曲「ユリイカ」を、
あなたの耳にも。

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　2009/06/20

1stからBlonde Redheadを追い続けてきたけど、
ついに彼らは、ゲンズブールからの影響を完全なオリジナルに昇華。
このアルバムで独自のスタイルを完成させた。
哀しくも美しいメロディとリフが絡み合い、
聴き手を小雨降り続くメランコリック遊園地へと誘う。
このアルバムこそ、彼らの頂点であり、最高傑作だと思います。
聴けば聴くほど魅了され、何度聴いても飽きないスルメ的アルバム。
それぐらい完成されている。本当に参った。