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Review List of prince coffee #2 

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     2021/04/11

    「大使館外交」の分野に基礎研究があることすら知らなかったが、日本語で一般人が入手できる価格・情報の書籍として本書は価値が高い。近世以降の世界史(国際関係史)について重要事項を網羅し、各国の心理的な距離(温度差)と、時間軸での外交政策の転換点を明示するデータ集でもある。都内の大使館マップつき。参考文献や本家の米国データベースの元ネタの説明も納得。

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     2021/04/11

    本書には定期試験を超えるものも理解のためにけっこう見られるので、時代順すら分かっていない完全な初学者向けでもない。大学受験の答案に必要な内容のさらに半歩先のストーリーを知ってれば、実は因果関係は明快だから暗記も苦にならないよと著者は伝えたかったようだ。ありがちな疑問点の答えは大量に分かるので有益な参考書だと思う。

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     2021/04/11

    「詳説世界史研究」よりシンプルだが一般的な教科書よりも高度。高校教科書の範囲に沿って全世界の主要時代・地域を一通り網羅した感じ。上下で同一著者な上に平易な「ですます調」文体に統一され読みやすい。
    初めて世界史を勉強する知識皆無な生徒も検索しやすいようにという配慮か、教科書的な構成なので、細部まで説明しようとする姿勢もあって、時系列的にも、同時代的にも、複数章を横断する理解が難しいのは難点。

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     2021/04/11

    早慶対策ほどマニアックすぎない大量のエピソード解説が延々と続く。公立高校の世界史の授業で、無味乾燥の教科書を肉付けして物語風に聴かせようと工夫した教師のトーク原稿である。脱線は少なく細部は詰めてる一方で正統的高校授業のストライクゾーンは維持してる。読者が主軸から迷わないように章立て自体も教科書風。説明がかなり煩雑な部分もかんたんに記述できている。この印象は今読み返しても、初読時点から変わらない。

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     2021/04/11

    彼を知ったとき彼は既にハードルに転向して日本代表だった。素の人格は遠すぎてよくわからなかった。「著者の意見を“共感できるなあ”と表面的に錯覚させてくれ」ることで、いい意味で「言外のさらなる闇の深さにぞっとした」のが本書の第一印象。ツイッターなどの発信頻度も増して敷居は下がったが、彼の言動は20代からの延長と思う。たぶん彼には心の引っかき傷や嫌な経験がまずあって(指導者につかず叩かれたり)、その妥協と我慢の線引きの結果生まれた無数の教訓(基準)が本書の骨格。もっとも、素人が全部を鵜呑みしたら大やけどしそうだなというのが読後感だった。

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     2021/04/11

    放映中から固有名詞がバンバン出てくる作品だった。私と違って「アニメを見ずに小説版から読み始めた」人がどう感じるかはまったくわからない。信者でもないし聖地巡礼もしたことないが、本放送時の本編は個人的に嫌いじゃなかった。思わず無数の突っ込みをいれつつも毎週必ずテレビの前で見続けていた。キャラの名前とかが多少あざといものの、本質的には問題ない。当時さすがに泣きはしなかったが、放送直後にいい余韻が残った作品だったので悪い印象はない。

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     2021/04/11

    アニメの演出の記憶を基準に思い出に残していた自分としては、小説版はあくまで別の作品だと予め覚悟してから読む必要があった。細部の説明は小説なりに多めだからアニメの補完としては機能してるが、微妙に小説版は演出が変更されてるので、ここは意識的にエヴァのようなパラレルワールドだと思いながら読んだ。全体的には「はぁなるほど」という感じで読了した。

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     2021/04/11

    この世界で生きる人たちの心のかすり傷や、そこにある闇の深さをこの著者は分かっているのだ。私の周囲にも似た人々が多すぎたのか、場面をリアルに想像しすぎて記憶の走馬灯が脳内を止まらなくなってしまう。この本を読むと、私はこんなに年月がたったのに、自分の学生時代を総括できていないらしいとはっきりと思い知らされた。

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     2021/04/11

    時代の変遷は怖い。過去に気付かなかった幸福を今の自分なら感知できたりする。
    そして当時感じていた幸福が残酷な結末を招く例も、今日の自分はすでにいくつも見聞きしてしまった。自分の幸福・不幸センサーは今も昔も精度が悪いようだ。本書は作者の人生を通り過ぎた死屍累々の理系人への鎮魂歌に見えた。

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     2021/04/11

    この数年で読んだ小説の中で最高の評価を与えたい。はるか昔の狂おしいまでの個人的な経験・記憶がそのまま小説になって現れた感じがした。読んでいる途中でそれに気付きながら、最後まで一気に読んだ。読むのに時間をかけていられないほどの切ない感情がどんどん胸の奥底から湧きあがって止まらなかった。

    結論から言うと本書の結末は、やや意外な展開と余韻で終わる。学内や海外の学界での評価基準は一様ではないのに、いちいち一喜一憂せざるをえない不安な道なのは昔から変わらないし、そこにこそ真の人生の喜びが潜んでいる。しかしその苦しい生活自体が今思えば幸福だったし、実際に日常の小さな喜びもあった。時間が過ぎて場所も変わった今でもなお、自分はそんな迷いを続けているのかもしれない。

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     2021/04/11

    思った以上に社内政治の権力闘争の歴史であった。創業から本誌と称される文藝春秋と人事異動が頻繁に行われているのに文化が異なる異様な社内政治、二誌の周囲の別雑誌との差別化と人員吸収の歴史。とてもじゃないが社外の人間がどうこう言える環境ではないのに、日本最強と言われる文春砲を維持する編集長は超人出ないと務まらないのがよく分かる。内部出身者でなければこれはかけなかった本だとすぐわかる。おすすめ。

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     2021/04/11

    著者は元トップアスリート。思考方法は哲学者。概念、原理、再始発という哲学の思考方法を用いて陸上に取り組み、原理を見抜いて社会還元を試みている。ハードル競技以外の事情を知らないという自分の無知を出発点として、普遍性の高い仮説へと拡張させようとしている。処女作の反響への回答を下地にして書かれた書籍のようで、読者との対話のような感触も感じられる。

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