please enable JavaScript on this site.
Guest
Platinum Stage
Gold Stage
Bronze Stage
Regular Stage
Buy Books, CDs, DVDs, Blu-ray and Goods at HMV&BOOKS online
Advanced Search
TOP > My page > Review List of Bluebell
Showing 1 - 4 of 4 items
%%header%%
%%message%%
0 people agree with this review 2025/09/28
このアルバムの特徴は2つ。ひとつはサントラ音源を使用していること、もうひとつは物語の時系列に沿って音楽が並んでいることです。この時系列とは映画順という意味ではなく、従ってエピソード3の音楽の後にエピソード5初出のダースベイダーのマーチが置かれ、エピソード4の音楽に続きます。また、サントラは初出版ではなく特別編以降の盤から採られています。そのため、コンサート用の楽曲よりも物語がある程度追えるような曲を優先した構成になっています。これら2つの特徴のため、通して聴くとまるで映画本編を見通したような充足した気持ちになります。名曲が多いスターウォーズシリーズなので、独立した楽曲が並んでいるものにも魅かれますがこちらのアルバムもとても聞き応えがあります。ただ、人によってはお気に入りのあの曲がない、といったこともあるかもしれません。私個人としては「スターウォーズのテーマ」の初出時のオープニングとエンディングをつなげた序曲バージョンがサントラ音源ゆえにないことと、「イウォーク族のパレード」が入っていないことが残念でした。それ以外は大満足です。
0 people agree with this review
Agree with this review
映画音楽の演奏は難しいと思う。サウンドトラックという「正解」「本物」があるからだ。そのため、どんなに素晴らしい演奏をしてもニセモノ、胡散臭さがつきまとう。それがスターウォーズというビッグネームであれば尚更である。そんな訳で?この演奏もあまり高く評価されてこなかったと思うが、結論から言えばとても良い演奏だと思う。元々「ジェダイの復讐」公開時に三部作を総括するアルバムとしてリリースされたものだが、当時の「帝国の逆襲」「ジェダイの復讐」のサントラが充実したものではなかったため、補完的な意味合いもあったと思う。そのためか、演奏内容、サウンド共にサントラにとても近く、ぼーっと聞いていたらサントラ抜粋と間違えるくらい。本家ウィリアムズも自作自演しているが、テンポがゆったりめだったり雄大さの表現か、時にこぶしを回したかのようなことをしているので、演奏の統一感を加味すると、ことによるとこちらの方が良いくらいである。未聴の方はぜひ。オススメです!
1 people agree with this review 2025/02/09
2025年2月9日現在、HMVでは発売前だが、別のサイトで手に入れたのでレビューします。輸入元情報によると、メトロノームに忠実な演奏に疑問を呈し、クレッシェンドではテンポを上げ、ディミヌエンドではテンポを落とす、当時の演奏様式に従って演奏したとのこと。ピリオド楽器オーケストラだし、ロマン派の濃厚な表現の、スメタナが聞いたであろう当時の演奏が聴ける!と期待を大にして聴いた。しかし…、たしかに事前情報通りの演奏である。テンポの上げ下げも頻繁なのだが、それが音楽の流れに合っていないというか、曲が盛り上がって疾走して欲しいところでテンポが下がったり、やけに細かいところでテンポが上がったり、本当に指揮者が納得した上でのテンポ設定なのか疑問が残る。たとえば、モルダウの「婚礼の踊り」のメロディの、入りの度にテンポが落ちるが、舞曲ではあり得ないであろう。あれでは踊れない。もしかしたら、機械的にクレッシェンドだからテンポを上げ、ディミヌエンドだからテンポを下げているのかも。もしそうなら、方向性は真逆だが、メトロノームに忠実に演奏したものと演奏の考え方は同じで、かつての音楽学者が幅を利かせていた頃のつまらない演奏群となんら変わりはない。少なくとも自分には、この演奏を聴いて熱い思いに駆られることはなかった。他の演奏では割りとそうなるのであるが。けなすレビューになってしまったが、自分とは表現が合わなかっただけかもしれない。オケの実力は高い。アンサンブル精度も高く、表現も意欲的、軽いポルタメントがかかる演奏も悪くない。録音も良い。似たタイプの演奏がない唯一無二のものであるだけに、気に入った人にはハマるかもしれない。
1 people agree with this review
0 people agree with this review 2025/02/09
凄い演奏だ。今までの名演を過去のものに追いやるだけのポテンシャルを持っている。一聴すると「ふわっ」とした演奏に聞こえるが、ぼやっとした演奏でなく、羽毛で耳を触られているような、音が刺さらない演奏なのである。理由は音の処理にあり、音の出だしは小さめにし、直後に音を膨らませ、さらに音価を短くし、ディミヌエンド気味にして次のフレーズにつなぐ。それを旋律の区切りではなく短いフレーズごとに行っているのだ。次に、音の重ね方。低音を抑え気味にして宙に浮いているような和音で演奏している。さらに他の演奏では埋もれがちなちょっとしたパートを浮き上がらせているのが新鮮。それでいて奇抜には聞こえない。そしてオケの音の美しいこと。録音の良さと演奏と相まってとても豪華に聞こえる。ポペルカの解釈も決してオーソドックスなだけではなく、たとえばモルダウの月光、水の精の踊りでは繰り返される旋律の解釈を1回目と2回目で変えるなどとても芸が細かい。輸入元情報に「細部にまでこだわった」とあるが、そんな一言では片づけられないほどのこだわりとオケの一音一音までコントロールがきいている様子が伝わってくる。なにより指揮者とオケが愛情をもって慈しむように曲を奏でているのがよく伝わってくる。この演奏は、かつての巨匠達のように、チェコの人々が歩んできた苦難の歴史を肌感覚で知っている者にしか表現できないものはないかもしれない。けれども、そういったものがなくても、曲を慈しみ、考え抜いた解釈で大事に演奏すればそれらに匹敵する演奏が可能であることを充分に証明したものと言える。なお、スメタナの交響詩すべてと、録音の少ない祝典交響曲、名指揮者セル編曲の「わが生涯より」がカップリングされているのもうれしい。必聴です!
Back to Top