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Review List of tonton Luc 

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     2011/08/22

    あれから、5ヶ月というもの、

    ことばに渇いていた者の前に、ようやく届けられた本作には、

    驚きを通り越して眩暈を覚えさせられてしまいました。

    たとえば、端無くもエリザベス・マッケンジーとめぐりあってしまった

    「僥倖」なる概念が、自らの意味を確認しなおしたうえで、

    この未知との遭遇には、やはり、おのれの名が与えられるほかはないと

    悟ったときにおぼえたはずの慄きを、

    この摯実な本を手に取った全員が共有することになるでしょう。

    祈ることで保証されるのが若さなのだということも、

    野合とはほど遠い連帯の振る舞いを演じている

    この本の豪勢きわまりない執筆者たちは

    改めてわたし(たち)に教えてくれました(ます)。

    復旧をではなく、復興を祈る者にとって必読です。

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