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Review List of Behaghel 

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     2014/02/21

     購入早々にまずブルックナーの7番から聞いたが,途中で音飛びがあった。
     また3番はARCHIPEL盤よりも音が歪んでいる印象がある。3番だけ聞きたいのならばARCHIPEL盤の方が満足できる音質だと思う。

     演奏についてはヒンデミットが新即物主義を主張していたのがよくわかる演奏で,溜めたり,アゴーギグを感じることはなく流れていく。特に7番は楽譜通りに演奏する感が強く,まるで特徴のないフツーのコンサートを聴いているかのようだが,それがヒンデミットらしさかも知れない。リヒャルト・シュトラウスの指揮もこんな感じなのを思い出した。

     オーケストラは超一流とはいえないマンハイム国立劇場管弦楽団(3番)とアメリカでは超一流のニューヨーク・フィル(7番)だが,じつのところマンハイムのほうがブルックナーらしさを感じられる音色だと思う。ニューヨーク・フィルの方は「やっつけ仕事」のように聞こえた。

     音質は1960年のライブにしてはよく記録してあったなと思う。所謂マニア盤ほどの劣悪なものではない。

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     2012/02/15

    「大きな森の小さなお家」を他のCDと聞き比べたところ、明らかにこちらのCD-Rの方が冒頭のエレキギターの音量が大きく、刻みが明瞭です。これ、マスターテープの劣化問題?それともエンジニアのバランス設定が違う?このCDーRは1986年初出(シングル発売6年後)ですが、この後1993年に出された「ベストセレクション」ではエレキギターの音が小さくなり不明瞭になっています。2006年の「ベスト」も93年と同じです。2007年の「NaokoPremium」に入っているのはこの「Love」と同じ音源だと思います。(このHMVの試聴でも「NaokoPremium」の試聴ボタンを押すと自動的に「Love」の試聴内容が立ち上がります。)2010年の「ゴールデン☆ベスト」はまた少し違っているような気がします。どちらにしろこの「Love」の音源が河合奈保子さんが目の前で歌っているような空気感があり一番オーディオ的には良いと思います。残念ながら93年の音は歌唱の音量が楽器よりも大きく輪郭ははっきりしているのですが、全体的に音像が平板化している印象です。かなり集中しながら両者を比較して河合奈保子さんの歌唱を聴いてみると、「誰も触って」の「s」音、「緑の草とそよかぜ」も「そよ〜」と伸ばすところ、明らかに両者の歌唱が違います。これ、恐らく別テイクだと思います。歌唱の質そのものは93年の方がアタックも効いていて上手です。(しかしながら子音の表現やクレッシェンドが強すぎるという印象もありますが。)しかし音質は86年の方が良いと言うことだと思います。果たして80年のシングルはどっちの音だったのか?誰がご存じの方いらっしゃいませんか?(こんなことばかりやっていると何だかフルトヴェングラーのマニアみたいなことになりそうだ...。)

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     2012/01/28

     まず音がすばらしくキレイに入っています。状態の良いモノラル録音です。大編成で実演を聴いても金管に弦の音がかき消されやすいこの交響曲ですが,この録音は大変優秀だと思います。(欲を言えば録音レベルが低いように思います。いつもよりヴォリュームを上げて聴いています。)

     演奏も大変立派です。自作自演以外にはちょっと前にリリースされたバレンボイム・シカゴ響の哀愁と思い入れたっぷりの演奏が見事でしたが,このヨッフムの演奏も管弦楽の美しさの中に苦悩や未来への憧憬が込められている印象を持ちます。フルトヴェングラーと同様ナチス政権下のドイツで生活していた音楽家ですから,立場はどうあれ当時の体験をこの曲に体現できる力を持ち得たのだろうと思います。楽譜を再現した,ただ美しいだけの悲壮感のない演奏になっていないのが作品に対する好意的態度と思えます。(ヨッフムはフルトヴェングラーをどう思っていたのか興味深いです。)

     オーケストラの鋭角的な反応もステキだと思います。この曲は丸くまとまってしまうと全然面白くないので,このようにとんがった演奏をしてこそ価値があると思います。オーケストラにとってもとても難曲だそうですから,この録音を聴く限りではバイエルン放送響,一糸乱れぬ演奏でとても優れたオーケストラです。
     購入価値は充分あると思います。ステレオならバレンボイム盤しかないのですが,モノラルだと自作自演盤もあります。仏フルトヴェングラー協会の自作自演盤が最も演奏としては壮絶でこの曲らしいと思いますが,誰でもが入手できる高品質な演奏とすればこのヨッフム盤は選択肢に入れるべきでしょう。

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