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1 people agree with this review 2021/01/24
ビーバーの作品の中で、ザルツブルクミサと並んで好きな曲です。数多くの演奏を聴いてきたつもりですが、奏者2人によるものはこれが初めてでした。この曲のスコアには、ヴァイオリンと通奏低音の2人分の譜表しかなく、多くの演奏で愛用されている複数楽器のとりどりの通奏低音による演奏というのは、この長大な曲を飽きさせずに聴かせ、また演奏するための工夫でしょう。しかし、伴奏がオルガンだけのこの演奏でも退屈することはありません。オルガンは時にかなり低い音も出すし、ヴァイオリンはほんの少し絶妙なタイミングでごく控えめな装飾を施して音を紡ぎます。特別個性的な表現ではありませんが、全体的に優れた演奏といえます。レツボルとは対極にあると言えますが、どちらの演奏も好きです。
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0 people agree with this review 2020/07/21
この録音はベルティーニ、ギーレンに続く3つ目のものだと思います。どれも気迫に満ちた演奏ですが、録音は年代順によくなり、このコンタルスキーのものはサラウンドとなりました。演奏としてはギーレンのものをよく聴いていましたが、この盤を入手してからは圧倒的にこれを手に取ることが多いです。 なんと言っても演奏会場でスピーカーから流れる演説や効果音が文字通り四方から、いや、センターからも聴こえるので五方から聴こえてきて、ツインマーマンの作り上げた音響の片鱗を垣間見ることができます。 この曲に関心のある方なら既に承知のとおり、オーケストラにはVnとVaが含まれず、低音弦楽器と吹奏楽器と打楽器の構成であり、3組の混声合唱と独唱者二人とナレーター、それに5人のジャズバンドが加わります。 東京近辺在住であれば歌劇「兵士たち」や、ノーノの「プロメテオ」などの実演に接することも可能ではありましょうが、地方ではなかなかそんな機会もなく、ディスクで疑似体験するほかありません。そんな意味でもサラウンドは貴重です。 演奏はかなりの困難を伴うことは容易に想像でき、「私げんだいおんがくやってます」程度のノリでは太刀打ちできないことは明らかです。それだけに次の録音がいつ出てくるのかわかりませんが、この盤のように優れた演奏がサラウンドで聴き比べできるようになればうれしいかぎりです。 ちなみに曲の最後のほうでは、かつての日本軍の訓練で、「一、二、三、四」と掛け声をかけながら走っているであろう風景の一場面を聞き取ることができます。
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2 people agree with this review 2016/08/07
初めに一言注意しておくと、これはファゴットとコントラファゴットでの演奏であって、コントラファゴットで演奏されているのは、2曲目のシュルホフと最後の曲だけです。私などは、モーツァルトやクロンマーの曲までコントラファゴットで吹いてしまったのだと勘違いして喜び勇んで購入しましたが、最初の曲が始まると、あれ、なんか低くないな…? で、よーく見ると、ファゴットとコントラファゴットって書いてあったと言う訳です。しかし、短いながらシュルホフの低音のナイチンゲールは結構気に入りました。終わりのほうにくると、何やら聞き覚えのある音型が出てきて、なんだっけと思い返してみると、ショスタコーヴィチの8番第2楽章に出てくる音型とほぼ同じ。で、どっちかがパロッたのかと思い調べてみると、ナイチンゲールは1922年の作で、ショスタコーヴィチは1943年の作なので、引用したとすればショスタコーヴィチのほうになるのですが…。シュルホフは1942年、ナチの収容所で結核により死去しています。はたしてそんな彼の曲をショスタコーヴィチが知りえた可能性はあるのでしょうか。
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0 people agree with this review 2015/07/01
スカルソープは、ロス・エドワーズやグレアム・コンとともによく聴く作曲家ですが、ディジュリジュが入ったアースクライは、このCDで初めて聴きました(今まで2種類のアースクライを聴きましたが、どちらもディジュリジュは入っていませんでした)。CDをかけると突然この楽器の音から始まり、何が起きたのかと一瞬耳を凝らしますが、そのうち聴き慣れたオーケストラの音が被さってきて少し安心します。この楽器、ある映画の中で実際に吹いている場面を見たことがありましたが、これがオーケストラと重なって聴こえてくるとは正直驚きました。ただ意外と違和感がないのは不思議な感じがします。ディジュリジュを吹いている方は、ほかのオーケストラともアースクライを録音しており、ユーチューブでもいくつかの演奏を視聴することが出来ました。演奏自体よく整っており、録音もよくオケの音もしっかりしており、充分楽しめる内容だと思います。
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