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0 people agree with this review 2009/05/04
'00年発表。デビュー21年目を迎えたU2の通算10枚目のスタジオ・アルバムだ。"本作は初期の頃の彼らに戻ってるよ"。どこからともなくそんな話が耳に入っていたので、今作を聴く前にあらためて既発アルバムを全部聴き返すことにした。初期と後期のライン引きには少々抵抗を感じるが、ボノのボーカルで考えれば、シンプルなサウンドをバックに力強さが前面に出ていた80年代、ハイパー・サウンドの中を泳ぐロック・スターを気取っていた(意図的な)90年代と区別するのがわかりやすいだろうか。それを前提に今作に耳を傾けると"初期に戻った"と感じるのは、なるほど、と頷ける。しかし、原点回帰とうたってしまうにはあまりに単純すぎるだろう。あたりまえだが、この作品が今ここに在るのは過去の作品があってこそだ。全12曲を楽曲単位で吟味すれば、そこには間違いなく「ボーイ」(80年)も「ヨシュア・トゥリー」(87年)も「アクトン・ベイビー」(91年)も「POP」(97年)の要素も混在している。彼らは決して自分たちの過去を否定することなく、現時点で演りたいことを体現した。その結果、根強いファンの大方が支持する"U2らしいサウンド"になったに過ぎないのだ。 アルバム・タイトルを直訳すれば「置き忘れてはいけないもの」になる。「もの」の解釈は、歌、LOVE、結束力、未来指向……と様々だが、それはリスナー個々が感じたものが正しいだろう。それでも、ジャケット写真が空港ロビーというのは感慨深い。出発と帰着、別れと再会の場であることに変わりはないからだ。
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'00年発表。自分がB'zが好きだというと、相手と場合によっては怪訝な顔をされる。イヤ、べつにイイんだけどさ。たぶん、そういう人はろくに聴きもせずに、売れてる音楽イコール悪みたいな偏狭な考えなんだろう。自分がB'zを面白いと思ったのは17年くらい前で、その頃ガンズなどに夢中だったので、わりに入りやすかったのだと思う。日本人のハード・ロック好きは民族の特性なのか、ここ30年のセールスでも証明されている。その理由については諸説あるだろうが、マッチョな男性性とそれに一見相反するような"泣き"の美学にありそうな気がしている。気合いとか好きな国民ですからね、我々は。B'zが圧倒的に支持され続けている理由を考えると、日本人の体質にまで及ぶわけで、ハード・ロックを歌謡曲レベルにまで浸透させた頂点といっていいと思う。通算11枚目のアルバムである本作もかなりハンパでない力作。ウマイな-、もう、って唸っちゃいましたよ。脂がのりまくった演奏とボーカルにオトナの男の色気と気迫がビシビシクル!この重量感は貫禄すら漂う。自分が信頼できるのは、時代や流行にヘンな色気を出さずに己の道を堂々と行く姿勢にあるのだが、そういう成熟をめざしている人って、いそうでいない。結構流行に弱い国民でもあるのだ、我々は。さすがに最近は王道のハード・ロックと呼べるバンドはベテランばかりになってきた。が、日本はB'zがいる限りその血は絶えないだろう。職人の至芸を見るような思いで、B'zを聴く。ハード・ロックの国民栄誉賞があったら、差し上げたい。
1 people agree with this review 2009/05/04
'00年発表。94年に出たアコースティック・ウォリアーズ名義のライブ盤以来の作品だ。ホット・リックス名義となると、73年の「ラスト・トレイン・トゥ・ヒックスヴィル」以来だし、そのあと78年に出たソロ名義の「イット・ハプンド・ワン・バイト」も実質的にはホット・リックスによるアルバムだったとして、それにしても20年以上のごぶさた。ファンにとっては"まさか出るとは思わなかった"的1枚だろう。往年のホット・リックスのメンバーとはがらりと顔ぶれが替わっているものの、唯一バイオリンのシド・ペイジがラインアップに復帰。ダンとシドの間には様々な確執が噂されており、まさかもう一緒にやることはないだろうと思っていただけにびっくり&感激。アコースティック・ウォリアーズでは聴かれなかった女性コーラス隊も新生メンバーで復活して。黄金のダン・ヒックス・サウンドが見事、ミレニアム・バージョンで登場といった
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'00年発表。約3年振りとなるオリジナル・フル・アルバム。単調になりがちな打ち込みのリズムをこんなにセクシーにできてしまうのも彼らならでは、などと感銘しているひまもなく、続々と続く終焉をイメージさせるディープな世界観。美しくもはかなく、そして敬虔ささえ感じさせるボイスに構築されたサウンド、これぞ誰もが憧れる究極のデカダンスか?現実に広がるのはサイバーな世紀末の、うたかたの楽園。
'00年発表。多くの人に惜しまれつつ解散したBJCが最後の燃焼を見せてくれた横浜アリーナでの2デイズ(00年7月8・9日)から、1日目の模様を完全収録した2枚組ライブ盤。フル・チャージで疾走する切れ味鋭いロック・パフォーマンスをパック。ぜひとも持っていたいアイテムだろう。
'00年発表。前作「OKコンピューター」から約3年、こんなにも世界に待ち焦がれられていた作品も近年稀。その重圧に立ち向かえる仲間がいて良かったね、トム。もっとも彼らの未知なるものへの情熱は半端じゃないけれど……。彼らの結論はこうだ。もう感情を描こうとは思わない。ただ人生だけを、人生そのものを描く。人と人の間に存在するもの。空間や音や色を描こうと。その答えはアルバム冒頭でいきなり登場。ジョニーによって散切りされたトムの無機的な声は「全てがあるべき所にある」と繰り返す。そして「僕の頭の中には2つの色がある」とも。乱調こそ正しいあり方である。選択肢は偶然/必然であり無限でもあり、何を選ぼうともあるべき所に流れ着くと歌われるこの歌はある意味人生の答えなき答えであり、"Let it be"だ。変化の方向性がいかなるものであれ恐れずそれに身を委ねた彼らは我々を氷山に囲まれた非現実空間を漂わせたり、いらつく現実のせわしない空間に連れていったり、夢と現実、その臨界地点を一瞬五感に記憶させる。もしも全景をリアルに感じ取れる人がいるなら相当なイマジンを持ち合わせた勇敢な人だ。風景画のような本作に映るものは聴く人の姿。よって人によって子守唄のようにやさしいものであり、白昼見る悪夢のように恐ろしいものであり、無でもある。例えばエレクトロニカの影響を受けたアンビエントとか何とかその手法を語ることも可能であるけれど、作り手もその音楽な本質もそんな次元に留まらない。恐怖も含め美しく感動的な作品である。
'00年発表。椎名林檎はこれまでに"先攻エクスタシー""学舎エクスタシー""下剋上エクスタシー"の3回のツアーと、バンド"発育ステータス"として"御起立ジャポン"ツアー、それに、飯塚市の嘉穂劇場で"座禅エクスタシー"を行っている。この「椎名林檎 絶頂集」と名付けられた8cm CD 3枚組は、エクスタシー=絶頂というライブ集だ。彼女はデビュー時から「ライブ活動をしたい」と強く希望していた。椎名林檎にとってライブはなくてはならないものなのだろう。実際、ツアーのたびに彼女はCD未発表の曲をステージで披露してきた。そのことは多くの椎名林檎ファンがライブを観たいと願う大きな要因となってきた。このCDはライブでしか聴くことのできなかった曲が集められている。絶頂1は"下剋上エクスタシー"から、絶頂3はすべて書き下ろし曲で行われた"御起立ジャポン"から、そして絶頂2は99年秋の"学舎エクスタシー"で演奏された曲が00年の5月、スタジオ・ライブでレコーディングされている。ほとんどパンキッシュな曲ばかり。椎名林檎のアルバムを聴いてライブに行った人が、サウンドの破れ目まる出しのステージに驚くのと同じショックがこのCDにはある。それもCDでは未発表の初対面の曲が爆音で演奏されるのだから。しかしそれは椎名林檎の意図する所であって、ライブでしか表現できないものを、彼女はよく知り、それが確実に彼女の重要な一部であること
'71年発表。ブラザー・レコード(配給元はリプリーズ)での2作目のアルバム。ビーチ・ボーイズのアルバムとしては間違いなくAクラスに入るはずの傑作だ。幻のアルバム「スマイル」のためにブライアン・ウィルソンとヴァン・ダイク・パークスが共作したタイトル曲の素晴らしさはあえて今さら言うまでもないだろうが、それと同時にカール・ウィルソンの健闘が目立つアルバムでもある。スマッシュ・ヒットしたシングル曲A、ブルース・ジョンストンが書いた未来のスタンダード曲C、ブライアンが提供した唯一の新曲Hなど名曲も多く、当時の時代背景や新しい手法を取り入れたDやEなどでの意欲的な試みも評価できる。ビーチ・ボーイズといえば初期のサーフィン・ソングやホット・ロッド・チューンしか連想できない輩には羽交い締めにしてでも聴かせてやりたい名盤だ。
'00年発表。ジャンルを越え、グローバルに独自の音楽を発信する新世代の最重要アーティストのひとり、ケン イシイのひさびさの本作だ。映画「ホワイトアウト」のテーマとして作られた@にはソウルやハウスのフレイバーがあるし、そのボーカル・ミックスLはさらにその色が強い印象。そのほか、ジャズ、ファンク、ラテン、ダブなどが、テクノを基にしながら自然に融合。クール&ハードとロマンチックの両面がある。
'00年発表。ビョークの初主演作品ということで話題を集め、同年のカンヌ映画祭で見事グランプリに輝いたミュージカル映画のサントラ。もちろん、ビョークが音楽を手がけており、収録曲の大半は彼女とマーク・ベルの共同プロデュース。よってビョークの前作「ホモジェニック」同様、壮麗なオーケストレーションと打ち込みが巧妙に組み合わされており、テクノ/エレクトロ系の音楽ファンの耳も刺激するサントラに仕上がっている。 @?Fは、いずれもこの映画のために書き下ろされた曲。ミュージカル映画のサントラだけに、Aは往年のハリウッド・ミュージカル映画の音楽を現代風にアレンジしたような曲だ。言うなれば、ビッグ・バンド・ジャズをインダストリアル・サウンドで再現したような曲で、女優のカトリーヌ・ドヌーヴも歌を披露している。続くBは、ビョークとレディオヘッドのトム・ヨークのデュエット。こちらはクラシックとエレクトロの要素を融合したナンバーで、メランコリックな雰囲気が漂っている。ちなみにAには工場の機械の音、Bには機関車の汽笛の音が入っている。つまりこれらの音源はまさしくサウンドトラックで、映像を想像しながら聴くと、よりいっそう面白味が増す。無論、ビョークの歌は相変わらず変幻自在で、いたってエモーショナル。アクの強いサウンドに拮抗、あるいは凌駕している。サントラとはいえ、頭のてっぺんから爪先までビョークといった感じの秀作。そしてこのサントラを聴くと、明日にでも映画を観たい、という強烈な欲求が沸き上がってくる。
3 people agree with this review 2009/05/04
'00年発表。イギリスのNMEのプッシュを受け、同年の5〜6月にかけてはミューズとのジョイント・ツアーを行っていた4人組の新人。メンバーは全員21〜22歳という若さだが、アコースティックな要素も生かしたサウンドは陰影に富んだ繊細なもので、並外れた器の大きさを感じさせる。特にギターもピアノもこなすフロント、クリス・マーティンの高音でささやくようなボーカルの醸し出すロマンチシズムは圧巻だ。
3 people agree with this review
'00年発表。この男が調子がいいときは、ブラーは絶好調になる。次のブラーのフル・アルバムはすんごい作品になるんじゃないか、と闇雲に今から確信したくなるようなグレアム・コクソンの2ndソロ・アルバムの登場だ。とにかく、今作は無邪気な笑顔が大全開。だって1曲目から、自分の好きなスケート・ボーダーの名前をとって"ジェイミー・トーマス"だもん。アメリカのボストン・ポスト・パンクのミッション・オブ・バーマの曲までカバーしちゃって。サックスやピアノを含め様々な楽器を自分で演奏し、なんだかとても楽しそうにパンクからヘビー・ロック、それにノイジーなプログラミング・サウンドがあるかと思えばアコースティックな柔らかさも含まれて。ふふ。 ここで「僕の好きな世界」を縦横無尽に走り回っているグレアムだが、しかし、その世界を閉じたものにする気は毛頭なさそうだ。つまり、前作が作ることで自身が行き着く開放感とカタルシスに焦点が当てられていたとしたら、今作は「聴かれる」ことを意識していると思えてならない。それは歌詞に目を向けるとより鮮明で、まるで奥田民生のような不条理詩人っぷりを発揮しながら、研ぎ澄まされた目線による生の真実がいくつも隠されている。「彼はヒーロー/僕はゼロ」「毎日が煙草と失敗/僕が諦めて死ぬまで煙草と失敗」-これらの一見ネガティブこの上ない言葉を、一緒に世を儚む空虚さとしてでは
'00年発表。インディーズ時代からライブを中心に活動してきた彼らの初のアルバムがついに完成。プロデューサーに藤井麻輝(元ソフトバレエ)を迎えた今作は、ライブで人気の高い曲を中心に構成されており、ストレートなロック・ナンバーもあれば、ハードコア系もあり……とまさにゴッタ煮状態。"こういうバンド"と決めつけられるのを避けるかのようなアプローチの数々、そのミックス感がとても心地よかったりする。
'00年発表。90年代初頭、エキセントリックなサウンドとパフォーマンスでUKシーンを、あっと言わせたバンド、デイジー・チェインソーのシンガーとギタリストによる新バンドのデビュー盤。デイジー・チェインソー譲りのゴシック色濃いガレージ・パンク・サウンドを聴かせる。英NME誌に「サイコなビョーク」と絶賛(?)されたケイティの危ないロリ声とアナーキーなサウンドは、あまりにも危険な香りに満ちている。
2 people agree with this review 2009/05/04
'00年発表。ロックの日にリリースされたハイロウズの本作は、今までとはひと味違う匂い。ヒロトが6曲、マーシーが8曲。ミディアム〜スローの夏の夕暮れっぽい曲が多いせいか、かき立てられるというよりは静かにときめく感触が強くて。でも彼らの熱ってせつなさと等しいものだから、これもまたハイロウズらしいってことなんだよね。うん。Gはゆらゆらのカバー…かと思ったらヒロト作のGSぽいナンバーでした。失礼。
2 people agree with this review
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